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第13話 血清
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「そろそろフィリアが王都に戻ってくる頃だな」
「フィリアさんがいなくて淋しいのですか?」
「断じて違う。私は早く貴族の謎の死の解明をしたいだけだ」
「クルード様、耳が赤いですよ」
「ふん。黙って書類を作成しろ」
――執務室に聞こえる騒がしい話し声が近づいてくる。
「クルード様、マシル様、ただいま戻りました」
「フィリアさん、無事戻りましたね。トマスさんはしっかりと護衛の役目は果たしましたか?」
「トマスさん、ものすごく強かったんですよ。大柄な男たちを一瞬で倒しちゃって」
「ほう。トマスさんが強い……ですか。それは一度どのくらい強くなったか試さねばなりませんね」
「ひえぇぇ。師匠、勘弁してくだせぇ」
トマスは逃げるように部屋を出ていった。
「で、フィリアよ、注射器とやらは出来たのか」
「はい。完璧です。早速解毒薬の精製に取り掛かります。マシル様、捕まえたヘビはどこにいますか?」
「はい、こちらの桶の中で元気に生きておりますよ」
「ありがとうございます。あと、馬を一頭お貸しください」
ヘビの首を掴み、口を開けたヘビの牙からガラスの器に押し当て毒を採取する。注射器で毒を吸い、用意してもらった馬がいる厩舎へと向かった。
「結構な量を注入するんだな。馬、死なないのか?」
「馬は体が大きいので、このくらいでは死にませんよ」
「次は?」
「今日はこれでおしまいです。続きはまた後日」
「これで本当に解毒薬が作れるのなんてな……にわかに信じがたい」
マシルが手のひらをパチン叩く。
「さて、フィリアさんが戻ってきましたし、今日は王都一のレストランで食事をしましょう」
「颯香亭か。悪くないな」
「!」
石造りの建物に大きな扉が構える颯香亭というレストラン。
その味はこの国で一番と名高く、国王でさえもお忍びで来るとのこと。扉を開ける従業員に誘導されて店内へと入る。まるで三つ星レストランのような高級感が漂っていた。
「すごい豪華ですね。緊張してきちゃう」
「私もここで料理の修行をしていたんですよ。ここは特にソースに力をいれておりましてね」
「マシル副料理長、ご無沙汰しております。ワインはいかが致しましょう?」
「やぁ、ルーサンヌさん、もう副料理長ではないのですから、そう呼ばないでください。ご無沙汰しております。ワインはソムリエにお任せしますよ」
「申し訳ございません。かしこまりました。しっかりと選ばせていただきます。本日の肉料理ですが、鹿と野鳩からお選びいただけます。どちらにいたしましょう」
「ルーサンヌとやら、私は両方貰おう」
「いいですね、では三人共、両方のお肉をお願いします」
「かしこまりました」
まるでフランス料理のフルコースのオーダーの仕方と同じだ。異世界と言えどこういうところは同じようになるのようね。
「最初の一品、テリーヌでございます。陶器の内側にバターを塗り、下からホタテ、セロリ、インゲン、パプリカ、エシャロット、ヤングコーン、オクラ、一番上がナス。こちらをオーブンで蒸し焼きにしております。合わせていただく白ワインは花崗岩土壌の産地のです。樽の第三アロームとペパン由来の独特な少しの苦みが非常に合うと思います」
「え、まったくわからない……魔法を詠唱したのかと思ったわ」
「はっはっは。田舎者のフィリアにはそう聞こえるだろうな」
「クルード様って、なんでそんなに嫌味なんですか? そんなに私がお嫌い?」
「事実を言ったまでだ」
「まったく、クルード様は子どものようですね。フィリアさんお気になさらずに。好き虐めですよ」
「な! そんなことはない」
運ばれてくる料理はどれも感激レベルで美味しかった。ここで料理の修行をしたといってたが、マシルは副料理長と呼ばれていた。本当に謎で多才な人だ。
フィリア料理を食べながら、注射器の説明や作り方を話した。
「フィリアさんのお父様は、素晴らしい鍛冶屋なんですね、話を聞く限り王都の鍛冶屋でもそんな代物は作れなさそうです」
「ああ、あの注射器のガラスの精巧さも見事だったな、これは王宮から定期的に発注することになりそうだ」
「そうしていただければ私の村も潤います。ありがとうございます」
「さて、次は、トマスの報告にあった、村で暴れた男たちのことですね」
「ああ。オーナーを呼べ」
マシルがルーサンヌを呼び、耳打ちをする。数分後、颯香亭のオーナーが急ぎ足で私たちの座るテーブルへと来た。
