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第五十二話 乱暴者の正体
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ルナを伴い、暴漢二人を中空に吊って町に戻る。門番には依頼中に襲われた、とだけ伝え、ギルド員なのでギルマスに引き渡す、として引き渡しを拒否した。
「そうか。大人を手玉に取るボウズたちならギルドまでの道中も大丈夫そうだな。だが、油断はするなよ」
何ともあっさりとした対応でありながら細かい所を気にかける兵士。行きが簡素な対応だっただけに、そんな対応もするんだ、と少し感心していた。
門をくぐりギルドへと向かうが、流石に人目を引いたのか行き交う人がこちらを見てざわめく。
「ダーリン、みんな、こっち見てるよ……」
少し怖い思いをしたのか、落ち着きを無くしたルナが肩に捕まる。
「大丈夫。特に害は無いよ」
「そうですよ、晴成さんがいるのだから何も心配する事など無いのです」
彼女は、うん、と一言頷いて少し落ち着いたようだった。
◇◆◇◆
「ただいま。ミーナ、シンシア呼んで欲しい」
俺はギルドのスイングドアをくぐるとミーナに呼び掛けた。彼女は宙づりにされた男たちを見て感じ取ってくれたようで、慌ててシンシアを呼びに行ってくれた。
「晴成様、ラフィアお嬢様、お帰りなさいませ。見たところ何かあったようですが……」
「とりあえず個室を借りたい。後、シンシアにも協力して欲しい」
彼女は分かりました、と一言言うと、先ほどの一室を使いましょう、とすぐさま手配してくれた。ミーナも真剣な顔で私も手伝いことはある? と聞いてきたので、一緒に来て、と答えた。
俺たちはシンシアに連れられてお昼に使った一室へと入る。全員が入ったところを見計らって【遮音】を使い、用心をする。
一通りの経緯を話したところでミーナが口を開いた。
「ルナちゃん大変だったね。でも、晴成君は何かとすごいから大丈夫だよ」
ミーナはルナを抱き寄せると頭を撫でる。
「……ミーナさん、優しくしてくれるのは嬉しいけど、私の方が多分年上」
猫耳が犬耳をあやしていると、犬耳からツッコミが入った。元アラフォーからすると、“彼女たちは同年代”という括りでしか見えず、どちらが年上なんて大差ないよね、というのが本音だったりする。
実際、お互いの年を確認するとミーナは十五で、ルナは十六だった。が、ミーナの態度は大して変わらなかった。
まぁ、それは置いといて、俺はシンシアに懸念していることを伝え、いい手段が無いかを尋ねた。
「難しいですね。そもそも女性の権利は少なく、例えば夫の死後、妻は財産を相続する事すら出来ません。なので、女性でも殺害されたとなれば罪に問われるでしょうが、性的暴行で罪に問えるとは聞いたことが有りません。まして未遂ですので……」
シンシアは申し訳なさそうにする。此の世界の今の文明度からして予想はしていた。が、頭が痛い。
「ついでにもう一つ。奴隷が殺害された時の罪の重さは分かる?」
俺は頭を抱えながら彼女に質問する。
「詳しくは分かりませんが、金銭的賠償で済まされると聞きます」
だぁぁぁ~~!!
平民の女性ですらあの扱いなのだから、奴隷なんて“物”扱いだよな……
「うん、まぁ、そんな所か……」
頭の切り替えをして、“かどわかし”について聞いてみた。結果、こちらも散々だった。貴族ならば未遂でも罪に問えるようだが、平民ではほかの場所で軟禁、もしくは奴隷にされた後に犯罪を立証できる可能性が有る。それも現場を押さえての話だ。
しかし、今回の様に冒険者などが常に城外に居ることが不思議でない者では、かどわかされそうになった、と未遂を話したところで白を切られてお終いだと言う。
「……う~ん、こいつらに余罪でもあれば楽なんだが……ねぇ、シンシア、門の所に有る水晶みたいのはギルドにもある?」
「有るには有ります。ただ、嘘を吐いているかどうかの物ですし、ギルマスの許可が必要です。それに門番の水晶が反応していない様なのでお役に立てるかどうか……」
少し困り顔で答えるシンシア。それでも無いよりかはマシなので借りてきて欲しい、とお願いする。
「分かりました。少しお待ちください」
「あ、無理を言うつもりはないが、ギルマスは男だから出来ればこの件に関わらないようにして欲しい」
俺は退室する彼女を呼び止め、要望を伝える。彼女はそうですね、と一言言うと一礼して部屋を出た。
彼女の戻りを待つ間、何かいい案は無いものかと思案しているとアルルから提案が有った。
《マスター、こいつらのステータス調べてみる? 何かわかるかもよ》
あいつらのステータスをアルルと共有して閲覧する。すると二人とも気になるスキルと称号が有った。【詐術】と“強姦魔”“誘拐犯”“快楽殺人者”“ヤーレス盗賊団団員”の称号だ。
あれ? この称号が証明出来れば十分だよね? そうすればルナの件を立証出来なくても罪に問えるはず。
しかし疑問が残る。“盗賊団”の一味でありながら水晶の検問に引っかからない? 【詐術】が有るからか?
《女を慰み物にするなんて許せない。マスター、こいつらのナニを切り落としちゃおうよ》
口汚く罵るアルルだが、彼女の怒りはよく分かる。しかし、此のステータスが立証できれば、もれなく極刑だろう。後は此れが立証出来るかどうかだ。
程無くしてシンシアが戻って来た。彼女は萎れた様子で頭を深く下げた。
「晴成様、申し訳ありません。この魔道具を使用する規則を失念してました」
「おう、晴成、この魔道具を使用するときはギルドの中核メンバーが三人以上必要なんだ。というわけでお邪魔するぜ」
ギルマスが説明しながら入室する。シンシアにしては珍しいミスだ。彼女も同じ女性として少なからずの動揺が有ったのだろう。俺も無理言ったしな……
「シンシア、気に病むことは無い。それよりも状況が変わったので、むしろ好都合だよ」
「お前が噂の子供か。これは高い貸しが付けれそうだ」
ギルマスに続いて入室した優男が俺を一瞥すると、フン、と鼻を鳴らして冷嘲する
「誰だ、お前は? ギルマス、こいつをドラゴンの餌にしていいか?」
明らかに侮蔑の目を向ける優男に俺は殺気を飛ばす。ついでにギルマスにもだ。
優男は、ひっ、と怯み、顔を青くすると異音と悪臭が漂った。
「やだ何この音、それに臭う」
「待て待て待て、俺まで殺気を飛ばすな、俺は無関係だろ。それと殺気を止めろ。話が進まん。ミゲル、お前はとっとと着替えてこい」
俺の殺気に中てられて優男が小水を漏らしたのだ。それに気付いた女性たちの目に侮蔑が宿る。優男は顔を真っ赤にして退出する。慌てたのか、怒りに任せたのか、“ドアが壊れるかも”というほど叩きけて……
「……これどうするんだ」
ボソ、と呟くギルマス。
「部下の責任は上司の責任だろ? じゃぁ、ギルマスが片付けなきゃ」
彼は俺の言葉に、マジか、と顔に出しながらゲンナリしていた。
「と、言いたいけど、ミーナ後始末手伝って。捨てていい雑巾とバケツを持ってきて。逆にあいつに貸しを作ってやろう」
俺の言葉に最初は嫌な顔をしていたミーナだが納得した様で、元気良く部屋を出た。しかし意外だったのはシンシアも自ら手伝いに向かったことだった。
シンシアもそんなにあいつの事嫌いだったのか? あの印象では分からなくも無いが。
◇◆◇◆
暫くすると優男が戻って来た。バケツとモップを持って……
「あ、副マス、お漏らしの後処理なら終わらせておきましたよ」
ミーナがフフン、と鼻を鳴らす。普段、人を蔑むことの無いミーナが高慢な態度をとる。しかも上司に。余ほど腹に据えかねていたのだろう。
「あぁ、手間をかけた……」
まともに謝ることも礼をすることも無いミゲル。その顔は屈辱を必死にこらえていた。
「大したことではありませんよ、ミゲルさん。何と言ってもトイレ掃除は女性の仕事ですから、ねぇ~。それに子供の冒険者の方にも手伝ってもらいましたし」
追撃するシンシアがミーナを方を向き同意を求める。ミーナも深く頷いていた。そう、ギルマスを除く俺たち全員がミーナたちの手伝いをしたのだ。
「お前ら、話が進まねぇだろ。まぁ、良い。部屋を変えて仕切り直しだ」
そういってギルマスは部屋を出る。俺たちは彼の後に続いて、まだ匂いの残る部屋を後にした。
「そうか。大人を手玉に取るボウズたちならギルドまでの道中も大丈夫そうだな。だが、油断はするなよ」
何ともあっさりとした対応でありながら細かい所を気にかける兵士。行きが簡素な対応だっただけに、そんな対応もするんだ、と少し感心していた。
門をくぐりギルドへと向かうが、流石に人目を引いたのか行き交う人がこちらを見てざわめく。
「ダーリン、みんな、こっち見てるよ……」
少し怖い思いをしたのか、落ち着きを無くしたルナが肩に捕まる。
「大丈夫。特に害は無いよ」
「そうですよ、晴成さんがいるのだから何も心配する事など無いのです」
彼女は、うん、と一言頷いて少し落ち着いたようだった。
◇◆◇◆
「ただいま。ミーナ、シンシア呼んで欲しい」
俺はギルドのスイングドアをくぐるとミーナに呼び掛けた。彼女は宙づりにされた男たちを見て感じ取ってくれたようで、慌ててシンシアを呼びに行ってくれた。
「晴成様、ラフィアお嬢様、お帰りなさいませ。見たところ何かあったようですが……」
「とりあえず個室を借りたい。後、シンシアにも協力して欲しい」
彼女は分かりました、と一言言うと、先ほどの一室を使いましょう、とすぐさま手配してくれた。ミーナも真剣な顔で私も手伝いことはある? と聞いてきたので、一緒に来て、と答えた。
俺たちはシンシアに連れられてお昼に使った一室へと入る。全員が入ったところを見計らって【遮音】を使い、用心をする。
一通りの経緯を話したところでミーナが口を開いた。
「ルナちゃん大変だったね。でも、晴成君は何かとすごいから大丈夫だよ」
ミーナはルナを抱き寄せると頭を撫でる。
「……ミーナさん、優しくしてくれるのは嬉しいけど、私の方が多分年上」
猫耳が犬耳をあやしていると、犬耳からツッコミが入った。元アラフォーからすると、“彼女たちは同年代”という括りでしか見えず、どちらが年上なんて大差ないよね、というのが本音だったりする。
実際、お互いの年を確認するとミーナは十五で、ルナは十六だった。が、ミーナの態度は大して変わらなかった。
まぁ、それは置いといて、俺はシンシアに懸念していることを伝え、いい手段が無いかを尋ねた。
「難しいですね。そもそも女性の権利は少なく、例えば夫の死後、妻は財産を相続する事すら出来ません。なので、女性でも殺害されたとなれば罪に問われるでしょうが、性的暴行で罪に問えるとは聞いたことが有りません。まして未遂ですので……」
シンシアは申し訳なさそうにする。此の世界の今の文明度からして予想はしていた。が、頭が痛い。
「ついでにもう一つ。奴隷が殺害された時の罪の重さは分かる?」
俺は頭を抱えながら彼女に質問する。
「詳しくは分かりませんが、金銭的賠償で済まされると聞きます」
だぁぁぁ~~!!
平民の女性ですらあの扱いなのだから、奴隷なんて“物”扱いだよな……
「うん、まぁ、そんな所か……」
頭の切り替えをして、“かどわかし”について聞いてみた。結果、こちらも散々だった。貴族ならば未遂でも罪に問えるようだが、平民ではほかの場所で軟禁、もしくは奴隷にされた後に犯罪を立証できる可能性が有る。それも現場を押さえての話だ。
しかし、今回の様に冒険者などが常に城外に居ることが不思議でない者では、かどわかされそうになった、と未遂を話したところで白を切られてお終いだと言う。
「……う~ん、こいつらに余罪でもあれば楽なんだが……ねぇ、シンシア、門の所に有る水晶みたいのはギルドにもある?」
「有るには有ります。ただ、嘘を吐いているかどうかの物ですし、ギルマスの許可が必要です。それに門番の水晶が反応していない様なのでお役に立てるかどうか……」
少し困り顔で答えるシンシア。それでも無いよりかはマシなので借りてきて欲しい、とお願いする。
「分かりました。少しお待ちください」
「あ、無理を言うつもりはないが、ギルマスは男だから出来ればこの件に関わらないようにして欲しい」
俺は退室する彼女を呼び止め、要望を伝える。彼女はそうですね、と一言言うと一礼して部屋を出た。
彼女の戻りを待つ間、何かいい案は無いものかと思案しているとアルルから提案が有った。
《マスター、こいつらのステータス調べてみる? 何かわかるかもよ》
あいつらのステータスをアルルと共有して閲覧する。すると二人とも気になるスキルと称号が有った。【詐術】と“強姦魔”“誘拐犯”“快楽殺人者”“ヤーレス盗賊団団員”の称号だ。
あれ? この称号が証明出来れば十分だよね? そうすればルナの件を立証出来なくても罪に問えるはず。
しかし疑問が残る。“盗賊団”の一味でありながら水晶の検問に引っかからない? 【詐術】が有るからか?
《女を慰み物にするなんて許せない。マスター、こいつらのナニを切り落としちゃおうよ》
口汚く罵るアルルだが、彼女の怒りはよく分かる。しかし、此のステータスが立証できれば、もれなく極刑だろう。後は此れが立証出来るかどうかだ。
程無くしてシンシアが戻って来た。彼女は萎れた様子で頭を深く下げた。
「晴成様、申し訳ありません。この魔道具を使用する規則を失念してました」
「おう、晴成、この魔道具を使用するときはギルドの中核メンバーが三人以上必要なんだ。というわけでお邪魔するぜ」
ギルマスが説明しながら入室する。シンシアにしては珍しいミスだ。彼女も同じ女性として少なからずの動揺が有ったのだろう。俺も無理言ったしな……
「シンシア、気に病むことは無い。それよりも状況が変わったので、むしろ好都合だよ」
「お前が噂の子供か。これは高い貸しが付けれそうだ」
ギルマスに続いて入室した優男が俺を一瞥すると、フン、と鼻を鳴らして冷嘲する
「誰だ、お前は? ギルマス、こいつをドラゴンの餌にしていいか?」
明らかに侮蔑の目を向ける優男に俺は殺気を飛ばす。ついでにギルマスにもだ。
優男は、ひっ、と怯み、顔を青くすると異音と悪臭が漂った。
「やだ何この音、それに臭う」
「待て待て待て、俺まで殺気を飛ばすな、俺は無関係だろ。それと殺気を止めろ。話が進まん。ミゲル、お前はとっとと着替えてこい」
俺の殺気に中てられて優男が小水を漏らしたのだ。それに気付いた女性たちの目に侮蔑が宿る。優男は顔を真っ赤にして退出する。慌てたのか、怒りに任せたのか、“ドアが壊れるかも”というほど叩きけて……
「……これどうするんだ」
ボソ、と呟くギルマス。
「部下の責任は上司の責任だろ? じゃぁ、ギルマスが片付けなきゃ」
彼は俺の言葉に、マジか、と顔に出しながらゲンナリしていた。
「と、言いたいけど、ミーナ後始末手伝って。捨てていい雑巾とバケツを持ってきて。逆にあいつに貸しを作ってやろう」
俺の言葉に最初は嫌な顔をしていたミーナだが納得した様で、元気良く部屋を出た。しかし意外だったのはシンシアも自ら手伝いに向かったことだった。
シンシアもそんなにあいつの事嫌いだったのか? あの印象では分からなくも無いが。
◇◆◇◆
暫くすると優男が戻って来た。バケツとモップを持って……
「あ、副マス、お漏らしの後処理なら終わらせておきましたよ」
ミーナがフフン、と鼻を鳴らす。普段、人を蔑むことの無いミーナが高慢な態度をとる。しかも上司に。余ほど腹に据えかねていたのだろう。
「あぁ、手間をかけた……」
まともに謝ることも礼をすることも無いミゲル。その顔は屈辱を必死にこらえていた。
「大したことではありませんよ、ミゲルさん。何と言ってもトイレ掃除は女性の仕事ですから、ねぇ~。それに子供の冒険者の方にも手伝ってもらいましたし」
追撃するシンシアがミーナを方を向き同意を求める。ミーナも深く頷いていた。そう、ギルマスを除く俺たち全員がミーナたちの手伝いをしたのだ。
「お前ら、話が進まねぇだろ。まぁ、良い。部屋を変えて仕切り直しだ」
そういってギルマスは部屋を出る。俺たちは彼の後に続いて、まだ匂いの残る部屋を後にした。
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