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僕はそれからユウちゃんに、心の中のぐちゃぐちゃともやもやをゆっくり話した。
全部を話せたわけじゃないけど、話し出すと自分で思っていたよりもぐちゃぐちゃしたものがあったようで、結構時間がかかってしまった。
頭の中で上手く整理をする前に言葉にするから、僕の話は支離滅裂で理解が難しい言語になってしまっていたりした。
それでもユウちゃんは優しく頷き、聞いてくれた。
僕は不安に思ってること、怖いこと。今悩んでる心のぐちゃぐちゃをとにかく吐き出した。
知らないこの場所が怖いこと。
知らない人が怖いこと。
知らない気配が常にあって落ち着かないこと。
とにかく今ある知らないこと全てがとても怖いこと。
火事があったということは犯人が村人の中に潜んでいるかもしれなくて、それが誰かわからないのが怖いこと。
それがヘレンさん達かもしれないと疑っていること。
優しい人たちなのに、疑って、警戒していることが申し訳ないこと。
親切にしてくれているのに、お礼も謝罪も自己紹介も自分でできない事が情けないこと。申し訳ないと思っていること。
それから、ここに来てからずっとある不安。それが何か分からない。漠然とした不安、ずっとにかを焦っているような焦燥感。
それでか分からないけれど、思考が纏まらず、制御出来ないこと。
ずっとある軸になる謎の不安感が小さな、なんでもない様なことをいちいち拾って、大きくなっていくこと。
それさえもが不安になって、怖いこと。
大まかなことはこんな感じ。
それ以外にも話したけれど、その場その場で出てくる細々した不安と恐怖は言葉にするのは難しくて、感情的すぎてあまり覚えていない。
ただ、なにか僕の中にある不安が小さくなっていく、抜けていくのが、分かるだけ。
一通り話終えて、僕はなんだか疲れてしまった。
ずっと泣きそうなのを我慢したり、耐えられず泣いてしまったり、溜まっていたものを一気に吐き出したりで、完全に疲弊していた。
そして今、僕は抱きしめられて、ユウちゃんの胸に顔をぴっとりとくっつけ、うとうとしている。
まだ完全に不安が無くなったわけじゃない。
それでも、ユウちゃんに話して大分楽になった。
どうすればいいか分からないことでも、ユウちゃんはどうすればいいのかを優しく教えてくれた。
解決策がなくても、一緒に考えてくれて、悩んでくれた。それがとても嬉しかった。
でもそれが申し訳なくて、またうじうじと考え込んでしまって……
そうすると、ユウちゃんは優しく僕を抱き締め、そんなの気にしなくていいよと言ってくれた。
『自分の意思でやっているだけで、見返りを求めている訳ではない。だから、申し訳ないと思う必要は無い』
と、ユウちゃんはそう言ってくれる。
でも毎度の事ながら、完全に気にしないようにすることは出来ない。
それならば、僕はユウちゃんのためになることを、ユウちゃんが僕にしてくれたことを、返していけばいいと思う。
しかしこれも、こういう風に不安感に駆られて、1人突っ走って、ユウちゃんに宥められた後に思うこと。
もう何度目の決意だ。何度守れてない。と言う話だが、もうそこは頑張るしかない。
少しずつでも、確実に返していきたい。これは僕の想いで、決意だ。何度だって心に示す。
言葉にするの恥ずかしい。だけど、確実に叶える僕の決意。
全部を話せたわけじゃないけど、話し出すと自分で思っていたよりもぐちゃぐちゃしたものがあったようで、結構時間がかかってしまった。
頭の中で上手く整理をする前に言葉にするから、僕の話は支離滅裂で理解が難しい言語になってしまっていたりした。
それでもユウちゃんは優しく頷き、聞いてくれた。
僕は不安に思ってること、怖いこと。今悩んでる心のぐちゃぐちゃをとにかく吐き出した。
知らないこの場所が怖いこと。
知らない人が怖いこと。
知らない気配が常にあって落ち着かないこと。
とにかく今ある知らないこと全てがとても怖いこと。
火事があったということは犯人が村人の中に潜んでいるかもしれなくて、それが誰かわからないのが怖いこと。
それがヘレンさん達かもしれないと疑っていること。
優しい人たちなのに、疑って、警戒していることが申し訳ないこと。
親切にしてくれているのに、お礼も謝罪も自己紹介も自分でできない事が情けないこと。申し訳ないと思っていること。
それから、ここに来てからずっとある不安。それが何か分からない。漠然とした不安、ずっとにかを焦っているような焦燥感。
それでか分からないけれど、思考が纏まらず、制御出来ないこと。
ずっとある軸になる謎の不安感が小さな、なんでもない様なことをいちいち拾って、大きくなっていくこと。
それさえもが不安になって、怖いこと。
大まかなことはこんな感じ。
それ以外にも話したけれど、その場その場で出てくる細々した不安と恐怖は言葉にするのは難しくて、感情的すぎてあまり覚えていない。
ただ、なにか僕の中にある不安が小さくなっていく、抜けていくのが、分かるだけ。
一通り話終えて、僕はなんだか疲れてしまった。
ずっと泣きそうなのを我慢したり、耐えられず泣いてしまったり、溜まっていたものを一気に吐き出したりで、完全に疲弊していた。
そして今、僕は抱きしめられて、ユウちゃんの胸に顔をぴっとりとくっつけ、うとうとしている。
まだ完全に不安が無くなったわけじゃない。
それでも、ユウちゃんに話して大分楽になった。
どうすればいいか分からないことでも、ユウちゃんはどうすればいいのかを優しく教えてくれた。
解決策がなくても、一緒に考えてくれて、悩んでくれた。それがとても嬉しかった。
でもそれが申し訳なくて、またうじうじと考え込んでしまって……
そうすると、ユウちゃんは優しく僕を抱き締め、そんなの気にしなくていいよと言ってくれた。
『自分の意思でやっているだけで、見返りを求めている訳ではない。だから、申し訳ないと思う必要は無い』
と、ユウちゃんはそう言ってくれる。
でも毎度の事ながら、完全に気にしないようにすることは出来ない。
それならば、僕はユウちゃんのためになることを、ユウちゃんが僕にしてくれたことを、返していけばいいと思う。
しかしこれも、こういう風に不安感に駆られて、1人突っ走って、ユウちゃんに宥められた後に思うこと。
もう何度目の決意だ。何度守れてない。と言う話だが、もうそこは頑張るしかない。
少しずつでも、確実に返していきたい。これは僕の想いで、決意だ。何度だって心に示す。
言葉にするの恥ずかしい。だけど、確実に叶える僕の決意。
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