「これはクルード様、マシル様、ご無沙汰しております」
「おい、今日はお前の息子はおるか?」
「はい、執務室で会計業務をしておりますが」
「ここに呼べ」
「は、はい」
暫くして、オーナーが息子を連れてくる。首に包帯を巻いた息子は、フィリアの顔を見ると驚いた顔ををする。
「お、お前は」
「こら、お客様にお前とは何と言う言い草だ」
「貴様は、うちの検死師の故郷の村で随分な横暴を働いたそうだな」
「い、いえ、あれは……村の食堂の奴が」
「颯香亭の息子だと息巻いていたそうだが?」
「ま、まさか検死師様の故郷だとは知らなくて……お許しください」
跪き涙ながらに許しを請う息子に、オーナーが冷たい視線を送っている。
「まさか、このバカ息子がよそでそんな事をしていたなんて。言葉もありません。大変申し訳無いことをいたしました。こいつには、皿洗いから出直させます。何卒お許しください」
「え、俺が? 皿洗い」
「ほう、では牢屋のほうがいいか? 暴行罪でも脅迫罪でもなんでも罪をつけてやるぞ」
意地悪そうにクルードが言う。
「いえ、滅相も御座いません。皿洗いから出直します」
颯香亭から王宮への帰り道、クルードは終始ご機嫌だった。フィリアのために、そうしたのか、単に意地悪がしたかったのか。クルードのことだ。きっと後者であろう。
***
後日、フィリアはヘビ毒の血清を作るために馬の採血に行く。試験管に何本分かの馬の血を抜き執務室に帰ってきた。
「それが、あの馬の血か」
「はい」
「それをどうすれば解毒薬になるのだ?」
「このまま放置です。放置をしてると解毒薬の部分と血液が分離します」
「なんだ。そんなことなのか」
「どのヘビの毒か特定するのが難しいのです。セトルさんのおかげです」
「そうだな、セトルとやらの家族にはそれ相応の報酬を追加で出しておこう」
(そういうところは義理堅いのね)
「出来た……」
「そうか。……試さねばな」
「はい、では実験用の動物を用意してもらいたいのですが」
クルードは驚きの行動に出る。ヘビ嫌いの彼が、引きつった顔でヘビが飼育されている桶に手を入れたのだ。
「っ! ちょ!」
「っつ!」
一匹のヘビがクルードの右腕に咬み付いている。冷や汗を流すクルードの腕から、数秒後、ヘビが離れた。
「何をやってるんですか! 解毒薬の試験はウサギやネズミでできるのに」
「そうかもしれんがな、私が実験体になることが重要なのだ」
どんどん冷や汗が吹き出すクルードは三〇分も経たずに頭痛を訴え始めた。
「解毒薬を打ちます」
腕を消毒して、注射器入れた血清をクルードの静脈に打つ。執務室にある仮眠室の寝床に寝かせるがクルードは変わらず苦悶の表情を浮かべていた。王宮図書館から戻ったマシルが状況を見てつぶやく。
「クルード様……またご無茶をなされて。モルモットなら死刑囚でもよろしいのに」
「マシル様、なんでそんなに落ち着いていられるんですか!」
「私はフィリアさんを信じておりますから」
「そんな……」
「さて、クルード様が回復なされるまでやることもなさそうですし、食事にでもしましょうか」
冷静を装っているが、フィリアはマシルの額に流れる冷や汗をフィリアは見逃さなかった。今夜を乗り切って、明日頭痛が消えていれば助かるはず。その日、フィリアはクルードの寝る執務室に泊まり込み、心配で寝むることができない長い夜を経験した。
「……フィリア、ずっとここにいたのか」
「クルード様」
朝、ベッドからクルードが起き上がる。フィリアが思わずクルードに抱きつくと、一瞬驚いた顔をしたクルードであったが、そっと応じる。
「何も泣くことはないだろう」
「だって……心配したんですから。もう二度とこんな事しないでください」
クルードはそっとフィリアの頭を撫でる。朝日が差し込む執務室で暫し、抱き合ったままの二人。フィリアはクルードの心臓の音を噛みしめるように感じていた。そこに、
「おやおや、間が良いところ来てしまいましたね」
二人は互いを突き飛ばすように離れる。
「クルード様! そ、それは……ヘビ毒の後遺症ですか? 耳まで赤いですよ」
「マシル……貴様」
マシルはフィリアの血清の効果を信じているとは言っていたものの、相当、心配していたに違いない。彼のクルードに対する忠誠心は、普段の不敬な軽口とは裏腹だ。いつも一緒に居るフィリアには伝わっている。
***
「あと、少しだ。そうなれば、このまま星の呪いが闇を一掃する」
「次は……誰にするのが良いのだろうか」
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
コメント、とっても嬉しいです。
ニマニマしながら読ませてもらってます。
「フィリアさんがいなくて淋しいのですか?」
「断じて違う。私は早く貴族の謎の死の解明をしたいだけだ」
「クルード様、耳が赤いですよ」
「ふん。黙って書類を作成しろ」
――執務室に聞こえる騒がしい話し声が近づいてくる。
「クルード様、マシル様、ただいま戻りました」
「フィリアさん、無事戻りましたね。トマスさんはしっかりと護衛の役目は果たしましたか?」
「トマスさん、ものすごく強かったんですよ。大柄な男たちを一瞬で倒しちゃって」
「ほう。トマスさんが強い……ですか。それは一度どのくらい強くなったか試さねばなりませんね」
「ひえぇぇ。師匠、勘弁してくだせぇ」
トマスは逃げるように部屋を出ていった。
「で、フィリアよ、注射器とやらは出来たのか」
「はい。完璧です。早速解毒薬の精製に取り掛かります。マシル様、捕まえたヘビはどこにいますか?」
「はい、こちらの桶の中で元気に生きておりますよ」
「ありがとうございます。あと、馬を一頭お貸しください」
ヘビの首を掴み、口を開けたヘビの牙からガラスの器に押し当て毒を採取する。注射器で毒を吸い、用意してもらった馬がいる厩舎へと向かった。
「結構な量を注入するんだな。馬、死なないのか?」
「馬は体が大きいので、このくらいでは死にませんよ」
「次は?」
「今日はこれでおしまいです。続きはまた後日」
「これで本当に解毒薬が作れるのなんてな……にわかに信じがたい」
マシルが手のひらをパチン叩く。
「さて、フィリアさんが戻ってきましたし、今日は王都一のレストランで食事をしましょう」
「颯香亭か。悪くないな」
「!」
石造りの建物に大きな扉が構える颯香亭というレストラン。
その味はこの国で一番と名高く、国王でさえもお忍びで来るとのこと。扉を開ける従業員に誘導されて店内へと入る。まるで三つ星レストランのような高級感が漂っていた。
「すごい豪華ですね。緊張してきちゃう」
「私もここで料理の修行をしていたんですよ。ここは特にソースに力をいれておりましてね」
「マシル副料理長、ご無沙汰しております。ワインはいかが致しましょう?」
「やぁ、ルーサンヌさん、もう副料理長ではないのですから、そう呼ばないでください。ご無沙汰しております。ワインはソムリエにお任せしますよ」
「申し訳ございません。かしこまりました。しっかりと選ばせていただきます。本日の肉料理ですが、鹿と野鳩からお選びいただけます。どちらにいたしましょう」
「ルーサンヌとやら、私は両方貰おう」
「いいですね、では三人共、両方のお肉をお願いします」
「かしこまりました」
まるでフランス料理のフルコースのオーダーの仕方と同じだ。異世界と言えどこういうところは同じようになるのようね。
「最初の一品、テリーヌでございます。陶器の内側にバターを塗り、下からホタテ、セロリ、インゲン、パプリカ、エシャロット、ヤングコーン、オクラ、一番上がナス。こちらをオーブンで蒸し焼きにしております。合わせていただく白ワインは花崗岩土壌の産地のです。樽の第三アロームとペパン由来の独特な少しの苦みが非常に合うと思います」
「え、まったくわからない……魔法を詠唱したのかと思ったわ」
「はっはっは。田舎者のフィリアにはそう聞こえるだろうな」
「クルード様って、なんでそんなに嫌味なんですか? そんなに私がお嫌い?」
「事実を言ったまでだ」
「まったく、クルード様は子どものようですね。フィリアさんお気になさらずに。好き虐めですよ」
「な! そんなことはない」
運ばれてくる料理はどれも感激レベルで美味しかった。ここで料理の修行をしたといってたが、マシルは副料理長と呼ばれていた。本当に謎で多才な人だ。
フィリア料理を食べながら、注射器の説明や作り方を話した。
「フィリアさんのお父様は、素晴らしい鍛冶屋なんですね、話を聞く限り王都の鍛冶屋でもそんな代物は作れなさそうです」
「ああ、あの注射器のガラスの精巧さも見事だったな、これは王宮から定期的に発注することになりそうだ」
「そうしていただければ私の村も潤います。ありがとうございます」
「さて、次は、トマスの報告にあった、村で暴れた男たちのことですね」
「ああ。オーナーを呼べ」
マシルがルーサンヌを呼び、耳打ちをする。数分後、颯香亭のオーナーが急ぎ足で私たちの座るテーブルへと来た。
「これはクルード様、マシル様、ご無沙汰しております」
「おい、今日はお前の息子はおるか?」
