能力が基本となった世界4

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あと2人の能力者

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「さて、そろそろ動くとするか」
そして俺達は歩き始める、楓恋を捕らえるために…
・・・・・
「逃げたのはまだ能力が分かってない能力者だったな、星野」
「あぁ、まだ不明だ」
薄暗い長い廊下を俺達は歩く。
「さっき見た3人の能力者がどこから襲ってくるか分からないし吉沢さんと姫野さんもどこに居るか」
「あの2人なら問題ないでしょう。
それよりも」
そんな会話をしながら歩いていると広い所に出た。
「なんだ?こりゃ、色んな廊下に続く道やドアが」
「ロビー、と言った所かな」
「おい待て、勝、足音が近ずいて来る」
星野がそう言うと1つのドアが開き、前方の廊下、そして俺達の後ろからと3人の男が現れた。
「おいおい、同時に3人かよ」 
「空城さんからの命令で、楓恋以外はここで始末させてもらう」
とドアから出てきたやつが声を出した。
「俺たちがそれをさせると思うか?」
と星野が拳を固め、構えながら言った。
「アイリ、お前は楓恋さんを守ってろ
俺は2人を相手にする」
「おい、なんでお前が2人なんだよ!
流石にそれは不利だ」
「わかってる。だがな、お前が2人を相手にした所でお前も不利だ。
だが俺の能力なら勝てる。
それにお前は逃げたやつをやれ、そいつが居なければ未来さんを助けられた可能性がある」
星野は俺の肩に手を置き
「そんなに俺の事が心配ならさっさとそいつを殺して俺の加勢に来い」
「けっ!誰がてめぇの心配なんかすっかよ!」
「そうかよ、じゃあ、行くぞ」
「作戦会議は終わりか?」
「勝、言わなくても分かると思うが」
「あぁ、俺の敵は後ろだ」
そう言うと同時に星野は前、俺は後方の敵に向かって行くのだった…
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