26 / 58
ライカと白虎編
第二十三話 お祭りと火酒とマタタビ酒
しおりを挟む
◇◆◇
「なぁ、聞いたか? 我ら魔法剣士部隊の強化のために、ホワイトス公爵令息、六つ星のライカ様が来るんだってよ」
「ああ、我らが逃げることしかできなかった、あの数の魔獣を殲滅したお方だぞ」
三十名から成る、オーレス子爵領の魔法剣士部隊は、二つ星を中心とした部隊で、隊長が三つ星だ。
ホワイトス公爵の魔法部隊の一〇分の一以下の規模であるが、西の地では、平均的な戦力だ。
「しかも、噂では伝説のドワーフ、マウラ様もいらっしゃるらしいぞ」
「本当か! ああ、俺、剣作って欲しいなぁ」
「バカか。伝説の鍛冶神様が、俺達一つ星ごときに剣を作ってくれるわけないだろう」
◇◆◇
「ライカ様だ! ライカ様がいらっしゃったぞ」
僕たちがオーレスの街に到着すると、歓迎ムードがものすごい。
僕たちが来ることはあらかじめオーレス子爵が告知していたのだろう。
僕の名前とマウラさんのの垂れ幕まで作ってある。
――白虎のことは伏せてくれたんだ。さすが空気の読める人だ。
伝説のドワーフだけでなく、白虎がいるなんて知れたら、西の地だけでなく、国中が大混乱になってしまうだろう。
「ライカ殿、遠いところ、よくぞ参られた。心より歓迎いたします」
オーレス子爵が最上級のお辞儀をする。
「オーレス子爵、こんな歓迎してくれるなんて……なんだかお祭りのようですね」
「はい! 伝説のドワーフ・マウラ様もいらっしゃいましたので、今日をこの街の復活祭と制定することにしました。」
「ふん。ニャレのことを崇め奉るべきニャろ」
小白虎はふてくされているようだ。
「何言ってんだよ。伝説の四聖獣が存在したことが知れたら大事だぞ」
「うニャ。それもそうニャな。しかもこんな情けない姿ニャし……」
「そうそう。元の姿を取り戻してからさ!」
僕たちの会話を聞いて、オーレス子爵が微笑んでいる。
「元の姿といえば、ライカ殿のお陰で、民も、ほぼ前と同じ生活を取り戻しております」
「へぇ。色んな食材も売ってるんだね。料理長さんも来られたらよかったんだけど」
「オ誘いしたのですが、鶏や羊の世話をするとのコトで」
「そっか。じゃぁ、帰りにお土産を勝手帰ろう」
目を輝かせたマウラさんが、僕の袖を引っ張る。
「おい! ライカ! 火酒じゃ。火酒が売っておる。小遣いをくれ」
「小遣いって……マウラさん、二〇〇歳過ぎなのに」
マウラさんは、お金を握りしめると、出店の椅子に座り込み、火酒を注文する。
「わしはここで飲んでおるから、また後でな」
「ライカ殿、明日から魔法部隊の指南をお願いしたいのですが、本日は、祭りをお楽しみください。」
「はい。ありがとうございます」
「屋敷に、お泊りになる部屋をご用意してあるので、後ほどいらっしゃってください」
街の活気は、魔獣が蹂躙していたときとは大違いだ。
フィンが襲われていた広場も、綺麗な噴水があり、つい最近まで、多くの魔獣の血と肉が飛び散っていたとは思えない。
屋台で、魔獣肉の串焼きを買い、頬張る。
「人間ってのはたくましいものニャな。ウニャ。これは、イビルボアだニャ」
「そうだね。人ってすごいな。魔獣の肉をちゃんと食料にしちゃって、商売までしちゃうんだもん」
一通り、祭りを楽しんで、マウラさんのところに戻ると、数人の男たちと火酒を酌み交わしどんちゃん騒ぎをしている。
「おう! 戻ってきたか! 白虎様。良いものを見つけましたぞ」
「ウニャ?」
「マタタビ酒ですじゃ」
「なんニャ? それは」
「ほら、どうぞどうぞ。ぐいっと」
「クンクン。マタタビ石と同じ匂いニャ。う……うミャい!」
この地方に生息するマタタビの実を乾燥させ酒に浸す、このマタタビ酒は、鎮痛効果があるために、怪我の多い鉱夫たちがよく飲むらしい。
マタタビ石と違って、白虎に戻れるようなものでは無いが、その匂いはとても似ているらしく、小白虎はうっとりとしながら、舐めている。
「お前らは数日この街に滞在するんじゃろ?」
「うん。マウラさんはどうするの?」
「飲んでたら仲良くなったこの、小僧たちにな、剣を作ってやる約束をしちまってな。わしもしばらくこの街の鍛冶場を借りて鍛冶仕事をするわい」
「ニャレもマタタビ酒の飲み歩きをして楽しむニャ」
「喋る猫が一匹でいると、捕まって見世物小屋につれてかれちゃうぞ」
「ウニャ……ニャら、ドワーフとともに行動するニャ」
「じゃ、わしらは、まだまだ飲み足りないので、お前らは先に帰ってええぞい」
「まったく、酒カスなだなぁ。あまり飲みすぎないようにね」
僕とニャーメイドさんは、先にオーレス子爵の屋敷に向かい、明日からの訓練内容をどうするかなどを話し合った。
真夜中に、ドタバタという騒音とともに、小白虎とマウラさんが、部屋に入ってくる。
文句を言おうと起き上がると、眠りを妨げられたニャーメイドさんから、おびただしいほどの殺気を感じ、僕は慌てて布団を被った。
◇◇◇
次の日、屋敷で朝食を食べていると、小白虎を頭に乗せたマウラさんが、遅れて食堂に入ってきた。
「いててて、二日酔いじゃ……」
「ニャレも頭がフラフラするニャ」
「相当飲んじまったな。なんだ。体中に引っかき傷が!」
「ニャ! ニャレもニャ……昨日、ニャにがあったニャ……」
――ニャーメイドさんだ……まさか白虎にまで攻撃するなんて。
ぼくも、怒らせないようにしよう。
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
いつも、コメントや応援ありがとうございます!
小白虎になりきって、返信させていただきます(ΦωΦ)
今日は、三話分、更新いたします!
第二十三話(今)
第二十四話(11:10)
第二十五話(17:10)
是非! 読んでいただければ!ଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
「なぁ、聞いたか? 我ら魔法剣士部隊の強化のために、ホワイトス公爵令息、六つ星のライカ様が来るんだってよ」
「ああ、我らが逃げることしかできなかった、あの数の魔獣を殲滅したお方だぞ」
三十名から成る、オーレス子爵領の魔法剣士部隊は、二つ星を中心とした部隊で、隊長が三つ星だ。
ホワイトス公爵の魔法部隊の一〇分の一以下の規模であるが、西の地では、平均的な戦力だ。
「しかも、噂では伝説のドワーフ、マウラ様もいらっしゃるらしいぞ」
「本当か! ああ、俺、剣作って欲しいなぁ」
「バカか。伝説の鍛冶神様が、俺達一つ星ごときに剣を作ってくれるわけないだろう」
◇◆◇
「ライカ様だ! ライカ様がいらっしゃったぞ」
僕たちがオーレスの街に到着すると、歓迎ムードがものすごい。
僕たちが来ることはあらかじめオーレス子爵が告知していたのだろう。
僕の名前とマウラさんのの垂れ幕まで作ってある。
――白虎のことは伏せてくれたんだ。さすが空気の読める人だ。
伝説のドワーフだけでなく、白虎がいるなんて知れたら、西の地だけでなく、国中が大混乱になってしまうだろう。
「ライカ殿、遠いところ、よくぞ参られた。心より歓迎いたします」
オーレス子爵が最上級のお辞儀をする。
「オーレス子爵、こんな歓迎してくれるなんて……なんだかお祭りのようですね」
「はい! 伝説のドワーフ・マウラ様もいらっしゃいましたので、今日をこの街の復活祭と制定することにしました。」
「ふん。ニャレのことを崇め奉るべきニャろ」
小白虎はふてくされているようだ。
「何言ってんだよ。伝説の四聖獣が存在したことが知れたら大事だぞ」
「うニャ。それもそうニャな。しかもこんな情けない姿ニャし……」
「そうそう。元の姿を取り戻してからさ!」
僕たちの会話を聞いて、オーレス子爵が微笑んでいる。
「元の姿といえば、ライカ殿のお陰で、民も、ほぼ前と同じ生活を取り戻しております」
「へぇ。色んな食材も売ってるんだね。料理長さんも来られたらよかったんだけど」
「オ誘いしたのですが、鶏や羊の世話をするとのコトで」
「そっか。じゃぁ、帰りにお土産を勝手帰ろう」
目を輝かせたマウラさんが、僕の袖を引っ張る。
「おい! ライカ! 火酒じゃ。火酒が売っておる。小遣いをくれ」
「小遣いって……マウラさん、二〇〇歳過ぎなのに」
マウラさんは、お金を握りしめると、出店の椅子に座り込み、火酒を注文する。
「わしはここで飲んでおるから、また後でな」
「ライカ殿、明日から魔法部隊の指南をお願いしたいのですが、本日は、祭りをお楽しみください。」
「はい。ありがとうございます」
「屋敷に、お泊りになる部屋をご用意してあるので、後ほどいらっしゃってください」
街の活気は、魔獣が蹂躙していたときとは大違いだ。
フィンが襲われていた広場も、綺麗な噴水があり、つい最近まで、多くの魔獣の血と肉が飛び散っていたとは思えない。
屋台で、魔獣肉の串焼きを買い、頬張る。
「人間ってのはたくましいものニャな。ウニャ。これは、イビルボアだニャ」
「そうだね。人ってすごいな。魔獣の肉をちゃんと食料にしちゃって、商売までしちゃうんだもん」
一通り、祭りを楽しんで、マウラさんのところに戻ると、数人の男たちと火酒を酌み交わしどんちゃん騒ぎをしている。
「おう! 戻ってきたか! 白虎様。良いものを見つけましたぞ」
「ウニャ?」
「マタタビ酒ですじゃ」
「なんニャ? それは」
「ほら、どうぞどうぞ。ぐいっと」
「クンクン。マタタビ石と同じ匂いニャ。う……うミャい!」
この地方に生息するマタタビの実を乾燥させ酒に浸す、このマタタビ酒は、鎮痛効果があるために、怪我の多い鉱夫たちがよく飲むらしい。
マタタビ石と違って、白虎に戻れるようなものでは無いが、その匂いはとても似ているらしく、小白虎はうっとりとしながら、舐めている。
「お前らは数日この街に滞在するんじゃろ?」
「うん。マウラさんはどうするの?」
「飲んでたら仲良くなったこの、小僧たちにな、剣を作ってやる約束をしちまってな。わしもしばらくこの街の鍛冶場を借りて鍛冶仕事をするわい」
「ニャレもマタタビ酒の飲み歩きをして楽しむニャ」
「喋る猫が一匹でいると、捕まって見世物小屋につれてかれちゃうぞ」
「ウニャ……ニャら、ドワーフとともに行動するニャ」
「じゃ、わしらは、まだまだ飲み足りないので、お前らは先に帰ってええぞい」
「まったく、酒カスなだなぁ。あまり飲みすぎないようにね」
僕とニャーメイドさんは、先にオーレス子爵の屋敷に向かい、明日からの訓練内容をどうするかなどを話し合った。
真夜中に、ドタバタという騒音とともに、小白虎とマウラさんが、部屋に入ってくる。
文句を言おうと起き上がると、眠りを妨げられたニャーメイドさんから、おびただしいほどの殺気を感じ、僕は慌てて布団を被った。
◇◇◇
次の日、屋敷で朝食を食べていると、小白虎を頭に乗せたマウラさんが、遅れて食堂に入ってきた。
「いててて、二日酔いじゃ……」
「ニャレも頭がフラフラするニャ」
「相当飲んじまったな。なんだ。体中に引っかき傷が!」
「ニャ! ニャレもニャ……昨日、ニャにがあったニャ……」
――ニャーメイドさんだ……まさか白虎にまで攻撃するなんて。
ぼくも、怒らせないようにしよう。
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★
いつも、コメントや応援ありがとうございます!
小白虎になりきって、返信させていただきます(ΦωΦ)
今日は、三話分、更新いたします!
第二十三話(今)
第二十四話(11:10)
第二十五話(17:10)
是非! 読んでいただければ!ଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
256
お気に入りに追加
956
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~
荒井竜馬
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。
=========================
<<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>>
参加時325位 → 現在5位!
応援よろしくお願いします!(´▽`)
=========================
S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。
ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。
崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。
そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔であることに気づく。
今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。
そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。
それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。
ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。
他サイトでも掲載しています。
強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!
こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。
ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。
最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。
だが、俺は知っていた。
魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。
外れスキル【超重量】の真の力を。
俺は思う。
【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか?
俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
【完結】小さなフェンリルを拾ったので、脱サラして配信者になります~強さも可愛さも無双するモフモフがバズりまくってます。目指せスローライフ!〜
むらくも航
ファンタジー
ブラック企業で働き、心身が疲労している『低目野やすひろ』。彼は苦痛の日々に、とにかく“癒し”を求めていた。
そんな時、やすひろは深夜の夜道で小犬のような魔物を見つける。これが求めていた癒しだと思った彼は、小犬を飼うことを決めたのだが、実は小犬の正体は伝説の魔物『フェンリル』だったらしい。
それをきっかけに、エリートの友達に誘われ配信者を始めるやすひろ。結果、強さでも無双、可愛さでも無双するフェンリルは瞬く間にバズっていき、やすひろはある決断をして……?
のんびりほのぼのとした現代スローライフです。
他サイトにも掲載中。
狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
マーラッシュ
ファンタジー
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる