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第3章
162.うんッッッッ。
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あの日から2日。俺はひたすら体調が悪いということを押し通して、誰にも会わずに、部屋にひきこもっていた。
何度も父様たちが心配して部屋の前に来てくれたが、その度にアミュートがこっちに意識を持ってきて、父様たちに言い訳を説明して追い返してくれていた。
俺から説明しても良かったけど、考える間は、話したくなかった。怖かった。
そして、ついにアミュートは、人の姿を手に入れた。
『ユキ、ユキユキユキ!おーきーてー!』
『ん…どしたの?』
部屋ですることも無く昼寝をしていた俺をアミュートが超ハイテンションで起こしてくる。
『ね、みて!どう?ついに、ついにだよ!僕頑張ったよね?!褒めて!かっこいい?どう?もっとこうしたいとかある?この姿が基本なんだけどね、変えようと思えば変えられるよ!創造主様がそう仰ってたし!どうする?このままでいい?もっともふもふした方がいい?あ、耳、人の耳じゃなくて前のままの耳がいい?ユキ僕の耳好きだもんね!ね、ね、どうどう?』
『ちょっと待って寝起きだから混乱する……』
アミュートがまだ半分ねている俺に物凄いマシンガントークをかましてくる。
そんなアミュートをとりあえず止めて、うっすらぼやける視界のピントをアミュートに合わせる。
『わ、え、あ、え、「あ゙~~~~~~……」』
俺は人型になったアミュートをみて、念話でも上手く話せず言葉も上手く出ず、相当間抜けな感じになってしまったと思う。
『どう?どう?なんか変?』
『いや、うん。最高。………うん。いんじゃない?………髪の毛、いつもの毛質と一緒だね…ふわふわもふもふ…』
『うん!僕の見た目ね、創造主様に考えて頂いたんだ~ユキと創造主様に似せて創ってくれたんだって!本当はね、自分で適当に人の姿を考えるか、勝手にできちゃったやつか、なんだけどね、僕は創造主様が特別に作ってくれた個体でしょ?だから、特別に人の体も作ってくれたんだよ』
再び始まるアミュートのマシンガントーク。
『アミュート、とりあえず落ち着こうか?』
『うんッッッッ!』
『まだ語尾が全然落ち着けてないから。』
なんだろう…人型になってしっぽが消えたはずなのに、実態の無いしっぽが見える。ちぎれそうな程に振り回されているしっぽが。
『俺もね、どうするか決めたからとりあえず、ケインの所行く?アミュートにはとりあえず落ち着いてもらわないと褒めることも出来そうにないし』
『うんッッッッ!そうだね!』
俺の心臓は、決断により落ち着きなく早く大きな音を立てて動いていたが、アミュートは興奮して同様の動きをしているようだった。
それぞれの理由から忙しなく動かされているふたつの心臓はそっと動きを潜め、ケインの元へと意識が飛んでいった。
何度も父様たちが心配して部屋の前に来てくれたが、その度にアミュートがこっちに意識を持ってきて、父様たちに言い訳を説明して追い返してくれていた。
俺から説明しても良かったけど、考える間は、話したくなかった。怖かった。
そして、ついにアミュートは、人の姿を手に入れた。
『ユキ、ユキユキユキ!おーきーてー!』
『ん…どしたの?』
部屋ですることも無く昼寝をしていた俺をアミュートが超ハイテンションで起こしてくる。
『ね、みて!どう?ついに、ついにだよ!僕頑張ったよね?!褒めて!かっこいい?どう?もっとこうしたいとかある?この姿が基本なんだけどね、変えようと思えば変えられるよ!創造主様がそう仰ってたし!どうする?このままでいい?もっともふもふした方がいい?あ、耳、人の耳じゃなくて前のままの耳がいい?ユキ僕の耳好きだもんね!ね、ね、どうどう?』
『ちょっと待って寝起きだから混乱する……』
アミュートがまだ半分ねている俺に物凄いマシンガントークをかましてくる。
そんなアミュートをとりあえず止めて、うっすらぼやける視界のピントをアミュートに合わせる。
『わ、え、あ、え、「あ゙~~~~~~……」』
俺は人型になったアミュートをみて、念話でも上手く話せず言葉も上手く出ず、相当間抜けな感じになってしまったと思う。
『どう?どう?なんか変?』
『いや、うん。最高。………うん。いんじゃない?………髪の毛、いつもの毛質と一緒だね…ふわふわもふもふ…』
『うん!僕の見た目ね、創造主様に考えて頂いたんだ~ユキと創造主様に似せて創ってくれたんだって!本当はね、自分で適当に人の姿を考えるか、勝手にできちゃったやつか、なんだけどね、僕は創造主様が特別に作ってくれた個体でしょ?だから、特別に人の体も作ってくれたんだよ』
再び始まるアミュートのマシンガントーク。
『アミュート、とりあえず落ち着こうか?』
『うんッッッッ!』
『まだ語尾が全然落ち着けてないから。』
なんだろう…人型になってしっぽが消えたはずなのに、実態の無いしっぽが見える。ちぎれそうな程に振り回されているしっぽが。
『俺もね、どうするか決めたからとりあえず、ケインの所行く?アミュートにはとりあえず落ち着いてもらわないと褒めることも出来そうにないし』
『うんッッッッ!そうだね!』
俺の心臓は、決断により落ち着きなく早く大きな音を立てて動いていたが、アミュートは興奮して同様の動きをしているようだった。
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