「はい、執務室で会計業務をしておりますが」
「ここに呼べ」
「は、はい」
暫くして、オーナーが息子を連れてくる。首に包帯を巻いた息子は、フィリアの顔を見ると驚いた顔ををする。
「お、お前は」
「こら、お客様にお前とは何と言う言い草だ」
「貴様は、うちの検死師の故郷の村で随分な横暴を働いたそうだな」
「い、いえ、あれは……村の食堂の奴が」
「颯香亭の息子だと息巻いていたそうだが?」
「ま、まさか検死師様の故郷だとは知らなくて……お許しください」
跪き涙ながらに許しを請う息子に、オーナーが冷たい視線を送っている。
「まさか、このバカ息子がよそでそんな事をしていたなんて。言葉もありません。大変申し訳無いことをいたしました。こいつには、皿洗いから出直させます。何卒お許しください」
「え、俺が? 皿洗い」
「ほう、では牢屋のほうがいいか? 暴行罪でも脅迫罪でもなんでも罪をつけてやるぞ」
意地悪そうにクルードが言う。
「いえ、滅相も御座いません。皿洗いから出直します」
颯香亭から王宮への帰り道、クルードは終始ご機嫌だった。フィリアのために、そうしたのか、単に意地悪がしたかったのか。クルードのことだ。きっと後者であろう。
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後日、フィリアはヘビ毒の血清を作るために馬の採血に行く。試験管に何本分かの馬の血を抜き執務室に帰ってきた。
「それが、あの馬の血か」
「はい」
「それをどうすれば解毒薬になるのだ?」
「このまま放置です。放置をしてると解毒薬の部分と血液が分離します」
「なんだ。そんなことなのか」
「どのヘビの毒か特定するのが難しいのです。セトルさんのおかげです」
「そうだな、セトルとやらの家族にはそれ相応の報酬を追加で出しておこう」
(そういうところは義理堅いのね)
「出来た……」
「そうか。……試さねばな」
「はい、では実験用の動物を用意してもらいたいのですが」
クルードは驚きの行動に出る。ヘビ嫌いの彼が、引きつった顔でヘビが飼育されている桶に手を入れたのだ。
「っ! ちょ!」
「っつ!」
一匹のヘビがクルードの右腕に咬み付いている。冷や汗を流すクルードの腕から、数秒後、ヘビが離れた。
「何をやってるんですか! 解毒薬の試験はウサギやネズミでできるのに」
「そうかもしれんがな、私が実験体になることが重要なのだ」
どんどん冷や汗が吹き出すクルードは三〇分も経たずに頭痛を訴え始めた。
「解毒薬を打ちます」
腕を消毒して、注射器入れた血清をクルードの静脈に打つ。執務室にある仮眠室の寝床に寝かせるがクルードは変わらず苦悶の表情を浮かべていた。王宮図書館から戻ったマシルが状況を見てつぶやく。
「クルード様……またご無茶をなされて。モルモットなら死刑囚でもよろしいのに」
「マシル様、なんでそんなに落ち着いていられるんですか!」
「私はフィリアさんを信じておりますから」
「そんな……」
「さて、クルード様が回復なされるまでやることもなさそうですし、食事にでもしましょうか」
冷静を装っているが、フィリアはマシルの額に流れる冷や汗をフィリアは見逃さなかった。今夜を乗り切って、明日頭痛が消えていれば助かるはず。その日、フィリアはクルードの寝る執務室に泊まり込み、心配で寝むることができない長い夜を経験した。
「……フィリア、ずっとここにいたのか」
「クルード様」
朝、ベッドからクルードが起き上がる。フィリアが思わずクルードに抱きつくと、一瞬驚いた顔をしたクルードであったが、そっと応じる。
「何も泣くことはないだろう」
「だって……心配したんですから。もう二度とこんな事しないでください」
クルードはそっとフィリアの頭を撫でる。朝日が差し込む執務室で暫し、抱き合ったままの二人。フィリアはクルードの心臓の音を噛みしめるように感じていた。そこに、
「おやおや、間が良いところ来てしまいましたね」
二人は互いを突き飛ばすように離れる。
「クルード様! そ、それは……ヘビ毒の後遺症ですか? 耳まで赤いですよ」
「マシル……貴様」
マシルはフィリアの血清の効果を信じているとは言っていたものの、相当、心配していたに違いない。彼のクルードに対する忠誠心は、普段の不敬な軽口とは裏腹だ。いつも一緒に居るフィリアには伝わっている。
***
「あと、少しだ。そうなれば、このまま星の呪いが闇を一掃する」
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