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第三話 春到来!?
しおりを挟む「わたくしを嫁にですか?」
し、しまった、ほぼ初対面の子に何言ったんだ、俺ぇ!!
「あ、いやゴメン、こんなおじさんだと嫌だよね……」
自分で言ってて落ち込んでたら世話ないよなぁ……
「あ、いえ、その……嫌じゃないですよ。晴成さん優しそうだし、前から”結婚”に興味ありましたし……それに気付いてないみたいですから、一度鏡を見てください」
待って、その鏡何処から出したの?
「ん? 皺がない? 若返ってる?」
それに少し美形の補正がかかってる気がする。
「亜神となったことで既に肉体は若返りをしました。転生時は7歳位ということなので、更に若返って地上に転生しますが……」
若返り、美形補正された自分をまじまじ見てしまう。フツメンだった過去を思うと此れはちょっと嬉しいかな。
って、ちょい待った。ラフィア、さっき嫌じゃないって言わなかったか?
「えっと、もう一度聞くけど……ラフィア、俺の嫁になってくれるの?」
「こんなわたくしでよければ、宜しくお願いいたします」
深々と頭を下げるラフィア。俺は感情が爆発して、思わず彼女を抱きしめた。
「こっちこそよろしく」
俺は溢れ出す興奮と同時に、焦りも感じていた。
ここはスマートに女性をリードしたいが、モテなかった身としてはリードした経験がない。女性との性行為が無いわけでは無いんだが、プロの方たちが相手ではスマートさは要らなかった。むしろストレートで欲求をぶつければ大丈夫だったからな……
こんな事なら見栄を張らずにあれらもスキル申請しとけばよかった……
ピローン♪
スキル【神技】【精力絶大】【如意茎】を覚えました。
うん? なんだって?
ピローン♪
ザーナ様より手紙が届きました。強制開示します。
☆☆☆
晴成へ
格好つけてるフリして内心焦りまくりの君に大爆笑でした。ちょっとは大人の貫禄見せたかった~! って感じなのかな?
それに、仕事一筋で恋に疎い彼女を真っ先に口説くとはすごいね。結婚に憧れてた? おくびにも出さなかったから、こちらは驚きすぎて固まったよ。
まぁ、笑わせてくれたのと、久々驚かせてくれたのと合わせて、今回は僕からのサービス。次からメールを飛ばすことは有ってもこんなサービスは無いから悪しからず。後、ベッド出ろ! って念じるんだよ(/・ω・)/
では健闘を祈る(‘◇’)ゞ
☆☆☆
うわぁ……恥ずかしすぎるだろ! まぁいいや、スキルの内容は自然と理解出来たし、ザーナには感謝かな?
しかし、出歯亀感否めないよね……で、ベッド出ろ! だっけ?
ラフィアの後方で淡い光が発すると、豪奢な天蓋付のベッドが現れた。
なんて便利空間なんだ……でも、ナイス!
俺の腕の中で身を委ねているラフィアを一目見ると、彼女を抱きかかえた。お姫様抱っこだ。
突然のことに驚く彼女は戸惑いながらも強い抵抗を示さない。顔を真っ赤にするラフィアに俺は、少し笑みをたたえて彼女を見つめる。
【神技】スキルスゲェ……なんだこのイケメン行為は! 俺じゃないみたいだ。
ラフィアをゆっくりとベッドに下ろすと、俺は彼女に覆いかぶさり、軽く口づけをする。
「あ、わたくしのファーストキス……」
頬をほんのり上気させる彼女。きっと夢心地なんだろう……
「そのまま力を抜いてて」
彼女の衣服は古代ギリシャのキトンに近い。しかし【神技】は初めて見る服すら手慣れた手つきで脱がしていく。
白く透明感のある柔肌が明らかになっていく。掌からこぼれるほど大きな胸には、薄いピンクの乳首が既に固くなっていた。
「恥ずかしいですから、あまりじろじろ見ないでください……」
消え入りそうな声でラフィアが懇願する。余程恥ずかしいのだろう、泣きべそをかいているみたいだ。
「分かった。でも本当は綺麗な君を見ていたい。いつか俺に見せてほしいな、ありのままの君を」
彼女は真っ赤になって俯いた。
これがイチャラブか! おのれリア充共め、けしからなさすぎるだろ! って俺もリア充の仲間入り?
俺は再び唇を重ねると、彼女の大きな胸を優しくこねる様に揉む。
少し青さを残す胸を堪能しながら、彼女の反応を見る。
初めてのことで戸惑いながらも、嫌がっている様子がないことを確認すると、俺は自然を装いながら恥部へ手を伸ばした。
「あっ……」
彼女の驚きの声が漏れたが、やはり抵抗は示さない。ただ、緊張で固くなってはいるようだ。俺はヒダをいじりながら、再度彼女に、力を抜くように言う。
ねっとりと責めるようにして愛撫をすると、彼女が感じやすいのか【神技】の影響なのか、すでに十分なほどに濡れそぼってきた。俺は姿勢を直し、すでにはちきれんばかりの肉棒を陰唇へとあてがう。
「いくよ、ラフィア」
彼女は、はい、と小さく返事してその時を待った。
彼女の処女膜を力強く破ると、鮮血がベッドシーツに染みた。
「い、痛い……」
泣きそうな顔をして身をこわばらせるラフィア。男の俺にはわからないが、きっと想像以上なんだろう……
「深呼吸して、力を抜くんだ。優しくするからね。大丈夫痛いのは最初だけだよ」
昔、お店に行ったときにひょんな事から初体験の事を聞く機会があった。その女性は、処女喪失の時はもちろん、指折り数えれるくらいまでは彼氏に気を遣って痛いのを終始我慢してた。って話を聞いたことがある。
でも俺には自信がある。【神技】と【如意茎】だ。【如意茎】は相手の膣の大きさによって陰茎が自動調整出来るのだ。これで処女喪失後は相手に無理なく快感に浸らせてあげられる。ただ処女喪失の瞬間は無理の様だ。実際ラフィアも膜を破る瞬間は痛かったようだし……
「ラフィア、わかる? 俺たちが一つになったんだよ」
「はい、あそこが熱いもので征服されてるのが分かります」
痛みに耐えながらも、喜びに満ちた笑顔を返すラフィア。俺のボルテージは最高潮だ。
「動くよ」
そう、短く言うのが精いっぱいだった。俺はゆっくりと抽送を重ねるつもりが、サルみたいに腰を振ってしまう。頼む【神技】、補正宜しく!
彼女のかわいらしさと健気さにあてられて、童貞を捨てたときみたいに遮二無二腰を振っていた。そして息が荒くなる。経験からわかる、射精が近いのだ。しかし止まれない。彼女の同意もとることなく俺は抽送を繰り返し、白い欲望を彼女の膣内へと吐き出した。
「ごめんラフィア、優しくするって言ったのに」
俺は罪悪感にさいなまれていた。優しく彼女を気遣えなかったことや、中出しなら一言声をかけるべきだった、と自分勝手な行為が恥ずかしかった。
「ううん、晴成さんは優しかったよ。それに晴成さんのことを受け止めれた自分が誇らしいわ」
けなげすぎるだろ。ラフィアってば女神さまだわ。
俺は彼女を強く抱きしめると、ありがとう、と小さくつぶやいた。
彼女に届いたかは分からない。ただ二回戦は頑張って我慢しよう。そして彼女と少しお話をしようと心に決めた。
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