4 / 78
アルテミリアス魔法学園 1
しおりを挟む
モートンさんと院長先生の三人で話し合いをしてから数日後、孤児院の前に学園の紋章が描かれた馬車が止まっていた。
周囲の人々も凄い馬車が孤児院の前に止まっていると、物珍しいものを一目見ようと集まっている。
学園の制服を着て専用の学生鞄を手に持って孤児院から出た僕は、緊張と照れで若干顔が赤くなっていた。
「それじゃあリアム君。体調には気を付けて過ごしなさい。なにかあったら戻って来てもいいんだからね」
「はい、院長先生。ありがとうございます……それじゃ皆、行ってくるね!」
僕は馬車に乗ると、見送りに来てくれた先生と孤児院の皆に馬車の中から姿が見えなくなるまで手を振っていた。
手を振る皆の姿が見えなくなると姿勢を戻し、正面に座るモートンさんを見る。
モートンさんは僕が学園に入る為に推薦してくれた魔法師なので、学園に行くまでの道のりを保護者として同席してくれることになっている。
「……寂しいかい?」
「寂しくない……と言えば嘘になるけど、これからいろんなことを学べるっていうのは、楽しみの一つかな」
「そうだね。学園に行けば学ぶことは多岐に渡ると思うし、途中入学になるから友好な人間関係を築くのに少し大変だとは思うけど、何かあれば『魔塔』にいるから手紙を出してくれ」
「はい、ありがとうございます」
封筒を出せば直接モートンさんの元へ手紙が届く、魔法の便せんと封筒を数枚もらったので大切に鞄の中に仕舞っておく。
僕は鞄を両手で抱きしめながら、学園ではどんな人との出会いがあるんだろうと胸を躍らせていたのだった。
モートンさんの話では、僕がいた町から学園がある場所まで馬車で移動しても通常一ヶ月以上かかるらしいんだけど、都市と都市を繋ぐ『魔通路』を通れば一瞬で行き来することが出来るんだって。
ただ、一般の人が使う魔通路と貴族が使う魔通路は別々に別れているのと、商業用と軍事用などと使う種類が分かれているんだとか。
まぁ、いろんな魔通路があるんだということは分かったかな。
途中お昼休憩を取りながらも馬車に揺られながら外の景色を眺めていたら、元いた町から二つ分ほど離れた商業が栄える街へとやって来た。
そこは僕がいた町よりも都会化が進んでいて、立ち並ぶ家々を見ながら口をぽかんと開けているとモートンさんに笑われてしまった。
「ふふふ、そろそろ魔通路の門に入るよリアム君……ほら、前を見てみれば見えるよ」
馬車の窓に顔をくっ付けるようにして前方を見れば、見上げるくら巨大な門があるのが見えた。
門の扉は開いていて、馬車が通る場所……というか門の中がまるで水が波打っているようだ。
「も、モートンさん、魔通路の中って水に覆われているんですか?」
「あれは水のように見えるけど、強力な『魔力』があの場で漂っているんだよ」
「魔力?」
「そう。学園に行って『魔法科』の中でも『魔法特進科』に進むことがあれば学ぶと思うけど――」
モートンさんは魔通路の仕組みについていろいろと教えてはくれたんだけど、僕にはサッパリ分からなかったのでウンウンと頷いておいた。
それから門の側まで馬車が進むと、御者台に座っている人が門番みたいな人に通行証みたいなものを見せている。
そしていざ魔通路の中へ!
ワクワクしながら魔通路の中に入れば、ほんの一瞬だけ眩い光に包まれて目を閉じる。
少ししてから目を開けると――学園近くの魔通路に着いていたようだった。
魔通路から出て馬車を十分ほど走らせれば、学園の門前にまで来ていた。
「はい、到着したよ」
「え、もう……?」
「魔通路を使えば本当に一瞬だからね」
なんと言うか、孤児院を出発してからここに着くまで二時間もかかっていないからか、学園に着いたという実感がない。
馬車から降りて、モートンさんに連れられて学園の中に足を踏み入れる。
授業中なのか他の学生の姿は見当たらない。
これから編入の手続きをするために学園長に会いに行くと言われ、二人で静かな廊下を歩き続ける。
学園の敷地に入ってから歩き続けてからニ十分ほど経って、ようやくモートンさんが立ち止まった。
「ここが学園長室だ。ふふ、怖い人じゃないからそんなに緊張しなくても大丈夫だよ」
「は、はい」
緊張しなくてもいいとは言っても、絶対緊張するに決まってる。
ガチガチになった手足を動かしながらモートンさんに続いて部屋に入ると、机を挟んで両向かいに並べられているソファーの一つに、長い髭が特徴的なご老人が座っているのに気付く。
「おぉ、モートン君よく来たのぅ」
「学園長お久しぶりです」
「うむうむ……ところで、君の後ろにいるのが例の子かのぅ?」
「はい。……リアム君」
「あ、はい。あの、リアム・セレグレイトです。十三歳です。よろしくお願いします!」
「元気があってよろしぃ」
長い髭の学園長は僕とモートンさんに向かい側のソファーに座るように勧めてから、モートンさんに顔を向ける。
「モートン君が言うから間違いはないとは思うが……一応確認の為に、ワシの方でもリアム君が浄化師の卵かどうか確認をしようと思うが、いいかのぅ?」
学園長にそう聞かれたモートンさんは「はい、大丈夫です」と頷く。
「では早速始めるとしようかのぅ」
なにをするのかと見ていると――学園長が空中で指をクルリと振るうと、机の上に光と共に黒紫色に染まった水晶が出現した。
「リアム君、すまんがこれに片手でもいいんで触れてみてくれんかね?」
「は、はい」
なにが起きるのだろうと緊張しながら腕を伸ばして水晶に触れると、僕が触れた部分から黒紫色の水晶のごく一部が透明になった。
「ふむ……確かに浄化する能力は有しておるな」
学園長は長い髭を片手で撫でつけながら水晶から視線を離し、僕に目を向けニッコリと笑う。
「リアム君、『アルテミリアス魔法学園』へようこそ。君の入学を許可しよう」
「あ、ありがとうございます! 僕、頑張ります!」
立ち上がってそう叫ぶと、「ホッホッホッ。元気がいいのぅ」と笑われてしまった。
周囲の人々も凄い馬車が孤児院の前に止まっていると、物珍しいものを一目見ようと集まっている。
学園の制服を着て専用の学生鞄を手に持って孤児院から出た僕は、緊張と照れで若干顔が赤くなっていた。
「それじゃあリアム君。体調には気を付けて過ごしなさい。なにかあったら戻って来てもいいんだからね」
「はい、院長先生。ありがとうございます……それじゃ皆、行ってくるね!」
僕は馬車に乗ると、見送りに来てくれた先生と孤児院の皆に馬車の中から姿が見えなくなるまで手を振っていた。
手を振る皆の姿が見えなくなると姿勢を戻し、正面に座るモートンさんを見る。
モートンさんは僕が学園に入る為に推薦してくれた魔法師なので、学園に行くまでの道のりを保護者として同席してくれることになっている。
「……寂しいかい?」
「寂しくない……と言えば嘘になるけど、これからいろんなことを学べるっていうのは、楽しみの一つかな」
「そうだね。学園に行けば学ぶことは多岐に渡ると思うし、途中入学になるから友好な人間関係を築くのに少し大変だとは思うけど、何かあれば『魔塔』にいるから手紙を出してくれ」
「はい、ありがとうございます」
封筒を出せば直接モートンさんの元へ手紙が届く、魔法の便せんと封筒を数枚もらったので大切に鞄の中に仕舞っておく。
僕は鞄を両手で抱きしめながら、学園ではどんな人との出会いがあるんだろうと胸を躍らせていたのだった。
モートンさんの話では、僕がいた町から学園がある場所まで馬車で移動しても通常一ヶ月以上かかるらしいんだけど、都市と都市を繋ぐ『魔通路』を通れば一瞬で行き来することが出来るんだって。
ただ、一般の人が使う魔通路と貴族が使う魔通路は別々に別れているのと、商業用と軍事用などと使う種類が分かれているんだとか。
まぁ、いろんな魔通路があるんだということは分かったかな。
途中お昼休憩を取りながらも馬車に揺られながら外の景色を眺めていたら、元いた町から二つ分ほど離れた商業が栄える街へとやって来た。
そこは僕がいた町よりも都会化が進んでいて、立ち並ぶ家々を見ながら口をぽかんと開けているとモートンさんに笑われてしまった。
「ふふふ、そろそろ魔通路の門に入るよリアム君……ほら、前を見てみれば見えるよ」
馬車の窓に顔をくっ付けるようにして前方を見れば、見上げるくら巨大な門があるのが見えた。
門の扉は開いていて、馬車が通る場所……というか門の中がまるで水が波打っているようだ。
「も、モートンさん、魔通路の中って水に覆われているんですか?」
「あれは水のように見えるけど、強力な『魔力』があの場で漂っているんだよ」
「魔力?」
「そう。学園に行って『魔法科』の中でも『魔法特進科』に進むことがあれば学ぶと思うけど――」
モートンさんは魔通路の仕組みについていろいろと教えてはくれたんだけど、僕にはサッパリ分からなかったのでウンウンと頷いておいた。
それから門の側まで馬車が進むと、御者台に座っている人が門番みたいな人に通行証みたいなものを見せている。
そしていざ魔通路の中へ!
ワクワクしながら魔通路の中に入れば、ほんの一瞬だけ眩い光に包まれて目を閉じる。
少ししてから目を開けると――学園近くの魔通路に着いていたようだった。
魔通路から出て馬車を十分ほど走らせれば、学園の門前にまで来ていた。
「はい、到着したよ」
「え、もう……?」
「魔通路を使えば本当に一瞬だからね」
なんと言うか、孤児院を出発してからここに着くまで二時間もかかっていないからか、学園に着いたという実感がない。
馬車から降りて、モートンさんに連れられて学園の中に足を踏み入れる。
授業中なのか他の学生の姿は見当たらない。
これから編入の手続きをするために学園長に会いに行くと言われ、二人で静かな廊下を歩き続ける。
学園の敷地に入ってから歩き続けてからニ十分ほど経って、ようやくモートンさんが立ち止まった。
「ここが学園長室だ。ふふ、怖い人じゃないからそんなに緊張しなくても大丈夫だよ」
「は、はい」
緊張しなくてもいいとは言っても、絶対緊張するに決まってる。
ガチガチになった手足を動かしながらモートンさんに続いて部屋に入ると、机を挟んで両向かいに並べられているソファーの一つに、長い髭が特徴的なご老人が座っているのに気付く。
「おぉ、モートン君よく来たのぅ」
「学園長お久しぶりです」
「うむうむ……ところで、君の後ろにいるのが例の子かのぅ?」
「はい。……リアム君」
「あ、はい。あの、リアム・セレグレイトです。十三歳です。よろしくお願いします!」
「元気があってよろしぃ」
長い髭の学園長は僕とモートンさんに向かい側のソファーに座るように勧めてから、モートンさんに顔を向ける。
「モートン君が言うから間違いはないとは思うが……一応確認の為に、ワシの方でもリアム君が浄化師の卵かどうか確認をしようと思うが、いいかのぅ?」
学園長にそう聞かれたモートンさんは「はい、大丈夫です」と頷く。
「では早速始めるとしようかのぅ」
なにをするのかと見ていると――学園長が空中で指をクルリと振るうと、机の上に光と共に黒紫色に染まった水晶が出現した。
「リアム君、すまんがこれに片手でもいいんで触れてみてくれんかね?」
「は、はい」
なにが起きるのだろうと緊張しながら腕を伸ばして水晶に触れると、僕が触れた部分から黒紫色の水晶のごく一部が透明になった。
「ふむ……確かに浄化する能力は有しておるな」
学園長は長い髭を片手で撫でつけながら水晶から視線を離し、僕に目を向けニッコリと笑う。
「リアム君、『アルテミリアス魔法学園』へようこそ。君の入学を許可しよう」
「あ、ありがとうございます! 僕、頑張ります!」
立ち上がってそう叫ぶと、「ホッホッホッ。元気がいいのぅ」と笑われてしまった。
101
お気に入りに追加
241
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
転異世界のアウトサイダー 神達が仲間なので、最強です
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
告知となりますが、2022年8月下旬に『転異世界のアウトサイダー』の3巻が発売となります。
それに伴い、第三巻収録部分を改稿しました。
高校生の佐藤悠斗は、ある日、カツアゲしてきた不良二人とともに異世界に転移してしまう。彼らを召喚したマデイラ王国の王や宰相によると、転移者は高いステータスや強力なユニークスキルを持っているとのことだったが……悠斗のステータスはほとんど一般人以下で、スキルも影を動かすだけだと判明する。後日、迷宮に不良達と潜った際、無能だからという理由で囮として捨てられてしまった悠斗。しかし、密かに自身の能力を進化させていた彼は、そのスキル『影魔法』を駆使して、ピンチを乗り切る。さらには、道中で偶然『召喚』スキルをゲットすると、なんと大天使や神様を仲間にしていくのだった――規格外の仲間と能力で、どんな迷宮も手軽に攻略!? お騒がせ影使いの異世界放浪記、開幕!
いつも応援やご感想ありがとうございます!!
誤字脱字指摘やコメントを頂き本当に感謝しております。
更新につきましては、更新頻度は落とさず今まで通り朝7時更新のままでいこうと思っています。
書籍化に伴い、タイトルを微変更。ペンネームも変更しております。
ここまで辿り着けたのも、みなさんの応援のおかげと思っております。
イラストについても本作には勿体ない程の素敵なイラストもご用意頂きました。
引き続き本作をよろしくお願い致します。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話
菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。
そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。
超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。
極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。
生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!?
これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。
クラス転移したひきこもり、僕だけシステムがゲームと同じなんですが・・・ログアウトしたら地球に帰れるみたいです
こたろう文庫
ファンタジー
学校をズル休みしてオンラインゲームをプレイするクオンこと斉藤悠人は、登校していなかったのにも関わらずクラス転移させられた。
異世界に来たはずなのに、ステータス画面はさっきやっていたゲームそのもので…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる