61 / 127
10章 冬休み その一
61
しおりを挟む
※暗いの注意
──────
次の日。
「藍ちゃん、髪の毛弄らせて?」
小雪さんにそう言われたのは朝ご飯を食べ終えた後のこと。いきなりで驚いてしまい、何も返事出来ずにいた。
「母さん……」
山吹さんと柊木さんが呆れている。双子という情報を得てからこの二人を見ると確かによく似てると思う。今の反応とか特に。
「私、結婚する前は美容師やってたのよ。最近は髪を弄ることもほとんどないから、ね?」
目をキラキラとさせて手をこちらに向ける。
「い、良いですよ。というよりもむしろお願いします。」
「ありがとう!」
小雪さんに指定された椅子に座り、その背後に小雪さんは立つ。
「どんな髪型にしましょうね。」
早速私の髪を触る。数回櫛で梳かしたところで、ピタリと手が止まる。
「藍ちゃん。この髪偽物よね?」
「あ……」
そういえば言ってなかったっけ。皆さんにはもうバレているからすっかり忘れてた。でも地毛の色を見せて怖がらせたくはないからなあ。どうしよう。
「えっと……」
言っていいのかな。
「ちょっと髪色が派手なので……」
アプリオリ特有の髪色だからなあ……。もうこればっかりはどうしようもない。隠すしか。
「ふふ、大丈夫よ。私は怖がったりしないから。これ、取って見せて?」
……本当に大丈夫かな。本人がそう言っているのだからその通りにするべきか否か。
よし、怖がられたらたくさん謝ろう。そう決めてウィッグを外す。さらりと白い地毛が露わになる。ちなみにカラコンはずっと外しっぱなしだ。エートス共通のものなので小雪さんも知っているからね。
ということで白髪灰色目の状態になった。怖がらせたくはないが……大丈夫かな。とても不安だ。
「綺麗……藍ちゃん、とても綺麗ね。」
それはとても優しい声で。不安もすっと消えていく。
「……前はこの色が気持ち悪いとしか言われてこなかったので……嬉しいです。」
「あら、そんなこと言う人間がこの世にいるというの? この美しさが分からないなんてどうかしているわ!」
ぷりぷりと怒り始めた小雪さん。
「母さん、気持ちは分かるがちょっと落ち着けって。」
「そうですよ。藍さんが驚いていますよ?」
「あら、ごめんなさい。ただ……こんなにも綺麗なのに、理解されないのはおかしいと思うの。」
「小雪さん……」
今そう言ってもらえるなら、昔の私も救われる気がする。
「……ありがとう、ございます。嬉しいです。」
私のその言葉に満足したようで、うふふと笑いながら再び手を動かし始める。
「出来たわ!」
数分でそれは出来た。ほら、と私の髪を写した鏡を見せられ。そこにあったのは綺麗に編み込まれた私の白い髪。
「わあ……!」
いつもウィッグをつけていたりして自分の髪を弄ることはほとんどないし、面倒なので結ぶとしても良くて一つ結び。
……今私の女子力の低さに自分で驚いたわ。
「可愛い可愛い! あいさん良いね!」
きゃーなんて言ってこちらに駆け寄ってくる桃さん。反応が女子っぽい気がするのは気のせいか。
そんなことを考えていた時。
「帰った。」
聞きなれない声がリビングの外から聞こえてきた。とても低く、落ち着かない声。なんか、胸の辺りがざわざわする。
そしてその声に反応したのは山吹さんと柊木さん。一瞬であったが動きが止まる。
「あっ、藍ちゃん隠れて!」
「え? 小雪さん?」
戸惑う私の背中を押す小雪さん。しかし隠れる前に見知らぬ男の人がリビングに入ってきた。
「……おかえりなさい。」
動揺を隠せない様子のまま入ってきた人に話しかける小雪さんは私を背に隠した。そんなに私の存在を隠したいのかな……?
「ああ。……なんか今日は人が多いな。」
「ええ。りんとあかねのお友達が泊まりに来てくれたのよ。」
「そうか。ゆっくりしていけばいい。」
「ありがとうございまーす。」
皆さんはいつも通りに振舞っているが、小雪さんだけほんの少し緊張しているみたいだった。
「で、背後に隠している子はどうした小雪。」
「……。」
「私に隠したいような人物なのか?」
「……、」
数秒考えた後、背後にいる私がその人に見えるよう小雪さんは移動した。この人は私の中にあるどこの記憶を探っても知り合いではないことだけは分かった。それなのに何故小雪さんは私を隠した……?
「……名前を聞こうか。」
「え、っと……花蘇芳 藍です。」
名前を告げた瞬間、その人は納得したような表情になった。
「ほう、お前があの『親殺し』の花蘇芳 藍か。」
「え……?」
一体何を言われたのだろう。衝撃的な発言に頭が働かなくなる。
「お前が自分の両親を、」
「違う! 藍さんは違う! 父さんは何か誤解している!」
まだ脳が処理しきれていない事柄に呆然としていた時、手を引かれ、視界が暗くなる。と同時にふわりと香る……この匂いは山吹さんだよね。山吹さんは私を抱き寄せて更に叫ぶ。
「違う違う違う! 藍さんは被害者だ!!」
こんなに大声を出す山吹さんは初めて見た。と、どこか的外れな方向に頭が働く。だって二人の言っていることが理解出来ないんだもの。
「何故そう言いきれる。……ああ、お前のポンコツな能力を使って見たのか。」
「……。」
「しかし実際花蘇芳 藍という存在が、親を殺したんだからな。何も嘘を言っている訳じゃあない。」
「そんな訳ない! 藍さんは、藍さんは……!」
山吹さんは、私の何を知っていて叫ぶのだろう。私には分からない。
「花蘇芳家も山吹家同様、『囚われている家』だからな。」
「それがどうした!」
「だからここにいるお前達も皆、花蘇芳 藍から離れるべきだ。これからも生きていたいのなら。これは忠告だ。」
どういうこと……? 私は何をしてしまったの……?
ワカラナイ。
「そんなこと絶対しない! 藍さんは仲間だ!」
抱きしめる力が強まる。しかし私の頭は混乱を極めていた。
「これを聞けば離れるだろうな。
花蘇芳家が囚われている──は……
『──』
だからな。」
『いいか、藍。お前がお母さんから嫌われているのは、お前の容姿が皆と違うせいで──っていう言葉に囚われたくないからだ。最初から嫌っていれば大丈夫だと思ってるんだよ。──ければお母さんが──ことはないってね。』
「っ……!」
私の頭はガンガンと割れるかのように痛みを訴え始める。無意識にぎゅっと山吹さんの服を掴む。
『あの人が果たせなかった計画を今から代わりに果たすわ! さあ、こっちに来なさい!』
何……誰の声……? 知らない人の声のはずなのに、懐かしい気持ちにもなる。
『あんたは生まれてくるべきじゃなかった! だから私達が責任を持って殺してあげるわ!』
『ベランダに決まってるでしょ!? あの人の分、あたしが果たさないと!!』
なんだ、これは。この声は……
「い、痛い……」
立っているのも辛くなる。それくらい頭が割れるように痛い。
「藍さん!?」
『お前なんて、生まれて来なければ良かったのにな。』
聞こえる声の種類は二つ。ヒステリックな女の人が主で、穏やかな男の人が幾つか。
「あ……ああ……あああ……」
ぐるぐるぐるぐると声が、声が……
服を掴んでいた両手を離して耳を塞ぐ。それでも尚私の頭を割らんばかりに声は響く。
「やめて、ごめんなさい、やめて!
お母さん! お父さん!」
痛みに耐えきれなかったのか、私の意識はそこで途切れた。
──────
次の日。
「藍ちゃん、髪の毛弄らせて?」
小雪さんにそう言われたのは朝ご飯を食べ終えた後のこと。いきなりで驚いてしまい、何も返事出来ずにいた。
「母さん……」
山吹さんと柊木さんが呆れている。双子という情報を得てからこの二人を見ると確かによく似てると思う。今の反応とか特に。
「私、結婚する前は美容師やってたのよ。最近は髪を弄ることもほとんどないから、ね?」
目をキラキラとさせて手をこちらに向ける。
「い、良いですよ。というよりもむしろお願いします。」
「ありがとう!」
小雪さんに指定された椅子に座り、その背後に小雪さんは立つ。
「どんな髪型にしましょうね。」
早速私の髪を触る。数回櫛で梳かしたところで、ピタリと手が止まる。
「藍ちゃん。この髪偽物よね?」
「あ……」
そういえば言ってなかったっけ。皆さんにはもうバレているからすっかり忘れてた。でも地毛の色を見せて怖がらせたくはないからなあ。どうしよう。
「えっと……」
言っていいのかな。
「ちょっと髪色が派手なので……」
アプリオリ特有の髪色だからなあ……。もうこればっかりはどうしようもない。隠すしか。
「ふふ、大丈夫よ。私は怖がったりしないから。これ、取って見せて?」
……本当に大丈夫かな。本人がそう言っているのだからその通りにするべきか否か。
よし、怖がられたらたくさん謝ろう。そう決めてウィッグを外す。さらりと白い地毛が露わになる。ちなみにカラコンはずっと外しっぱなしだ。エートス共通のものなので小雪さんも知っているからね。
ということで白髪灰色目の状態になった。怖がらせたくはないが……大丈夫かな。とても不安だ。
「綺麗……藍ちゃん、とても綺麗ね。」
それはとても優しい声で。不安もすっと消えていく。
「……前はこの色が気持ち悪いとしか言われてこなかったので……嬉しいです。」
「あら、そんなこと言う人間がこの世にいるというの? この美しさが分からないなんてどうかしているわ!」
ぷりぷりと怒り始めた小雪さん。
「母さん、気持ちは分かるがちょっと落ち着けって。」
「そうですよ。藍さんが驚いていますよ?」
「あら、ごめんなさい。ただ……こんなにも綺麗なのに、理解されないのはおかしいと思うの。」
「小雪さん……」
今そう言ってもらえるなら、昔の私も救われる気がする。
「……ありがとう、ございます。嬉しいです。」
私のその言葉に満足したようで、うふふと笑いながら再び手を動かし始める。
「出来たわ!」
数分でそれは出来た。ほら、と私の髪を写した鏡を見せられ。そこにあったのは綺麗に編み込まれた私の白い髪。
「わあ……!」
いつもウィッグをつけていたりして自分の髪を弄ることはほとんどないし、面倒なので結ぶとしても良くて一つ結び。
……今私の女子力の低さに自分で驚いたわ。
「可愛い可愛い! あいさん良いね!」
きゃーなんて言ってこちらに駆け寄ってくる桃さん。反応が女子っぽい気がするのは気のせいか。
そんなことを考えていた時。
「帰った。」
聞きなれない声がリビングの外から聞こえてきた。とても低く、落ち着かない声。なんか、胸の辺りがざわざわする。
そしてその声に反応したのは山吹さんと柊木さん。一瞬であったが動きが止まる。
「あっ、藍ちゃん隠れて!」
「え? 小雪さん?」
戸惑う私の背中を押す小雪さん。しかし隠れる前に見知らぬ男の人がリビングに入ってきた。
「……おかえりなさい。」
動揺を隠せない様子のまま入ってきた人に話しかける小雪さんは私を背に隠した。そんなに私の存在を隠したいのかな……?
「ああ。……なんか今日は人が多いな。」
「ええ。りんとあかねのお友達が泊まりに来てくれたのよ。」
「そうか。ゆっくりしていけばいい。」
「ありがとうございまーす。」
皆さんはいつも通りに振舞っているが、小雪さんだけほんの少し緊張しているみたいだった。
「で、背後に隠している子はどうした小雪。」
「……。」
「私に隠したいような人物なのか?」
「……、」
数秒考えた後、背後にいる私がその人に見えるよう小雪さんは移動した。この人は私の中にあるどこの記憶を探っても知り合いではないことだけは分かった。それなのに何故小雪さんは私を隠した……?
