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第1章

70.泣き落としの報い。

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やって来ました街ーーー!
しかし、ここへ来て誤算です。さっきの泣き落としの報いを受けました…。
みなさん?俺はさっき少しだけでも大声を出して泣き、しばらくの間は堪えながら泣きました。
はい、つまりです。そうです。眠いです。
はぁーーーーーっっ!うっっざっっっ!

「ユキ、眠い?」
「んーん!!!」

宿を出て、さぁ今から街を散策するぞー!と意気込んだはいいものの、ちっこいと迷子になるからとノアさんとガイさんによる俺の抱っこ争奪戦が繰り広げられ、呆れたライさんに抱っこされ、只今眠気に襲われております。
ほんと、ほんとさぁ~…。

「やっぱ昼食ってからにするか。な!その方が体力もあるだろうし」
「そうだね、宿戻って少し寝て、お昼食べてから行こっか」
「…それ、昼食ったらまた眠くならねぇか?」
「「……」」
「ま、まあ、お昼はスープ持ってってもいいし」
「そうだな、ならとりあえず戻るか」

うわーーー!自業自得だけどもう戻るの?うそーーーっ!目の前にはワクワクする街があるって言うのに……俺のおバカーーーー!!!!

「うぅ…」
「ユキ?寝てていいぞ。と言っても一瞬で着くがな」
「いいよ、ユキ。寝ても」
「ん」

もうここは開き直って沢山寝ます!子供だし?泣いたあとだし?取り合いされたし?まぁ、ね?仕方ないよね?うん!仕方ないんだよ!
そうして諦めた俺はライさんに抱っこされたまま眠りについた。






「ユキ、お昼食べよ。部屋に持ってきたから」
「んむぅ……?」

お昼と言われ起きると、俺はライさんの膝の上。

「さ、食ったら行くからな」
「っ!あーーい!」

やったー!行くぞ~食べるぞ~いえーい!

「んくっんくっ…」

スープや浸されたパンをちみちみと食べる。
…そろそろ限界かも

「も、いい…」
「いいのか?まだ5口程度しか食べてないだろ?」
「も、いい」

おかしいな~気持ち悪いのは治ってるはずなんだけど、これ以上食べたら気持ち悪くなる気しかしない。
もしかしてまだ治ってない?!

「そうか、無理するのは良くないからな、いいぞ。ただ、俺たちがまだ食べ終わってないから待っててくれな」
「ん!」




𓂃◌𓈒𓐍◌𓈒
短め、すみません。





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