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第十章 晩夏の前

115 過去と未来と

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 警護団『常在戦場』の飲み会はえげつなかった。むさ苦しい野郎たちと、それを率いる終わったおっさん連中という、とんでもない組み合わせは呑み屋二件を飲み潰し、俺の在庫分の一部も飲み干すという驚異的な量のワインを消費する結果となった。

 二軒目の呑み屋の親父が恐る恐る会計金額を持ってきて、その金額が三五万ラント。高いのか安いのか分からなかったが、即金で払っておいた。親父が二、三週間分の売上だとか言っていたが、どんな商売しているんだ? まあいい。しかし思いっきり飲む連中だったな、あそこの隊士は。どこから集めてきたのか知らんが、よくもまあ集まったもんだ。

 しかし昨日はシアーズといい、グレックナーといい、いい話がいっぱい聞けた。それに事務長のディーキンという人物。情報屋崩れだったとは、とんだ拾い物だ。たまたま見つけたあの厚化粧、コルレッツの動向について探ることが出来るっていうのだから有り難い。別れ際、グルックナーにと改造した魔装具を渡したが、ディーキンにも必要かもしれない。

 しかしコルレッツ。あいつはどこまでも謎だ。実家に帰らず、あんなところで働いている。しかも寮で暮らしている形跡もない。寮で暮らしていたならばレティのように遭遇する筈だ。

「そういや、今日の夕方はレティと飲むんだったな」

 レティに言わなければならないこと、聞かなきゃいけないことがあることに気付いた。今日の夕方で正解だったな。まぁ幸い、昨日それほど飲まなかったので、今日の鍛錬には影響があまりなかった。筋肉痛も大分マシになったし、打ち込みも三千回以上、出来るところまで戻った。ピアノも何とか指が回りだした。調子を戻すのはもう一息だ。

 鍛錬、ピアノ、封書連絡等々すべきことを終えた俺は、学園図書館に籠もっていた。本当はクラウディス地方のダンジョン地下で見たあの現象、東京を見たあの現象を調べたいところだが、ザルツやロバートが王都に来るまでに、宰相閣下が言っていた二十年前の凶作について調べなければならない。蔵書目録を調べると、俺が知りたい内容の本があった。

「王朝歴三百四十七年凶作始末記」

 なんちゅうタイトルだ。今年は三百六十八年だから、今より二十一年前の話か。しかし字面から見ても読むのに疲れそうなタイトルにげんなり・・・・するが、読まなければ二十年以上前の出来事がわからない。気は進まないが読むことにした。

「西部地方ニ於ケル小麦ノ凶作ニ伴イ、ノルデン全土デ食糧ノ不足ガ発生シ・・・・・」

 なんだなんだなんだ、この読みにくさは! 官庁文章なのかよく分からないが、この手の文章は本当に読みにくい。その苦痛を押して読み進めると、二十一年前の凶作は西部地方を中心に、南部地方に及ぶ広範囲なもので、これによって小麦価が十五倍にまで跳ね上がってしまったようだ。

 当時のノルデン王国は宰相であったノルト=クラウディス公ウィルヘルムが、自領を統治していたノルト=クラウディス卿チャールズに指示を出し、大量の食糧を王都に持ち込んだ事を契機として、小麦相場が下落。凶作による食糧不足の危機をしのいだと書かれている。

(これは宰相がまだデイヴィッド閣下の立場だった時代の話だ)

 だから凶作の話をしたとき「乗り切った」と言ったのだな。前回、宰相は領主代行として凶作に立ち会った。しかし今回は、自領のクラウディス地方が凶作。ここで書かれているような、自領の蔵を開けて凶作を乗り切る策は使えない。つまり、宰相は父のときよりも打てる手は少ないということだ。

(しかし宰相の父親とはどういう人物だったんだろうな)

 少し興味が出てきたので「貴族人士名鑑」なる本で見たところ、長く四十年近くに渡って宰相の地位にあり、三代の王に仕えたようである。それが今から十年前、宰相在職のまま他界。嫡嗣チャールズ・アーチボルド・ジョージ・ノルト=クラウディス、つまり今の宰相が公爵家を継承し、宰相に就いたと。

(これは単身赴任だった可能性が高いな)

 つまり今の宰相ノルト=クラウディス公チャールズは自領の領主代行として、クラウディス城で妻子と共に暮らしていた。だが、父の死に伴い宰相に任じられ、王都に単身赴任する。この時クリスは六歳。そりゃ、父娘の疎通が図りにくくなるのは当然だ。俺のように同じ屋根の下にいても、全く意思疎通を図ることができなかったんだから。

 妻を残したのは、領主代行としての役割を果たしてもらう為だったのだろう。あるいは身体に何らかの疾患があったのかもしれない。いずれにせよ、この時に夫は王都、妻子はクラウディス城という別居暮らしが始まった可能性が高い。こんな記録からノルト=クラウディス家の家庭事情が見えるなんて。つくづく地位ある家は大変だ、と思った。

 夕方。学食『ロタスティ』の個室でレティと二人で会食の席を持った。誰もいないのに個室にしたのは、間違って他の人間が学食に来た時に聞かれてはマズイ話をする可能性があるからだ。しかし十五歳の人間が話をするような内容じゃないよな、これ。

 久々にレティと飲む機会を得たが、レティは実に全く変わっていない。相変わらずパーティーがかったるいだの、面倒だの、下らないだのとのたまい・・・・、勢いよくワインをあおっている。

「ところでレティ、この『シュタルフェル ナターシュレイ』ってヤツ。そんなに驚かれるような銘柄なのか?」

「いや・・・ まぁ・・・ そりゃ・・・ 誰に言われたの?」

 レティに最近作った警護団のメンバーで呑み屋に繰り出したが、ワインが尽きたから代わりに出したら引かれたと説明した。

「ダメよ! そんなところで出しちゃ。いくらなんでもやり過ぎよ。他のワインが飲めないじゃない!」

「でもレティ、このワインが好きだと言ってたじゃないか」

「言ったけど、普通の人が普通に飲める銘柄じゃないから。だいたい出し方がおかしいわよ! このワイン、本当はとっておきの場で出すワインなの。ホイホイ出すものじゃないのよ。私だってグレンが出してくれなきゃ飲めないんだから、こんなの・・・・・」

「そうだったのか・・・・・」

 知らなかった。しかし本当に知らなかったことで、それは仕方ないじゃないか。まぁいい、中々手に入らないワインだと言うことは分かった。

「ドラフィルからの封書が来たの」

 レティはそう言うと俺に渡してくれた。開けてもいいかと確認すると、いいと言うのでその場で封を開け、レジドルナの商人ドラフィルからの手紙を見る。

「これは・・・・・」

 レジドルナにおいてトゥーリッド商会からの締め付けが厳しくなっている事が書かれていた。ドラフィルが始めた第五の都市ムファスタとの取引に、勘ぐりを入れてきている旨が記述されている。これはトゥーリッド商会が『金融ギルド』を脅威に感じており、レジドルナギルドのメンバーに対して疑心暗鬼に陥っている証左だ。予想以上に効いている。

 後、最近トゥーリッド商会にモーガン伯なる人物が頻繁に出入りしていることが書かれている。貴族が大手とはいえ、商館に直接出向くなどという事は聞いたこともないので報告しておきますとドラフィルが手紙の最後に書き記していた。今はシーズン中なのにどうしてレジドルナにいるのだ? 俺が訝しんでいるのでレティが聞いてきた。

「どうしたの?」

「実はモーガン伯という人物がトゥーリッド商会に出入りしているらしい。貴族が商館に出入りするのも異常だが、貴族なのにシーズンにも出ないなんてな、と」

「モーガン伯・・・・・ その人、アウストラリス公の陪臣かもしれない」

 は? アウストラリス公だって? いや、なんで貴族派反宰相の人物の陪臣がトゥーリッドなんかに出入りするんだ??? 全く話が見えないんだがどうしてなのか、とレティに問うた。

「アウストラリス公爵領ってレジドルナの北西にあるのよ」

「そんなとこにあるのか!」

「そうなのよ。陪臣だったら領内の仕事をやっているからパーティー出ることも少ないし」

 そういえばアウザール伯もトスにいたよな。なるほど。陪臣ならばパーティに出ることも少ない。だから地元にいる。非常に合理的な説明だ。

「参考になった? 大した情報はないけど」

「大いになったよ。レティの情報もドラフィルの情報も」

 レティのおかげでドラフィルの情報を比較的簡単に読み解くことができた。後はモーガン伯の素性を洗うだけである。これはグレックナーの妻室ハンナの仕事だ。そこから何が出てくるのか、興味深い。明日の朝一に早馬を出して問うてみよう。

「今日はな、レティに話しておかなければならないことがあるんだ」

 レティが、ハッした表情をこちらに向けた。俺はグラスのワインを喉に流し込むと、レティに向かって今日の本題についてゆっくりと話す。

「実は・・・・・ 小麦が凶作なんだ」

「えっ・・・・・ そ、それって」

「例年の半分穫ることができたらいい方だと」

「なんですって!」

 俺はクラウディス地方で見たことや、クリスの長兄デイヴィッド閣下らとの話し合いの内容について説明した。レティの顔がみるみる青ざめている。所領持ちの貴族にとって、収穫の多寡は自分たちの暮らしに直結する話。所領を持っているリッチェル子爵家も例外ではない。ましてレティは実質的に子爵家を取り仕切っている身。青ざめるのは当然だ。

「それで宰相閣下には」

「伝えたよ、馬車で帰ってきた日に」

「どうされると」

「収穫が終わってからでないと、どうすることもできないな、と」

 宰相と宰相補佐官で次兄アルフォンス卿、そしてクリスの三者を交えた協議の模様を話した。するとレティは「クリスティーナさんって真っ直ぐな人だったのね」と呟きながら、グラスに残っていたワインを飲み干すと天を仰いだ。

「結局、本当の事を言ったってロクな事しか考えないから。貴族って」

 自分の身分を棚に上げて言うレティ。だが一面においてそれは正しい。

「ま、前か後かなら、後にするしかないわね。仕方ないけど」

 レティは宰相の動きに理解を示した。前に言うのがダメならば、起こってからの対処を考えるしかない。後ろ向きのようにも感じるが、結果が見えている訳で、逆に言えば考える時間はあるという事だ。

「レティ。リッチェル子爵家は作物を一切売らないようにしてくれ。そしてこの話は・・・・・」

「分かっているわ。誰にも言わない。言えないわよ」

 そうだよな。レティなら分かるよな、当然。俺は言った。

「俺とレティは誼を結んだ身。食糧の不足は何とかする。安心してくれ」

「ええ。グレンなら何とかしてくれると信じてますから、安心して」

 レティは俺にグラスを掲げると、入っているワインを飲み干した。
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