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48話
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【虎の牙】にとって、前衛職が全てであり、後衛職はそのおまけ程度と考えている。
だから、後衛職が加わったところで、何も変わらないというのが【虎の牙】のリーダーである【大剣使いのレン】の考えだ。
【パレード】のリーダーである【大剣使いのクイナ】が「ライドさんのおかげ」だと言ったのは、後衛職の必要性を理解させるためでもあった。
なぜクイナがそんなことをしようとしているかというと、【虎の牙】のメンバーである、後衛職の【魔法使いのアカリ】と【回復職のエリカ】は知り合いなのだ。
始めはトップ3冒険者パーティー【虎の牙】に選ばれたことを喜んでいた2人・・・。
しかし今では、後衛職を言うことを聞く道具としてレン達にいいように扱われている。
その扱いのせいで2人はパーティーを抜けたくても抜けさせてもらえないのだ。
クイナはそのおかしい状況に異論を唱えたが聞き入れてもらえなかった。
「パーティーメンバーでもない奴に口出しされる言われはない」と・・・。
そこでクイナが考えたのは、後衛職の大切さをレンに教えることにある。
「・・・ーーというわけなのです」
クイナは僕に後衛職が役立つ存在であるとレン達にアピールしてほしいそうだ。
「わかりました、協力しましょう!」
クイナの知り合いが困っているというなら僕も助けてあげたいと思えた。
そのためには何でも協力してあげようと・・・。
「ありがとうございます、ライドさん」
僕が協力を申し出るとクイナは喜んでいた。
【虎の牙】にいる知り合いが余程心配なんだと感じた。
ーーそして、その機会は突然訪れる。
今回のギルド公式大会の内容が貼り出されたのだ。
今までなら、ギルドに貢献した成果によって冒険者パーティーの順位が決まっていた。
しかし今回、攻略速度で不動だった【竜の爪】が【パレード】に負けた。
更にその後に続いたのが【虎の牙】。
その異例の出来事に、貢献度だけで順位付けするのが難しくなった。
そこでギルドは今回、貢献度にプラスして冒険者パーティーの実力をみる模擬戦を行なうようにしたようだ。
模擬戦で勝てば貢献度に加算され、負ければ貢献度が減点される。
今回、勝敗によって順位が決まるわけである。
パーティー同士での実力の違いを知る機会でもあると考えられているのかもしれない。
だから、後衛職が加わったところで、何も変わらないというのが【虎の牙】のリーダーである【大剣使いのレン】の考えだ。
【パレード】のリーダーである【大剣使いのクイナ】が「ライドさんのおかげ」だと言ったのは、後衛職の必要性を理解させるためでもあった。
なぜクイナがそんなことをしようとしているかというと、【虎の牙】のメンバーである、後衛職の【魔法使いのアカリ】と【回復職のエリカ】は知り合いなのだ。
始めはトップ3冒険者パーティー【虎の牙】に選ばれたことを喜んでいた2人・・・。
しかし今では、後衛職を言うことを聞く道具としてレン達にいいように扱われている。
その扱いのせいで2人はパーティーを抜けたくても抜けさせてもらえないのだ。
クイナはそのおかしい状況に異論を唱えたが聞き入れてもらえなかった。
「パーティーメンバーでもない奴に口出しされる言われはない」と・・・。
そこでクイナが考えたのは、後衛職の大切さをレンに教えることにある。
「・・・ーーというわけなのです」
クイナは僕に後衛職が役立つ存在であるとレン達にアピールしてほしいそうだ。
「わかりました、協力しましょう!」
クイナの知り合いが困っているというなら僕も助けてあげたいと思えた。
そのためには何でも協力してあげようと・・・。
「ありがとうございます、ライドさん」
僕が協力を申し出るとクイナは喜んでいた。
【虎の牙】にいる知り合いが余程心配なんだと感じた。
ーーそして、その機会は突然訪れる。
今回のギルド公式大会の内容が貼り出されたのだ。
今までなら、ギルドに貢献した成果によって冒険者パーティーの順位が決まっていた。
しかし今回、攻略速度で不動だった【竜の爪】が【パレード】に負けた。
更にその後に続いたのが【虎の牙】。
その異例の出来事に、貢献度だけで順位付けするのが難しくなった。
そこでギルドは今回、貢献度にプラスして冒険者パーティーの実力をみる模擬戦を行なうようにしたようだ。
模擬戦で勝てば貢献度に加算され、負ければ貢献度が減点される。
今回、勝敗によって順位が決まるわけである。
パーティー同士での実力の違いを知る機会でもあると考えられているのかもしれない。
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