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第四十八話 御預かり致します
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「何を言い出すのだ、ユーリ」
侯爵は正座をしたまま彼女の言葉に耳を疑う。
「ですから、私はこの家を出る、と言ったのです」
憤懣遣るかたない様子のユーリ。流石に大ごとで侯爵は慌てて止めに入る。
「家を出るも何も、ここは君の実家だろう。どこに行こうというのだ? まさか寄り子の家に厄介になるわけもいかないだろうに」
正論にて妻を諫めようとする侯爵。しかし、それは悪手。感情を優先しやすい女性にとって、こういう時の正論ほど腹立たしいものはない。案の定ユーリは……
「ならば宿にすればいいだけの事です」
ほらね……
「そうはいくか。侯爵夫人が宿に泊まるとなれば警備も必要だし、それなりの費用がかかる。今、此の領でそんなことが出来る……否、許されると思うか」
「領の公金を使用しなければいいだけの事です。私の裁量で使えるこの家の分を回せば何とでもなりましょう」
「今この家でお前の裁量で使える額はたかが知れているのは知っているだろう。そんな額で泊まれる宿などこの貴族街など無い」
流石に侯爵もヒートアップしてきた。何を言っても聞く耳を持たないユーリに腹立たしさを覚えたようだ。
「あら、それでしたらうちにいらしたら? 部屋位は貸しますわよ。それにユーリさん、あなたは侯爵夫人として扱われなければ嫌ですか?」
何を言い出すの? ラフィアさん。
「いいえ。庶民の暮らしでも全然平気ですわ。自分で言うのもなんですが、昔は随分とお転婆でしたから……」
「では決まりですね」
「ラフィア、エリーにも相談しないと……」
余りの展開に思考が止まりかける。辛うじて口にしたものの、彼女はにっこりと笑う。
「彼女へはわたくしから説得いたしますから大丈夫ですよ」
ちょっと、これで良いのか? と言わんばかりに、侯爵の方を向き直る。彼は少し頭を抱えていた。
「お前、本気で言っているのか? ウルドはどうする? まだ静養が必要だろうに……」
「勿論あの子は連れて行くわ。あなたの貴族らしい教育はあの子にとって必要とは思えませんし、それに、あなたの考え方が直らない限り私はこの家に戻りませんから」
貴族教育が弊害をもたらす事については賛成だな。あれは一種の選民思想だ。日本にも似た考え方が有ったが、身分社会では必ず登場する思想だな……
「侯爵、口を挟む様で悪いが、貴族らしい貴族の為の教育なんて碌な物じゃないよ?」
「晴成君もやっぱりそう思う? 私ね、昔からあの考え方が嫌いだったの」
我が意を得たり、と言わんばかりにユーリが満面の笑みを浮かべる。一方、侯爵は面白くない顔をしていた。
「まぁ、考え方や思想は今度お邪魔した時にでも相談に乗るとして、ユーリさんはうちで預かることにするよ。こう見えても警備は万全だしね」
感情が突っ走っている時の女性に男の正論が通じるわけも無いので、ラフィアの提案に乗ることにした。
「それと侯爵、大急ぎで俺の指名手配を解除して欲しいのだが……」
ポリポリ、と頭を掻きながら言う。侯爵もユーリも話が脱線しすぎて忘れられてる気がしたからだ。
「あぁ、すまん。今撤回の命令を出す。グラル、ダーナ、急ぎ撤回の伝達を。後、バーズたちにも教えてやれ」
「ごめんなさい。一番大事なことを忘れてましたわ……」
……やっぱり。
侯爵の号令で二人の騎士が動く。騎士たちは蜘蛛の子を散らすようにこの場を離れた。ユーリも申し訳なさそうな顔をしている。
騎士たちが慌てて出ていく様を見て、侯爵は小さくため息を吐く。それからゆっくりと立ち上がり、項垂れたように言った。
「ユーリ、言った所でどうせ聞きはしないのだから、勝手にすればいい。だが、あまり先方に迷惑かけるなよ」
「あなたこそ、私に早く帰ってきて欲しかったら、しっかりとした考えを修めてくださいな」
小さく嘆息をつき、その場を離れようとする侯爵を俺は引き止める。
「あ、侯爵、待った。うちと交易しないか? と言っても、ダンジョンに来ないか? という感じだが……」
実は作ったダンジョン、誰も来ていないのだ。辺鄙なところに作りすぎたのだろうか……
「管理しているダンジョンが有るのか?」
お前、そんな金の生る木を持っているのか、という顔で聞き返してきた。
「あぁ……うちの国というか、うちの拠点からほど近い所に有るよ」
ダンジョンを作ったことは内緒だよ。
「場所は? 魔物たちの強さは? ドロップ品はどんなものが出る?」
矢継ぎ早に聞いてくる侯爵。こんな美味しい話、死んでも逃すものか、との執念を感じる。
「あぁ、上手くいけば此の領の財政が立て直せる。少なくとも定期的に魔物が狩れれば領民たちに安定して食料が渡せる。神よ、この子供と出会えたことを感謝します」
(だってさ。ここを選んでくれたラフィアに感謝のようです)
(ウフフ、彼はむしろわたくしにではなく、手を差し伸べて下さった晴成さんにこそ感謝すべきです)
ラフィアは笑みをたたえて念話を返した。
「あなた、調子が良すぎです。でも、晴成君には感謝の言葉しかないわね。戦争の所為もあって、近年は本当に領民たちの顔が暗かったの……」
侯爵を軽く咎め、少し伏し目がちにユーリが呟いた。
「まぁ、ダンジョンの低層はランクの低い冒険者でも何とかなりそうなレベル。ドロップ品は主に食料品。場所は此の領から西の森に入った浅い所、ってところかな?」
急に侯爵が渋い顔をし出した。
「西の森かぁ……」
「西の森は都合が悪いのか?」
「西の森というと、私が晴成君と会った所よね?」
「そうそう。あの奥にうちの拠点が有るんだ。ユーリさんには言わなかったっけ?」
二人して目を白黒させている。何故に? と首を傾げていると侯爵から説明が入った。
「西の森は元々凶暴な魔物たちが生息されていることで有名だったのだが、それに追い打ちをかけるようにワイバーンの目撃情報が報告された。と言うより、ユーリたちが既に遭遇しているのだが……それも有って、どうやって其処まで辿り着こうか、と算段していたのだ」
あぁ、なるほど。ダンジョン行くまでに魔物に殺されては本末転倒。では、高い金を払って高ランクの冒険者なり、精鋭を送るにしても採算が合わない可能性が有る。それで渋い顔をしていたのか……
「なるほど。低ランクの冒険者にとってはワイバーンは必死の事案だろう。それはそれでつまらんな。分かった。ダンジョンまでの安全ルートは確保しておくよ」
「そんなことが出来るのか?」
唖然とした顔をする侯爵。それ位しないとせっかく作ったダンジョンが無駄になる。第一、必ず死ぬと分かっていて出かける人間は居ないしね。
「大丈夫。確保出来たら連絡を入れる」
と言ってもメーダスにお願いするだけだけどね。メーダスのダンジョンも初期領域を超えて、この町の近くまで侵食している。というか、敢えて街を飲み込んでないだけ、と言った方が正しいのかな?
「それとこの話はギルドにも伝えておく。一応、この町の冒険者ギルド所属なんでね」
「分かった。実際の所、西の森は我が領では手に余る存在だったから、君が拠点を置いて管理してくれるのなら此方としたら願ったり叶ったりだ」
侯爵は安堵の色を浮かべていた。
「後、何か有ったら連絡を入れるし、そちらから何かあればユーリさんに言付けをしてくれ。俺たちのこの町の拠点は“スズメの宿”だから。それじゃぁ、俺たちはそろそろ行くよ」
「そうか、分かった。ダンジョンの事では色々と世話になる。それと、私の考え違いから、多大な迷惑をかけた。改めて陳謝する」
侯爵はそう言って再度、頭を下げた。
俺は、貴族だからと奢らず、子供だからと侮らず、頭を下げれる侯爵に少し好感を持った。
「危機管理は大事だけど、冤罪を作ってはダメだよ。物事をしっかり精査してね」
「うむ、肝に銘じる。それと、妻の事をよろしく頼む」
凛々しくも少し申し訳無さげの侯爵に見送られ、俺たちはその場を後にした。
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「ですから、私はこの家を出る、と言ったのです」
憤懣遣るかたない様子のユーリ。流石に大ごとで侯爵は慌てて止めに入る。
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「ならば宿にすればいいだけの事です」
ほらね……
「そうはいくか。侯爵夫人が宿に泊まるとなれば警備も必要だし、それなりの費用がかかる。今、此の領でそんなことが出来る……否、許されると思うか」
「領の公金を使用しなければいいだけの事です。私の裁量で使えるこの家の分を回せば何とでもなりましょう」
「今この家でお前の裁量で使える額はたかが知れているのは知っているだろう。そんな額で泊まれる宿などこの貴族街など無い」
流石に侯爵もヒートアップしてきた。何を言っても聞く耳を持たないユーリに腹立たしさを覚えたようだ。
「あら、それでしたらうちにいらしたら? 部屋位は貸しますわよ。それにユーリさん、あなたは侯爵夫人として扱われなければ嫌ですか?」
何を言い出すの? ラフィアさん。
「いいえ。庶民の暮らしでも全然平気ですわ。自分で言うのもなんですが、昔は随分とお転婆でしたから……」
「では決まりですね」
「ラフィア、エリーにも相談しないと……」
余りの展開に思考が止まりかける。辛うじて口にしたものの、彼女はにっこりと笑う。
「彼女へはわたくしから説得いたしますから大丈夫ですよ」
ちょっと、これで良いのか? と言わんばかりに、侯爵の方を向き直る。彼は少し頭を抱えていた。
「お前、本気で言っているのか? ウルドはどうする? まだ静養が必要だろうに……」
「勿論あの子は連れて行くわ。あなたの貴族らしい教育はあの子にとって必要とは思えませんし、それに、あなたの考え方が直らない限り私はこの家に戻りませんから」
貴族教育が弊害をもたらす事については賛成だな。あれは一種の選民思想だ。日本にも似た考え方が有ったが、身分社会では必ず登場する思想だな……
「侯爵、口を挟む様で悪いが、貴族らしい貴族の為の教育なんて碌な物じゃないよ?」
「晴成君もやっぱりそう思う? 私ね、昔からあの考え方が嫌いだったの」
我が意を得たり、と言わんばかりにユーリが満面の笑みを浮かべる。一方、侯爵は面白くない顔をしていた。
「まぁ、考え方や思想は今度お邪魔した時にでも相談に乗るとして、ユーリさんはうちで預かることにするよ。こう見えても警備は万全だしね」
感情が突っ走っている時の女性に男の正論が通じるわけも無いので、ラフィアの提案に乗ることにした。
「それと侯爵、大急ぎで俺の指名手配を解除して欲しいのだが……」
ポリポリ、と頭を掻きながら言う。侯爵もユーリも話が脱線しすぎて忘れられてる気がしたからだ。
「あぁ、すまん。今撤回の命令を出す。グラル、ダーナ、急ぎ撤回の伝達を。後、バーズたちにも教えてやれ」
「ごめんなさい。一番大事なことを忘れてましたわ……」
……やっぱり。
侯爵の号令で二人の騎士が動く。騎士たちは蜘蛛の子を散らすようにこの場を離れた。ユーリも申し訳なさそうな顔をしている。
騎士たちが慌てて出ていく様を見て、侯爵は小さくため息を吐く。それからゆっくりと立ち上がり、項垂れたように言った。
「ユーリ、言った所でどうせ聞きはしないのだから、勝手にすればいい。だが、あまり先方に迷惑かけるなよ」
「あなたこそ、私に早く帰ってきて欲しかったら、しっかりとした考えを修めてくださいな」
小さく嘆息をつき、その場を離れようとする侯爵を俺は引き止める。
「あ、侯爵、待った。うちと交易しないか? と言っても、ダンジョンに来ないか? という感じだが……」
実は作ったダンジョン、誰も来ていないのだ。辺鄙なところに作りすぎたのだろうか……
「管理しているダンジョンが有るのか?」
お前、そんな金の生る木を持っているのか、という顔で聞き返してきた。
「あぁ……うちの国というか、うちの拠点からほど近い所に有るよ」
ダンジョンを作ったことは内緒だよ。
「場所は? 魔物たちの強さは? ドロップ品はどんなものが出る?」
矢継ぎ早に聞いてくる侯爵。こんな美味しい話、死んでも逃すものか、との執念を感じる。
「あぁ、上手くいけば此の領の財政が立て直せる。少なくとも定期的に魔物が狩れれば領民たちに安定して食料が渡せる。神よ、この子供と出会えたことを感謝します」
(だってさ。ここを選んでくれたラフィアに感謝のようです)
(ウフフ、彼はむしろわたくしにではなく、手を差し伸べて下さった晴成さんにこそ感謝すべきです)
ラフィアは笑みをたたえて念話を返した。
「あなた、調子が良すぎです。でも、晴成君には感謝の言葉しかないわね。戦争の所為もあって、近年は本当に領民たちの顔が暗かったの……」
侯爵を軽く咎め、少し伏し目がちにユーリが呟いた。
「まぁ、ダンジョンの低層はランクの低い冒険者でも何とかなりそうなレベル。ドロップ品は主に食料品。場所は此の領から西の森に入った浅い所、ってところかな?」
急に侯爵が渋い顔をし出した。
「西の森かぁ……」
「西の森は都合が悪いのか?」
「西の森というと、私が晴成君と会った所よね?」
「そうそう。あの奥にうちの拠点が有るんだ。ユーリさんには言わなかったっけ?」
二人して目を白黒させている。何故に? と首を傾げていると侯爵から説明が入った。
「西の森は元々凶暴な魔物たちが生息されていることで有名だったのだが、それに追い打ちをかけるようにワイバーンの目撃情報が報告された。と言うより、ユーリたちが既に遭遇しているのだが……それも有って、どうやって其処まで辿り着こうか、と算段していたのだ」
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唖然とした顔をする侯爵。それ位しないとせっかく作ったダンジョンが無駄になる。第一、必ず死ぬと分かっていて出かける人間は居ないしね。
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と言ってもメーダスにお願いするだけだけどね。メーダスのダンジョンも初期領域を超えて、この町の近くまで侵食している。というか、敢えて街を飲み込んでないだけ、と言った方が正しいのかな?
「それとこの話はギルドにも伝えておく。一応、この町の冒険者ギルド所属なんでね」
「分かった。実際の所、西の森は我が領では手に余る存在だったから、君が拠点を置いて管理してくれるのなら此方としたら願ったり叶ったりだ」
侯爵は安堵の色を浮かべていた。
「後、何か有ったら連絡を入れるし、そちらから何かあればユーリさんに言付けをしてくれ。俺たちのこの町の拠点は“スズメの宿”だから。それじゃぁ、俺たちはそろそろ行くよ」
「そうか、分かった。ダンジョンの事では色々と世話になる。それと、私の考え違いから、多大な迷惑をかけた。改めて陳謝する」
侯爵はそう言って再度、頭を下げた。
俺は、貴族だからと奢らず、子供だからと侮らず、頭を下げれる侯爵に少し好感を持った。
「危機管理は大事だけど、冤罪を作ってはダメだよ。物事をしっかり精査してね」
「うむ、肝に銘じる。それと、妻の事をよろしく頼む」
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