「……名前を聞こうか。」
「え、っと……花蘇芳 藍です。」
名前を告げた瞬間、その人は納得したような表情になった。
「ほう、お前があの『親殺し』の花蘇芳 藍か。」
「え……?」
一体何を言われたのだろう。衝撃的な発言に頭が働かなくなる。
「お前が自分の両親を、」
「違う! 藍さんは違う! 父さんは何か誤解している!」
まだ脳が処理しきれていない事柄に呆然としていた時、手を引かれ、視界が暗くなる。と同時にふわりと香る……この匂いは山吹さんだよね。山吹さんは私を抱き寄せて更に叫ぶ。
「違う違う違う! 藍さんは被害者だ!!」
こんなに大声を出す山吹さんは初めて見た。と、どこか的外れな方向に頭が働く。だって二人の言っていることが理解出来ないんだもの。
「何故そう言いきれる。……ああ、お前のポンコツな能力を使って見たのか。」
「……。」
「しかし実際花蘇芳 藍という存在が、親を殺したんだからな。何も嘘を言っている訳じゃあない。」
「そんな訳ない! 藍さんは、藍さんは……!」
山吹さんは、私の何を知っていて叫ぶのだろう。私には分からない。
「花蘇芳家も山吹家同様、『囚われている家』だからな。」
「それがどうした!」
「だからここにいるお前達も皆、花蘇芳 藍から離れるべきだ。これからも生きていたいのなら。これは忠告だ。」
どういうこと……? 私は何をしてしまったの……?
ワカラナイ。
「そんなこと絶対しない! 藍さんは仲間だ!」
抱きしめる力が強まる。しかし私の頭は混乱を極めていた。
「これを聞けば離れるだろうな。
花蘇芳家が囚われている──は……
『──』
だからな。」
『いいか、藍。お前がお母さんから嫌われているのは、お前の容姿が皆と違うせいで──っていう言葉に囚われたくないからだ。最初から嫌っていれば大丈夫だと思ってるんだよ。──ければお母さんが──ことはないってね。』
「っ……!」
私の頭はガンガンと割れるかのように痛みを訴え始める。無意識にぎゅっと山吹さんの服を掴む。
『あの人が果たせなかった計画を今から代わりに果たすわ! さあ、こっちに来なさい!』
何……誰の声……? 知らない人の声のはずなのに、懐かしい気持ちにもなる。
『あんたは生まれてくるべきじゃなかった! だから私達が責任を持って殺してあげるわ!』
『ベランダに決まってるでしょ!? あの人の分、あたしが果たさないと!!』
なんだ、これは。この声は……
「い、痛い……」
立っているのも辛くなる。それくらい頭が割れるように痛い。
「藍さん!?」
『お前なんて、生まれて来なければ良かったのにな。』
聞こえる声の種類は二つ。ヒステリックな女の人が主で、穏やかな男の人が幾つか。
「あ……ああ……あああ……」
ぐるぐるぐるぐると声が、声が……
服を掴んでいた両手を離して耳を塞ぐ。それでも尚私の頭を割らんばかりに声は響く。
「やめて、ごめんなさい、やめて!
お母さん! お父さん!」
痛みに耐えきれなかったのか、私の意識はそこで途切れた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
とうめいな恋
春野 あかね
青春
とうめい人間と呼ばれている瑞穂と、余命僅かと宣告された爽太は一週間だけ、友達になるという約束をする。
しかし瑞穂には、誰にも言えない秘密があった。
他人に関して無関心だった二人が惹かれあう、二人にとっての最期の一週間。
2017年 1月28日完結。
ご意見ご感想、お待ちしております。
この作品は小説家になろうというサイトにて掲載されております。
ハルカの唄
堀尾さよ
青春
ハルカは完璧な美少女だった。
ウタは彼女の存在を自分とは全く違う世界の住民だと感じながらも、一番の友人として接していた。
ウタにとって、ハルカは女神だった。かみさまだった。
しかし、その幻想も年月とともに崩されるのだった。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
私たち、博麗学園おしがまクラブ(非公認)です! 〜特大膀胱JKたちのおしがま記録〜
赤髪命
青春
街のはずれ、最寄り駅からも少し離れたところにある私立高校、博麗学園。そのある新入生のクラスのお嬢様・高橋玲菜、清楚で真面目・内海栞、人懐っこいギャル・宮内愛海の3人には、膀胱が同年代の女子に比べて非常に大きいという特徴があった。
これは、そんな学校で普段はトイレにほとんど行かない彼女たちの爆尿おしがまの記録。
友情あり、恋愛あり、おしがまあり、そしておもらしもあり!? そんなおしがまクラブのドタバタ青春小説!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる