12 / 14
本の話
しおりを挟む
その後、しばらく話した後本屋にてなにか面白いものはないかと探していた。
「ねぇ、さっきの話だけどさ、何かをする事がその人のためになるとは限らない、と言うならもしも大切な人が困っててなにかしてあげたいって思ったらどうすればいいと思う?」
っとミラは1冊の本をペラペラとめくりながら言った。
「さっきも言ったけど、人のためにならない、と捉えるのではなく、この人のために自分は何ができるか。そう捕らえれればいい。1つ厳しい言い方をすれば、その答えは自分で見つけるものであり、これは俺の考えだ。あの人がこう言うから、こうするからだから私もこうする。
それは自分らしさは無い。人間のいい所は自分で考え行動出来るところ、
その人と同じ考え、と言うならその理由は明確にしなければならない」
「じゃあ杉も自分の考えで行動してるの?
じゃあさ、2人の脳を切り分けて繋ぎ合わせたら2人の考えが交わっていい感じになるんじゃない?」
っとミラはその本を棚に戻しながら言った。
「無理だな、人の脳には、記憶に作用するかいばという部位がある。それを無くしたら記憶がないのと同じで生物的には知らんがまずは無理だろうな、
後はバルニバービの医者みたいな事言うんだな」
「バルニバービ?どこかの国?」
「ガリバー旅行記は知ってるな?
その確か第3篇ガリバーは天空の城ラピュータそこを後にしてバルニバービという国にたどり着く。そこの医者が言ったんだ。
2人の政治家の脳を2つに切り分け繋ぎ合わせると調和の取れた会話が成立し話も進みやすくなるのではないかと」
「ふぅ~ん、そうなだ」
そう言ってミラは本棚からまた別の本を取り出した。
「それよりもさ、なんか面白い本なかなか見つからないものなの?」
「そうだな、面白いものはなかなか見つけられない。その時は題名に注目すればいいと思う。題名に興味があったら後ろとか、中身を少し読んでみて興味が出たら買えばいい、そうして俺は本を選んでる」
「そっか、すぎの観点と私の観点、当たり前だけど違うんだね。
これらが違うようにいろんな人の考え方も違う、だから戦争なんて起きるのかな」
今度はそっちの話か、と思いながら言葉を紡ぐ。
「お前は話が行ったり来たりだな。まぁ、そう言うことろに目を向けるところ、凄くいいと思う。
俺もお前もごく普通に平和を願ってるありきたりな人間だ。
俺はもしかしたら欲張りなのかもしれない。ラブレターともこれからも仲良く‥と言うか推していきたいし応援し続けたい。それに目的も、リアルの友達とも仲良くしたいし、将来的には幸せな家庭、とかも持てたらいいなと思っている。」
「ごく普通ねぇ、この国は平和が普通。でも世界を見てみると平和ではない。普通ではない町や国がある。
普通は個人が勝手に押し付けたものから来てるのかも」
ミラのその言葉に、手に持ってた本を『パンッ』と閉じ言う。
「そうかもな、…しかし普通ではない町か、前に読んだ小説のパロディーみたいだ」
「ん~例えば…ウィリアム・ギブスンとか?」
「フィリップ・K・ディックかな、ジョージ・オーエルが描くほど支配的ではなくて、ギブスンが描くほどワイルドではない」
「その人は初めて聞いた。最初に読むなら何かオススメある?」
その言葉に俺はミラの方を見て言った。
「アンドロイドは電気羊の夢を見る。かな。
古い映画の原作だけど大分内容が違う。暇なら比べてみるといい」
「あぁ、うん分かった。でも古いと本は無いだろうからダウンロードしとくよ」
「できたら紙の方がいいと思う。電子書籍はなんか味気ないし。
ただ投稿するならいいと思う。ただ紙の方があるのにそっちを買わないのはなんと言うか、もったいない」
「そんなもんなのかな」
「本はだた文字を読むのではない。その本がどうして書かれたのか、作者はなにを伝えたくてこれを書いたのか、キャラクターの個性、世界戦、それらを踏まえて読むんだ。
そうすれば新しい価値観も身に付き、色んな人の考えを理解できるようになる。だた嫌だからと言ってそれを避けていると本当の壁に当たった時、乗り越えられない」
するとミラは頭を落し、落ち込むように言った。
「なんだかへこむ、あんたとこんな話してたらなんか人生そんばっかしてきたみたい。と言うか高校生が言う言葉じゃない気がする」
まぁ、確かにこの会話はそう思うけど
「考えすぎ、さっきも言った。これは俺の考えでそれを押し付けるつもりもない。ミラにはちゃんと良いところがる。この世界に良いところがない人間はいない。もちろん悪いところがない人間もいない。それを理解するのが大切なんだ」
「はいはい、そろそろ行こ。もうすぐ時間だし」
「そうだな」
「ねぇ、さっきの話だけどさ、何かをする事がその人のためになるとは限らない、と言うならもしも大切な人が困っててなにかしてあげたいって思ったらどうすればいいと思う?」
っとミラは1冊の本をペラペラとめくりながら言った。
「さっきも言ったけど、人のためにならない、と捉えるのではなく、この人のために自分は何ができるか。そう捕らえれればいい。1つ厳しい言い方をすれば、その答えは自分で見つけるものであり、これは俺の考えだ。あの人がこう言うから、こうするからだから私もこうする。
それは自分らしさは無い。人間のいい所は自分で考え行動出来るところ、
その人と同じ考え、と言うならその理由は明確にしなければならない」
「じゃあ杉も自分の考えで行動してるの?
じゃあさ、2人の脳を切り分けて繋ぎ合わせたら2人の考えが交わっていい感じになるんじゃない?」
っとミラはその本を棚に戻しながら言った。
「無理だな、人の脳には、記憶に作用するかいばという部位がある。それを無くしたら記憶がないのと同じで生物的には知らんがまずは無理だろうな、
後はバルニバービの医者みたいな事言うんだな」
「バルニバービ?どこかの国?」
「ガリバー旅行記は知ってるな?
その確か第3篇ガリバーは天空の城ラピュータそこを後にしてバルニバービという国にたどり着く。そこの医者が言ったんだ。
2人の政治家の脳を2つに切り分け繋ぎ合わせると調和の取れた会話が成立し話も進みやすくなるのではないかと」
「ふぅ~ん、そうなだ」
そう言ってミラは本棚からまた別の本を取り出した。
「それよりもさ、なんか面白い本なかなか見つからないものなの?」
「そうだな、面白いものはなかなか見つけられない。その時は題名に注目すればいいと思う。題名に興味があったら後ろとか、中身を少し読んでみて興味が出たら買えばいい、そうして俺は本を選んでる」
「そっか、すぎの観点と私の観点、当たり前だけど違うんだね。
これらが違うようにいろんな人の考え方も違う、だから戦争なんて起きるのかな」
今度はそっちの話か、と思いながら言葉を紡ぐ。
「お前は話が行ったり来たりだな。まぁ、そう言うことろに目を向けるところ、凄くいいと思う。
俺もお前もごく普通に平和を願ってるありきたりな人間だ。
俺はもしかしたら欲張りなのかもしれない。ラブレターともこれからも仲良く‥と言うか推していきたいし応援し続けたい。それに目的も、リアルの友達とも仲良くしたいし、将来的には幸せな家庭、とかも持てたらいいなと思っている。」
「ごく普通ねぇ、この国は平和が普通。でも世界を見てみると平和ではない。普通ではない町や国がある。
普通は個人が勝手に押し付けたものから来てるのかも」
ミラのその言葉に、手に持ってた本を『パンッ』と閉じ言う。
「そうかもな、…しかし普通ではない町か、前に読んだ小説のパロディーみたいだ」
「ん~例えば…ウィリアム・ギブスンとか?」
「フィリップ・K・ディックかな、ジョージ・オーエルが描くほど支配的ではなくて、ギブスンが描くほどワイルドではない」
「その人は初めて聞いた。最初に読むなら何かオススメある?」
その言葉に俺はミラの方を見て言った。
「アンドロイドは電気羊の夢を見る。かな。
古い映画の原作だけど大分内容が違う。暇なら比べてみるといい」
「あぁ、うん分かった。でも古いと本は無いだろうからダウンロードしとくよ」
「できたら紙の方がいいと思う。電子書籍はなんか味気ないし。
ただ投稿するならいいと思う。ただ紙の方があるのにそっちを買わないのはなんと言うか、もったいない」
「そんなもんなのかな」
「本はだた文字を読むのではない。その本がどうして書かれたのか、作者はなにを伝えたくてこれを書いたのか、キャラクターの個性、世界戦、それらを踏まえて読むんだ。
そうすれば新しい価値観も身に付き、色んな人の考えを理解できるようになる。だた嫌だからと言ってそれを避けていると本当の壁に当たった時、乗り越えられない」
するとミラは頭を落し、落ち込むように言った。
「なんだかへこむ、あんたとこんな話してたらなんか人生そんばっかしてきたみたい。と言うか高校生が言う言葉じゃない気がする」
まぁ、確かにこの会話はそう思うけど
「考えすぎ、さっきも言った。これは俺の考えでそれを押し付けるつもりもない。ミラにはちゃんと良いところがる。この世界に良いところがない人間はいない。もちろん悪いところがない人間もいない。それを理解するのが大切なんだ」
「はいはい、そろそろ行こ。もうすぐ時間だし」
「そうだな」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる