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ライカと白虎編
閑話 弟フィンの愚かな嘘
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オーレス子爵領の街に現れた、白馬に乗ったホワイトス公爵令息が、魔獣を一掃したという噂は、国中に広まった。
◇◆◇
ホワイトス領に徒歩で帰るフィンたち一行は、みんな暗い顔をしている。
意気揚々と討伐に向かい、魔獣たちに追い詰められた。
それを、ずっと見下していた兄に助けられ。さらには、一対一で完膚なきまでに叩きのめされた。
フィンのプライドはズタズタに引き裂かれているだろう。
「兄上め……あの異常な強さはなんなんだ。やはり、六つ星のユニークを使いこなしているのか……」
「フィン様が、まったく歯が立たないなんて……あ、すみません」
「いや、その通りだ。事実まったく相手にならなかった」
ライカに何度も地面に叩きつけられ、土で汚れた顔を拭いながらつぶやく。
「ホワイトス家を追放されたくせに……覚えてろ。いつか仕返ししてやる」
◇◇◇
ホワイトス家の着く一行。屋敷に入ると、ロイド・ホワイトス公爵が出迎えた。
「さすが我が後継ぎだ! 此度の魔獣討伐、大義であったぞ」
なんのことかさっぱりわからないフィンがキョトンとする。
「え……ぼ、僕は」
「なにを湿気た面をしているのだ。ホワイトス公爵令息がオーレスの街を救った噂はすでに、このホワイトス領にも伝わっているぞ」
「いえ、僕は……実は」
否定しきれないフィンの肩を抱き、応接間へと誘導する、ロイド。
「なにを突っ立っている。お前たちもよくぞフィンを支えてくれた。褒美を取らす故、こちらへ参れ」
応接間の豪華な革張りのソファに腰を掛けると使用人が、人数分のお茶を持ってくる。
「フィン、お前の父であることが誇らしいぞ! いま、この地は、お前の噂で持ち切りだ」
「あ、はい……」
「白馬に乗った公爵令息か! 画になるではないか。まさか、私の愛馬を勝手に乗っていくとはな。良い良い。あの白馬はお前にやろう」
部下がフィンに耳打ちをする。
「フィン様、どうやら皆、フィン様とライカ様を間違えてらっしゃるようですね」
「ああ」
「このままフィン様の手柄にしてしまいましょう」
一瞬、フィンは考え込む。
「いや、でも」
「大丈夫です。今更ライカ様の話を出しても公爵の機嫌を損ねるだけですし」
「そ、そうだね」
ご機嫌なロイドが思い立った様に宣言する。
「さあ、明日は英雄フィンのために盛大に宴を催すこととしよう。周辺の貴族たちにも伝えよ!」
次の日に行われた宴には、多くの貴族たちや豪商が集まった。
ずっと抱えていた魔獣のスタンピード問題が解決し、皆、活気が溢れている。
「今日は、お集まりいただき感謝する。オーレス子爵領を救った、我が息子フィンとその従者たちに拍手を!」
盛大な拍手と歓声がホワイトス公爵家の宴会場に響き渡る。
乾杯が終わり、各々が談笑する。フィンたちも来賓に囲まれ、その武勇伝を語っている。
勿論、ライカの手柄を横取りし、捏造された武勇伝だ。
数人の貴族が、ロイドを囲む。
「ホワイトス公爵、先日は責め立てられて申し訳なかったです」
「いや、構わんよ。過ぎたことだ。我が息子が、そなたたちの願い通り、魔獣どもを駆逐したしな」
自慢気に笑うロイドは満足そうだ。
「いやはや、ホワイトス公爵はよい御子息を持たれた。羨ましい限りです」
「我が息子もフィン殿のように優秀であればよかったのですが……」
「よし! フィンには遂にあれを渡すことにしよう」
ロイドは、一度宴会場を出ると、大きな箱を持つ使用人と共に戻ってきた。
皆を静粛にするよう、声を上げる。
何が始まるのかと、目を見張る来賓たちは、移動し、フィンとロイドの間に道を作る。
「これは、フィンがホワイトス公爵家の当主になったときに、渡そうと思っていたのだがな。良い機会だ。フィン。こっちへ参れ」
急に呼ばれたフィンが宴会場の中央へと進む。
もったいぶった口調で、ロイドが口を開く。
「これは我が家に伝わる家宝。古の時代、この地を守護する白虎が大切にしていたという高純度のマタタビ石の結晶のペンダントだ。受け取るが良い」
「おお!なんと美しい」
「かつて、この地を守護していた四聖獣の宝玉か!」
ロイドは、跪くフィンの首に、深い緑色に輝くペンダントを付ける。
来賓の歓声が上がる。
「まだあるぞ。これはな、我が家に伝わる宝刀だ」
「あれは、ロイド公爵が戦場の英雄と謳われたときに使っていた、白虎の剣ではないか!」
「今のお前にふさわしい剣だ。この剣で斬れぬ物はない。受け取るが良い」
フィンは再度、跪き、両の手で剣を受け取る。
「ありがとうございます。父上」
「フィンが成人したら、私もいよいよ引退だな。ハッハッハ」
「公爵はお気が早い。まだまだ、西の地のためにご活躍していただきますぞ」
「ハッハッハ」
この日の宴は夜遅くまで続いた。
◇◆◇
フィンはこの後も、オーレス子爵領を守った英雄として、もてはやされて行く。
フィンの受け継いだマタタビ石の結晶と、白虎の剣が、西の地全土を揺るがすことになるのをフィンやロイドは、まだ知らないのであった。
◇◆◇
ホワイトス領に徒歩で帰るフィンたち一行は、みんな暗い顔をしている。
意気揚々と討伐に向かい、魔獣たちに追い詰められた。
それを、ずっと見下していた兄に助けられ。さらには、一対一で完膚なきまでに叩きのめされた。
フィンのプライドはズタズタに引き裂かれているだろう。
「兄上め……あの異常な強さはなんなんだ。やはり、六つ星のユニークを使いこなしているのか……」
「フィン様が、まったく歯が立たないなんて……あ、すみません」
「いや、その通りだ。事実まったく相手にならなかった」
ライカに何度も地面に叩きつけられ、土で汚れた顔を拭いながらつぶやく。
「ホワイトス家を追放されたくせに……覚えてろ。いつか仕返ししてやる」
◇◇◇
ホワイトス家の着く一行。屋敷に入ると、ロイド・ホワイトス公爵が出迎えた。
「さすが我が後継ぎだ! 此度の魔獣討伐、大義であったぞ」
なんのことかさっぱりわからないフィンがキョトンとする。
「え……ぼ、僕は」
「なにを湿気た面をしているのだ。ホワイトス公爵令息がオーレスの街を救った噂はすでに、このホワイトス領にも伝わっているぞ」
「いえ、僕は……実は」
否定しきれないフィンの肩を抱き、応接間へと誘導する、ロイド。
「なにを突っ立っている。お前たちもよくぞフィンを支えてくれた。褒美を取らす故、こちらへ参れ」
応接間の豪華な革張りのソファに腰を掛けると使用人が、人数分のお茶を持ってくる。
「フィン、お前の父であることが誇らしいぞ! いま、この地は、お前の噂で持ち切りだ」
「あ、はい……」
「白馬に乗った公爵令息か! 画になるではないか。まさか、私の愛馬を勝手に乗っていくとはな。良い良い。あの白馬はお前にやろう」
部下がフィンに耳打ちをする。
「フィン様、どうやら皆、フィン様とライカ様を間違えてらっしゃるようですね」
「ああ」
「このままフィン様の手柄にしてしまいましょう」
一瞬、フィンは考え込む。
「いや、でも」
「大丈夫です。今更ライカ様の話を出しても公爵の機嫌を損ねるだけですし」
「そ、そうだね」
ご機嫌なロイドが思い立った様に宣言する。
「さあ、明日は英雄フィンのために盛大に宴を催すこととしよう。周辺の貴族たちにも伝えよ!」
次の日に行われた宴には、多くの貴族たちや豪商が集まった。
ずっと抱えていた魔獣のスタンピード問題が解決し、皆、活気が溢れている。
「今日は、お集まりいただき感謝する。オーレス子爵領を救った、我が息子フィンとその従者たちに拍手を!」
盛大な拍手と歓声がホワイトス公爵家の宴会場に響き渡る。
乾杯が終わり、各々が談笑する。フィンたちも来賓に囲まれ、その武勇伝を語っている。
勿論、ライカの手柄を横取りし、捏造された武勇伝だ。
数人の貴族が、ロイドを囲む。
「ホワイトス公爵、先日は責め立てられて申し訳なかったです」
「いや、構わんよ。過ぎたことだ。我が息子が、そなたたちの願い通り、魔獣どもを駆逐したしな」
自慢気に笑うロイドは満足そうだ。
「いやはや、ホワイトス公爵はよい御子息を持たれた。羨ましい限りです」
「我が息子もフィン殿のように優秀であればよかったのですが……」
「よし! フィンには遂にあれを渡すことにしよう」
ロイドは、一度宴会場を出ると、大きな箱を持つ使用人と共に戻ってきた。
皆を静粛にするよう、声を上げる。
何が始まるのかと、目を見張る来賓たちは、移動し、フィンとロイドの間に道を作る。
「これは、フィンがホワイトス公爵家の当主になったときに、渡そうと思っていたのだがな。良い機会だ。フィン。こっちへ参れ」
急に呼ばれたフィンが宴会場の中央へと進む。
もったいぶった口調で、ロイドが口を開く。
「これは我が家に伝わる家宝。古の時代、この地を守護する白虎が大切にしていたという高純度のマタタビ石の結晶のペンダントだ。受け取るが良い」
「おお!なんと美しい」
「かつて、この地を守護していた四聖獣の宝玉か!」
ロイドは、跪くフィンの首に、深い緑色に輝くペンダントを付ける。
来賓の歓声が上がる。
「まだあるぞ。これはな、我が家に伝わる宝刀だ」
「あれは、ロイド公爵が戦場の英雄と謳われたときに使っていた、白虎の剣ではないか!」
「今のお前にふさわしい剣だ。この剣で斬れぬ物はない。受け取るが良い」
フィンは再度、跪き、両の手で剣を受け取る。
「ありがとうございます。父上」
「フィンが成人したら、私もいよいよ引退だな。ハッハッハ」
「公爵はお気が早い。まだまだ、西の地のためにご活躍していただきますぞ」
「ハッハッハ」
この日の宴は夜遅くまで続いた。
◇◆◇
フィンはこの後も、オーレス子爵領を守った英雄として、もてはやされて行く。
フィンの受け継いだマタタビ石の結晶と、白虎の剣が、西の地全土を揺るがすことになるのをフィンやロイドは、まだ知らないのであった。
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