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「それでも念の為に人前に出る時は2人ともローブか何かで、初めだけでも髪を隠しておこう。会った人達の髪色を見て判断すればいいよ。まぁ十中八九大丈夫だと思うけど一応ね。一応」
「なんでそこまで言いきれるんだ?偶然金髪が混じってただけで本当は黒髪を忌み嫌っていて、集めて殺している所を目撃してしまい一緒に殺された……とか。親が黒髪だったから巻き込まれて殺された。とかかもしれないだろ?」
「んーなくはないね…。でも黒だけじゃなくて茶色とかも同じ位いたでしょ?それも薄い茶色の人もいてみんながみんな濃い色じゃなかった。だから、別にそれが原因で殺されたわけじゃないんじゃないかな~って」
「なるほどな……まぁ初め隠してるなら問題ないよな。黒がダメなら適当な色に変えればいいだけだもんな」
「そゆこと!だからユウも《変装》スキル取得しといたら?」
「いや、その時になってからでいいかな…。もしかしたら必要ないかもしれないし。
いざと言う時すぐに取得できそうになかったら、ミカが掛けてくれよ」
「OK!わかった、その時は任せて!こんな滅多に使わないスキルはどっちかが持ってればいいよね。これからもっとスキルが増えてしまった時に不要なのがいっぱいあっても困るもんね」
「そうそう。だから必要な時は頼むな!」
「うん!」
僕たちは初め髪を隠すことにした。そしてユウは《変装》は取得せず必要な時は僕がかけることになった。
見た目の問題も解決し、ここですることはもうないはず。
次の問題はこれからどうするか…
今が昼なのか夜なのか、さっぱり分からない為ずっとここにいるのはよろしくない。
「ユウ、見た目ももう問題なさそうだしここですることも特に思いつかない。だから、そろそろ森から出ない?」
今まで血の匂いがプンプンしてたはずなのに獣は寄ってきていない。だから、もしかしたら大丈夫かもしれないが、獣の活動時間じゃなく無事だっただけなのかもしれない。時間が把握できないため早く移動した方が良さそうだ。
「そうだな!ミカが体力的に問題ないならすぐにでも移動しようか」
「うん!僕は問題ないよ。じゃあ人里目指して移動しようか!」
「あぁ、だけど森の出口がどっちか分からない。どっちに行けばいいのかさっぱりわからないのに適当にウロチョロなんてしたら遭難必至。危険すぎる。獣も出るかもしれないしな」
「そうなんだよね~……どうしよっか……」
「……!そうだミカ、ナビのようなものを作れば良くないか?創造で」
「ああ!確かにそうだね!ユウちゃんナイス!!」
「おう!それでイメージの仕方によって機能に違いが出ると困るからどういうイメージにするか話し合おう」
「!確かに…僕は普通にナビのイメージをそのまま出するつもりだったんだけど……」
「俺はナビって言うふわっとした感じよりも正確に、目的地までの安全な最短ルートを視界の端に表示される。って感じのをイメージするつもりだった」
「なるほど…正確だね。じゃあ僕もそうやってイメージするよ」
「話してよかったな…じゃあやるか」
「そうだね」
ユウちゃんのナイスな提案とイメージでナビをつくることにした。
・・・・・・・・・ナビ…目的地までの安全な最短ルート…視界の端に…表示・・・・・・・・・
「「……できた!」」
「ユウちゃんも出来たんだね!」
「早速使ってみようか」
「うん!」
視界の端に地図のようなものが表示されている。
そこにイメージした目的地が表示され自分のいる場所と道が示されるようになってるはずだ。
今回は目的地の名前もわからなければどんな所なのかも分からない。そのためイメージは“人の集まり暮らす場所”にした。
すると地図上に道が示された。恐らくこの道が安全で早い“人が集まり暮らす場所”へのルートなのだろう。
「なんでそこまで言いきれるんだ?偶然金髪が混じってただけで本当は黒髪を忌み嫌っていて、集めて殺している所を目撃してしまい一緒に殺された……とか。親が黒髪だったから巻き込まれて殺された。とかかもしれないだろ?」
「んーなくはないね…。でも黒だけじゃなくて茶色とかも同じ位いたでしょ?それも薄い茶色の人もいてみんながみんな濃い色じゃなかった。だから、別にそれが原因で殺されたわけじゃないんじゃないかな~って」
「なるほどな……まぁ初め隠してるなら問題ないよな。黒がダメなら適当な色に変えればいいだけだもんな」
「そゆこと!だからユウも《変装》スキル取得しといたら?」
「いや、その時になってからでいいかな…。もしかしたら必要ないかもしれないし。
いざと言う時すぐに取得できそうになかったら、ミカが掛けてくれよ」
「OK!わかった、その時は任せて!こんな滅多に使わないスキルはどっちかが持ってればいいよね。これからもっとスキルが増えてしまった時に不要なのがいっぱいあっても困るもんね」
「そうそう。だから必要な時は頼むな!」
「うん!」
僕たちは初め髪を隠すことにした。そしてユウは《変装》は取得せず必要な時は僕がかけることになった。
見た目の問題も解決し、ここですることはもうないはず。
次の問題はこれからどうするか…
今が昼なのか夜なのか、さっぱり分からない為ずっとここにいるのはよろしくない。
「ユウ、見た目ももう問題なさそうだしここですることも特に思いつかない。だから、そろそろ森から出ない?」
今まで血の匂いがプンプンしてたはずなのに獣は寄ってきていない。だから、もしかしたら大丈夫かもしれないが、獣の活動時間じゃなく無事だっただけなのかもしれない。時間が把握できないため早く移動した方が良さそうだ。
「そうだな!ミカが体力的に問題ないならすぐにでも移動しようか」
「うん!僕は問題ないよ。じゃあ人里目指して移動しようか!」
「あぁ、だけど森の出口がどっちか分からない。どっちに行けばいいのかさっぱりわからないのに適当にウロチョロなんてしたら遭難必至。危険すぎる。獣も出るかもしれないしな」
「そうなんだよね~……どうしよっか……」
「……!そうだミカ、ナビのようなものを作れば良くないか?創造で」
「ああ!確かにそうだね!ユウちゃんナイス!!」
「おう!それでイメージの仕方によって機能に違いが出ると困るからどういうイメージにするか話し合おう」
「!確かに…僕は普通にナビのイメージをそのまま出するつもりだったんだけど……」
「俺はナビって言うふわっとした感じよりも正確に、目的地までの安全な最短ルートを視界の端に表示される。って感じのをイメージするつもりだった」
「なるほど…正確だね。じゃあ僕もそうやってイメージするよ」
「話してよかったな…じゃあやるか」
「そうだね」
ユウちゃんのナイスな提案とイメージでナビをつくることにした。
・・・・・・・・・ナビ…目的地までの安全な最短ルート…視界の端に…表示・・・・・・・・・
「「……できた!」」
「ユウちゃんも出来たんだね!」
「早速使ってみようか」
「うん!」
視界の端に地図のようなものが表示されている。
そこにイメージした目的地が表示され自分のいる場所と道が示されるようになってるはずだ。
今回は目的地の名前もわからなければどんな所なのかも分からない。そのためイメージは“人の集まり暮らす場所”にした。
すると地図上に道が示された。恐らくこの道が安全で早い“人が集まり暮らす場所”へのルートなのだろう。
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