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第1章
74.失礼だがアホくさい発言。
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色々と服を着せられ、どうせ着せ替え人形にされるんだろうなと覚悟して入った試着室。しかし渡されたのは1着のマリン服のようなものだった。
上の服は半袖で白ベースに、襟や袖、リボン…ネクタイのようになっている部分のみが紺色になっており、その紺色の部分に入った白のラインに山吹色の刺繍があしらわれていた。ズボンは半ズボンに色は紺色ベース。上の服と色を反転させたデザインだった。
セットのようについてある帽子。これもまた同じようなデザインで、白や紺、刺繍の山吹色。とても可愛く、素敵なものだった。
「とりあえずサイズみたいから、着てくれ」
「あい」
言われた通りに着替えるべく、試着室のカーテンをあけ、入る。しかし、自分の服に手をかけ、思い出した。
俺、1人で着替えれないんだ…と。
「あにょ、てちゅらっちぇ…」
「あ、そういえばそうだね」
そう言って直ぐにライさんが入っていいかと訪ね、入ってくる。
俺の着替えを手伝ってもらい、ついでにリスさんにも同じものを着せる。
「うわぁぁー!!かわっ、可愛いいっっ!!」
「「っ!入っていいか!!??」」
興奮気味のライさんが、期待にランランとした2人を試着室の中へ招き入れる。
別に入ってくる必要ないのでは?と思ってしまった。だって大人3人も入れば、流石に試着室という小さな個室では狭いのだから。
「「!!!!!」」
「……俺、もう死んでもいいかも」
2人はしばらく固まり、ようやくノアさんが口を開いたかと思えば発される言葉は意味不明で、失礼かもしれないがとてもアホくさかった。そしてそれに取れるのではないかという程縦に首を振るガイさんとライさん。
ちょっともう怖いかもしれない、この人たち。
「………あ、あにょ…………」
いつまでも引いていちゃいけないなと思い、感激のあまりなのか分からないが、瞳を潤ませる3人へと声をかけた。
「ノア、今すぐ手続きしてこい」
「そうだね!早く!今すぐ!」
「そうだな!!一刻も早く手続きをしなければ……!!」
そんな3人の会話は意味がわからず、まるでこちらに気づいていないようなその振る舞いに思わず呆れたような溜め息がこぼれてしまった。
「と、とりあえずこれ買おう!ね!」
「「あぁ!俺が買ってくる!」」
「「はぁ?!俺が買うんだよ!」」
「「っ!!」」
仲良く声を揃え今度はこの服の購入権で争い出した2人。まったくこの人たちは……。
「そ、そうだユキ。大事な事聞いてなかったね。この服、どう?気に入った?私たちだけで盛り上がってしまってるけど…」
そんな2人を横目に、ライさんが控えめに聞いてきた。
「しゅき!こえ、きりゅ!!」
「っ!そっか!なら良かった~!」
そうほっとしあようにこぼすライさん。
そして、未だ争っている2人にため息混じりに声をかけた。
「あのさ、1点ずつ買えばいいんじゃないの?」
「「え?」」
「じゃんけんでそれぞれどれを買うか決めればいいじゃない!私だってユキに買ってあげたいし。ちょうど買うものも3点あるじゃん」
「「あぁ、なるほど!じゃあじゃんけんだな!!」」
「「っ!また…!」」
ライさんのナイスな提案に賛同する2人だが、いつまで経っても息ぴったりでついイライラしてしまうようだ。
2人は割と息ぴったりになりがちで、そろそろ諦めたらいいのになと思ってしまうがそうはいかないのだろう。
上の服は半袖で白ベースに、襟や袖、リボン…ネクタイのようになっている部分のみが紺色になっており、その紺色の部分に入った白のラインに山吹色の刺繍があしらわれていた。ズボンは半ズボンに色は紺色ベース。上の服と色を反転させたデザインだった。
セットのようについてある帽子。これもまた同じようなデザインで、白や紺、刺繍の山吹色。とても可愛く、素敵なものだった。
「とりあえずサイズみたいから、着てくれ」
「あい」
言われた通りに着替えるべく、試着室のカーテンをあけ、入る。しかし、自分の服に手をかけ、思い出した。
俺、1人で着替えれないんだ…と。
「あにょ、てちゅらっちぇ…」
「あ、そういえばそうだね」
そう言って直ぐにライさんが入っていいかと訪ね、入ってくる。
俺の着替えを手伝ってもらい、ついでにリスさんにも同じものを着せる。
「うわぁぁー!!かわっ、可愛いいっっ!!」
「「っ!入っていいか!!??」」
興奮気味のライさんが、期待にランランとした2人を試着室の中へ招き入れる。
別に入ってくる必要ないのでは?と思ってしまった。だって大人3人も入れば、流石に試着室という小さな個室では狭いのだから。
「「!!!!!」」
「……俺、もう死んでもいいかも」
2人はしばらく固まり、ようやくノアさんが口を開いたかと思えば発される言葉は意味不明で、失礼かもしれないがとてもアホくさかった。そしてそれに取れるのではないかという程縦に首を振るガイさんとライさん。
ちょっともう怖いかもしれない、この人たち。
「………あ、あにょ…………」
いつまでも引いていちゃいけないなと思い、感激のあまりなのか分からないが、瞳を潤ませる3人へと声をかけた。
「ノア、今すぐ手続きしてこい」
「そうだね!早く!今すぐ!」
「そうだな!!一刻も早く手続きをしなければ……!!」
そんな3人の会話は意味がわからず、まるでこちらに気づいていないようなその振る舞いに思わず呆れたような溜め息がこぼれてしまった。
「と、とりあえずこれ買おう!ね!」
「「あぁ!俺が買ってくる!」」
「「はぁ?!俺が買うんだよ!」」
「「っ!!」」
仲良く声を揃え今度はこの服の購入権で争い出した2人。まったくこの人たちは……。
「そ、そうだユキ。大事な事聞いてなかったね。この服、どう?気に入った?私たちだけで盛り上がってしまってるけど…」
そんな2人を横目に、ライさんが控えめに聞いてきた。
「しゅき!こえ、きりゅ!!」
「っ!そっか!なら良かった~!」
そうほっとしあようにこぼすライさん。
そして、未だ争っている2人にため息混じりに声をかけた。
「あのさ、1点ずつ買えばいいんじゃないの?」
「「え?」」
「じゃんけんでそれぞれどれを買うか決めればいいじゃない!私だってユキに買ってあげたいし。ちょうど買うものも3点あるじゃん」
「「あぁ、なるほど!じゃあじゃんけんだな!!」」
「「っ!また…!」」
ライさんのナイスな提案に賛同する2人だが、いつまで経っても息ぴったりでついイライラしてしまうようだ。
2人は割と息ぴったりになりがちで、そろそろ諦めたらいいのになと思ってしまうがそうはいかないのだろう。
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