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61話
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「どうして?」
【大剣使いのクイナ】には【虎の牙】の2人が辞めない理由がわからなかった。
「どうしてって、クイナ達【パレード】にあんな戦闘見せられたら辞められないよ!」
「そうそう、いつの間にあんなに強くなったんですか!?」
すると、アカリとエリカがそう言ってクイナに詰め寄る。
辞めない理由がクイナ達にあると言っているのだ。
「え?」
だけど、クイナにはその理由が思いつかなかった。
「クイナ達は指示無しに後衛職の人も動いていて、戦闘に無駄がありませんでした。
それに比べて私達はずっと命令とはいえ、指示がないと動けなかったのです・・・」
「あんなの見せられたら、私達ももっと頑張らないといけないと思いますよ」
なんと、クイナ達は【虎の牙】のリーダーである【大剣使いのレン】に後衛の活躍を見せて考え方を変えさせる予定が、逆に後衛の2人の考え方を変えてしまったようだ。
それも2人の顔を見ると良い意味で変わってしまっているのがわかる。
暗い表情から一変して、明るい表情になっているから・・・。
後衛職が活躍すれば、同じ後衛職の者にも闘志に火が付くということだ。
「クイナ達みたいに強くなるにはこのパーティーしかないと思うんです。
だから、このパーティーに残り私達が変わります」
2人にはそういう考えがあり、【虎の牙】に残ると言ったのだった。
そう答えた2人の意思は固そうで、結果的にクイナが心配だったアカリとエリカの環境は変わると思う。
「わかりました。
2人がそう決めたなら、止めません。
頑張ってください」
クイナが考えていた結果とは違ったけど、これはこれで良い変化だと思ったので2人を応援した。
「はい!
もし次戦うことがあったら、今度は負けません」
「私達も強くなりますからね」
2人はクイナの言葉を聞き、クイナにそう言葉を返すとステージ上から退場していった。
言葉は交わしても一度も触れ合いがなかったのは、まだここでは敵同士であるという表れだと思う。
多分、この後2人は怪我をした【虎の牙】メンバーの元に行き、新たな道を歩き出すだろう。
ーーその後、僕達【パレード】メンバーも二回戦目が行なわれるためにステージ上から出て、控室に入った。
模擬戦はまだまだこれからであり、次々に進んでいく。
「これより、第二回戦目を開始しますーー・・・」
引き続き、【受付嬢のミリア】の司会の元、進行していくのだった。
【大剣使いのクイナ】には【虎の牙】の2人が辞めない理由がわからなかった。
「どうしてって、クイナ達【パレード】にあんな戦闘見せられたら辞められないよ!」
「そうそう、いつの間にあんなに強くなったんですか!?」
すると、アカリとエリカがそう言ってクイナに詰め寄る。
辞めない理由がクイナ達にあると言っているのだ。
「え?」
だけど、クイナにはその理由が思いつかなかった。
「クイナ達は指示無しに後衛職の人も動いていて、戦闘に無駄がありませんでした。
それに比べて私達はずっと命令とはいえ、指示がないと動けなかったのです・・・」
「あんなの見せられたら、私達ももっと頑張らないといけないと思いますよ」
なんと、クイナ達は【虎の牙】のリーダーである【大剣使いのレン】に後衛の活躍を見せて考え方を変えさせる予定が、逆に後衛の2人の考え方を変えてしまったようだ。
それも2人の顔を見ると良い意味で変わってしまっているのがわかる。
暗い表情から一変して、明るい表情になっているから・・・。
後衛職が活躍すれば、同じ後衛職の者にも闘志に火が付くということだ。
「クイナ達みたいに強くなるにはこのパーティーしかないと思うんです。
だから、このパーティーに残り私達が変わります」
2人にはそういう考えがあり、【虎の牙】に残ると言ったのだった。
そう答えた2人の意思は固そうで、結果的にクイナが心配だったアカリとエリカの環境は変わると思う。
「わかりました。
2人がそう決めたなら、止めません。
頑張ってください」
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「はい!
もし次戦うことがあったら、今度は負けません」
「私達も強くなりますからね」
2人はクイナの言葉を聞き、クイナにそう言葉を返すとステージ上から退場していった。
言葉は交わしても一度も触れ合いがなかったのは、まだここでは敵同士であるという表れだと思う。
多分、この後2人は怪我をした【虎の牙】メンバーの元に行き、新たな道を歩き出すだろう。
ーーその後、僕達【パレード】メンバーも二回戦目が行なわれるためにステージ上から出て、控室に入った。
模擬戦はまだまだこれからであり、次々に進んでいく。
「これより、第二回戦目を開始しますーー・・・」
引き続き、【受付嬢のミリア】の司会の元、進行していくのだった。
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