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思い出と一粒の葡萄
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「ようやく雨が晴れたようだな……」
窓から外を見ると、数日前から振り続いていた雨がようやく止み、月と星が見えている。
周りに人がいないような山奥の丸太小屋に一人で住んでいるからか、町に比べて夜空に浮かぶ星々などが鮮明に見える。
窓枠部分に置いていた手乗りサイズの人形をツンツンと突いてから、部屋の端に置かれている食器棚へと向かう。
そこからコップを手に取り茶葉を入れ、ストーブの上で温めていたポットのお湯を注ぐ。
熱い湯気から仄かに香る茶葉の香りに、無意識に口元が緩む。
溢さないように気を付けながら歩いて椅子に座り、火傷をしないように気を付けながらお茶を飲んでテーブルにコップを置く。
「ふぅ……温まるな」
ここ最近指の関節が軋み、動かしにくくなってきた。
手を握ったり開いたりしながら、自分の手を見詰める。
八十六歳になった自分の手には、深い皺が刻まれている。
皺を撫でながら「ようやく、ここまできたな……長かった」と呟く。
人間歳をとって老いるのはあまり好ましいものではないが、自分はそれほど嫌じゃない。
手を撫でながら、ふと学生時代に先輩達と入ったダンジョンで出会った女神のことを思い出した。
魔獣に襲われて絶体絶命という状況で出会った女神は、危機的状況を救ってくれた他に、人によっては喉から手が出るほど欲しいと思える『祝福』を授けてくれた。
今となれば祝福など不要なもののように感じるが……
そんなことを考えながら、ここまで生きた自分には後どれほどの時間が残っているのだろうかと呟きつつ、テーブルの上に置いてある果物に手を伸ばす。
町に降りた時に購入した葡萄は、一粒が大きいのに甘くて美味しいので際限なく食べられる。
ここのところ一度に食べられる量が少なくなってきたのでこれくらい食べても大丈夫だろう、そう思って最後の一粒を口に入れたところ――
「……っくぅ」
ヒュッ、と葡萄が喉の奥に入り込んだ。
ドンドンッ! と胸を叩いても喉の真ん中あたりに止まっている葡萄は動く気配がない。
自身の特殊体質のおかげで喉が詰まっていても苦しくはないが、焦りが募る。
このままでは窒息して死んでしまう!
病気や怪我もなく、苦労に苦労を重ねてようやく八十六歳になることが出来たのに、葡萄を喉に詰まらせて窒息死なんて……死んでも死にきれない。
焦れば焦るほど思考は空回りし、正常な判断が出来なくなる。
ガクリと膝が崩れ、体が床に倒れ落ちた。
徐々にぼやける視界に、窓枠に並べ垂れている動物の形をした人形がいるのが見えた。
「……っ」
手を伸ばし、助けを呼ぶように口を開くも、喉からは空気が漏れるような音しか出てこなかった。
そうして視界の端からだんだん暗くなっていき……静かに八十六歳という人生に幕を閉じたのだった。
静まり返る室内であったが、しばらくすると亡くなった老人の体が金色の粒子のようなものに包まれ、大きかった体が小さくなっていく。
そして――
「うっ、うぅ、うぅぅっ! 葡萄を食べて死ぬなんて、思いもしなかったよぉ~」
低く掠れた声は澄んだ高い声へ変わり、皺が刻まれた肌は瑞々しい滑らかなものへ、真っ白な髪や眉毛は艶のある灰銀色に変化し……床に倒れた老人がいた場所には、まだ十代前半の少年の姿になった『僕』が、シクシクとすすり泣いていた。
僕の体は『女神の祝福』という名の呪いの影響で、老衰以外の原因――病気や怪我や毒、それ以外にも今のように不慮の事故などで死ぬと十三歳だった頃の体へ時間が巻き戻ってしまうのだ。
更にこの体は特殊で、『痛み』や『苦しみ』といったものが一切感じない。
だから葡萄が喉に詰まっても苦しまずに済んだ。
『不死』を求める人間からすれば僕のような体は喉から手が出るほど欲しいものなんだろうけど、僕から言わせればこんなものはいらない。
皆と一緒に歳を取り、健康に生きて老衰でぽっくり死ぬのが目標だった。
老人から少年へと戻ってしまった弊害で精神年齢も体に引っ張られてしまい、泣き止むことが出来ない。
しばらく泣いていると、コンコンと玄関の扉を叩く音が聞こえた。
返事をする前に扉が開き、家の中に十代後半くらいの外見の青年が入ってくる。
「グスッ、グス……ウェルド~!」
生真面目そうな見た目をしているウェルドという名前の青年は「リアム様、お迎えに上がりましたよ」と言うと、手に持っていたカバンを床に置いてから僕を立たせて今着ている服を脱がせ、カバンの中に入っていた子供服を取り出すとテキパキと着替えさせる。
着替えた服に似合った靴をカバンから取り出すのも忘れない。
僕が靴を履いている間に、窓枠に置かれている動物の形をした人形を全て回収したウェルドは、外に止めてある馬車の中に人形を入れるとまた家の中に戻って来た。
「今回はだいぶ長生きをされたのに残念でしたね。ではリアム様、今からまた新たらな戸籍を作るために街へ行きましょうか」
「……分かった」
手を繋がれて外に出て、丸太小屋の前にとまっている大きな馬車に乗ろうとしたら、急に扉が開いて勢いよく馬車の中へ引っ張られた。
「ククッ、今回も残念でしたねリアム様」
驚く僕を笑いながら見詰めるのは、第一召喚魔のネヴィルだった。
美しい金色の瞳に誰もが見惚れるような美貌を持っていて、長い髪を緩く三つ編みに結って右側に垂らしている。
優しく微笑むその表情を見れば誰しもが惹きつけられるかもしれないが、高位の悪魔であるネヴィルの本性は冷酷で残虐非道なものである。
そして、馬車の中にいる他の召喚魔――キーラン、メルキオール、イグネイシャル、シリル、この四人もとても美しい外見をしているが、高位悪魔なのでネヴィル同様イイ性格をしている。
召喚魔達は依り代である動物の人形から、本来の姿に戻っているようであった。
「……皆酷いよ。元の姿に戻れたのなら、僕が倒れた時に助けてくれたっていいじゃないか」
僕が頬を膨らませながらそう言うと、ヤレヤレといった表情でネヴィルが口を開く。
「リアム様、いつも言っているではありませんか。我らはリアム様が助けてくれと『口に出して望まない限り』、動くことはないと」
「……むぅ」
「年を取ってボケてしまわれて、忘れていたんでしょうね」
「僕はボケてなかった!」
「老人は皆そう言うのですよ」
「ぬぐぐっ」
確かに八十歳を過ぎた頃から少し記憶があやふやになることはあったけど……
僕とネヴィルの会話を他の召喚魔達が笑いながら聞いている。
「それでは街へと出発いたします」
御者台に座ったウェルドの掛け声と共に馬車がゆっくりと動き出した。
不貞腐れた僕は目を閉じて召喚魔達の会話を聞かないようにしながら、そう言えばウェルドやこの召喚魔達と出会う切っ掛けは何だっただろうかと、遠い昔の記憶を思い出してみる。
そう、始まりは……孤児院にいた時に自分に『浄化』の能力があるのが分かり、院長先生に呼ばれた時から始まったのだった。
窓から外を見ると、数日前から振り続いていた雨がようやく止み、月と星が見えている。
周りに人がいないような山奥の丸太小屋に一人で住んでいるからか、町に比べて夜空に浮かぶ星々などが鮮明に見える。
窓枠部分に置いていた手乗りサイズの人形をツンツンと突いてから、部屋の端に置かれている食器棚へと向かう。
そこからコップを手に取り茶葉を入れ、ストーブの上で温めていたポットのお湯を注ぐ。
熱い湯気から仄かに香る茶葉の香りに、無意識に口元が緩む。
溢さないように気を付けながら歩いて椅子に座り、火傷をしないように気を付けながらお茶を飲んでテーブルにコップを置く。
「ふぅ……温まるな」
ここ最近指の関節が軋み、動かしにくくなってきた。
手を握ったり開いたりしながら、自分の手を見詰める。
八十六歳になった自分の手には、深い皺が刻まれている。
皺を撫でながら「ようやく、ここまできたな……長かった」と呟く。
人間歳をとって老いるのはあまり好ましいものではないが、自分はそれほど嫌じゃない。
手を撫でながら、ふと学生時代に先輩達と入ったダンジョンで出会った女神のことを思い出した。
魔獣に襲われて絶体絶命という状況で出会った女神は、危機的状況を救ってくれた他に、人によっては喉から手が出るほど欲しいと思える『祝福』を授けてくれた。
今となれば祝福など不要なもののように感じるが……
そんなことを考えながら、ここまで生きた自分には後どれほどの時間が残っているのだろうかと呟きつつ、テーブルの上に置いてある果物に手を伸ばす。
町に降りた時に購入した葡萄は、一粒が大きいのに甘くて美味しいので際限なく食べられる。
ここのところ一度に食べられる量が少なくなってきたのでこれくらい食べても大丈夫だろう、そう思って最後の一粒を口に入れたところ――
「……っくぅ」
ヒュッ、と葡萄が喉の奥に入り込んだ。
ドンドンッ! と胸を叩いても喉の真ん中あたりに止まっている葡萄は動く気配がない。
自身の特殊体質のおかげで喉が詰まっていても苦しくはないが、焦りが募る。
このままでは窒息して死んでしまう!
病気や怪我もなく、苦労に苦労を重ねてようやく八十六歳になることが出来たのに、葡萄を喉に詰まらせて窒息死なんて……死んでも死にきれない。
焦れば焦るほど思考は空回りし、正常な判断が出来なくなる。
ガクリと膝が崩れ、体が床に倒れ落ちた。
徐々にぼやける視界に、窓枠に並べ垂れている動物の形をした人形がいるのが見えた。
「……っ」
手を伸ばし、助けを呼ぶように口を開くも、喉からは空気が漏れるような音しか出てこなかった。
そうして視界の端からだんだん暗くなっていき……静かに八十六歳という人生に幕を閉じたのだった。
静まり返る室内であったが、しばらくすると亡くなった老人の体が金色の粒子のようなものに包まれ、大きかった体が小さくなっていく。
そして――
「うっ、うぅ、うぅぅっ! 葡萄を食べて死ぬなんて、思いもしなかったよぉ~」
低く掠れた声は澄んだ高い声へ変わり、皺が刻まれた肌は瑞々しい滑らかなものへ、真っ白な髪や眉毛は艶のある灰銀色に変化し……床に倒れた老人がいた場所には、まだ十代前半の少年の姿になった『僕』が、シクシクとすすり泣いていた。
僕の体は『女神の祝福』という名の呪いの影響で、老衰以外の原因――病気や怪我や毒、それ以外にも今のように不慮の事故などで死ぬと十三歳だった頃の体へ時間が巻き戻ってしまうのだ。
更にこの体は特殊で、『痛み』や『苦しみ』といったものが一切感じない。
だから葡萄が喉に詰まっても苦しまずに済んだ。
『不死』を求める人間からすれば僕のような体は喉から手が出るほど欲しいものなんだろうけど、僕から言わせればこんなものはいらない。
皆と一緒に歳を取り、健康に生きて老衰でぽっくり死ぬのが目標だった。
老人から少年へと戻ってしまった弊害で精神年齢も体に引っ張られてしまい、泣き止むことが出来ない。
しばらく泣いていると、コンコンと玄関の扉を叩く音が聞こえた。
返事をする前に扉が開き、家の中に十代後半くらいの外見の青年が入ってくる。
「グスッ、グス……ウェルド~!」
生真面目そうな見た目をしているウェルドという名前の青年は「リアム様、お迎えに上がりましたよ」と言うと、手に持っていたカバンを床に置いてから僕を立たせて今着ている服を脱がせ、カバンの中に入っていた子供服を取り出すとテキパキと着替えさせる。
着替えた服に似合った靴をカバンから取り出すのも忘れない。
僕が靴を履いている間に、窓枠に置かれている動物の形をした人形を全て回収したウェルドは、外に止めてある馬車の中に人形を入れるとまた家の中に戻って来た。
「今回はだいぶ長生きをされたのに残念でしたね。ではリアム様、今からまた新たらな戸籍を作るために街へ行きましょうか」
「……分かった」
手を繋がれて外に出て、丸太小屋の前にとまっている大きな馬車に乗ろうとしたら、急に扉が開いて勢いよく馬車の中へ引っ張られた。
「ククッ、今回も残念でしたねリアム様」
驚く僕を笑いながら見詰めるのは、第一召喚魔のネヴィルだった。
美しい金色の瞳に誰もが見惚れるような美貌を持っていて、長い髪を緩く三つ編みに結って右側に垂らしている。
優しく微笑むその表情を見れば誰しもが惹きつけられるかもしれないが、高位の悪魔であるネヴィルの本性は冷酷で残虐非道なものである。
そして、馬車の中にいる他の召喚魔――キーラン、メルキオール、イグネイシャル、シリル、この四人もとても美しい外見をしているが、高位悪魔なのでネヴィル同様イイ性格をしている。
召喚魔達は依り代である動物の人形から、本来の姿に戻っているようであった。
「……皆酷いよ。元の姿に戻れたのなら、僕が倒れた時に助けてくれたっていいじゃないか」
僕が頬を膨らませながらそう言うと、ヤレヤレといった表情でネヴィルが口を開く。
「リアム様、いつも言っているではありませんか。我らはリアム様が助けてくれと『口に出して望まない限り』、動くことはないと」
「……むぅ」
「年を取ってボケてしまわれて、忘れていたんでしょうね」
「僕はボケてなかった!」
「老人は皆そう言うのですよ」
「ぬぐぐっ」
確かに八十歳を過ぎた頃から少し記憶があやふやになることはあったけど……
僕とネヴィルの会話を他の召喚魔達が笑いながら聞いている。
「それでは街へと出発いたします」
御者台に座ったウェルドの掛け声と共に馬車がゆっくりと動き出した。
不貞腐れた僕は目を閉じて召喚魔達の会話を聞かないようにしながら、そう言えばウェルドやこの召喚魔達と出会う切っ掛けは何だっただろうかと、遠い昔の記憶を思い出してみる。
そう、始まりは……孤児院にいた時に自分に『浄化』の能力があるのが分かり、院長先生に呼ばれた時から始まったのだった。
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