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第4章 クラステル魔法学園入学
魔獣との遭遇
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「おいおい…勘弁してくれよ……」
そう呟く俺の2メートル先には、ヒグマのような姿をした赤毛の魔獣がこちらを睨みつけていた…
魔獣の定義は魔石が身体の何処かに有ることだが、戦闘に特化している魔物は身体の外側に魔石を付けていることが多い。
このヒグマの場合、魔石は眉間から大きなツノをかたどって生えて居た。
俺が悠長に魔物を観察していると、魔物の方から襲いかかって来る。
グルプァッ!!
ふぁ!?なんだあの熊にあるまじき声、ちょ…笑うって…
俺は必死に笑いを堪えながらグレイ騎士団長達の所へ逃げ始めた。
プァー!!
「くっ……」
グレイ騎士団長達が見えるまで、俺は何度も心が乱れそうになる。
何だプァーって、吹き出しそうになるから止めてくれ…!
「…ん?おい…あれレオンハルトじゃねぇか?」
「…あぁ本当ですね、全く…どちらに行かれていたんですかレオンハルト様……」
「……兄さん、アイツ…なんか連れてないか…?」
「…ホントだ……デカいな、レッドグリズリーの亜種か?」
やっと気付いてくれた…グレイ騎士団長助けて!
グルプァーッ!!
後ろで大きく吠え?ている熊は、どうやら俺から皆へターゲットを変えたようで、俺は少し離れたところから皆の無事を祈ることにした。
……だって…俺異世界転生してもチートじゃねぇし……丸腰だし…6歳だし……
「おー…デカいな」
「レッドグリズリーでしょうか……かなり骨の有りそうな相手ですね…」
「兄さん、俺応援を呼んできます!」
「おう!頼んだぞ」
…おぉ……皆良く笑わずに居られるな……
暫くして、ドシンッと何かが倒れる音がした。どうやら方が付いたらしく、向こうからイグナシオが小走りでやってくるのが見えた。
「レオンハルト様、お怪我は御座いませんでしたか??」
イグナシオが心配している様子で俺の周りを怪我などを探すようにグルグルと回る。
バターになっても知らないぞイグナシオ…
「俺は直ぐに走って逃げてきたから平気だ、それよりお前も戦ってあの熊をやっつけたのか??」
俺が丸腰だったと言うことは、アルグレッド王子とイグナシオも丸腰だったハズだ、唯一剣を持って居たのはグレイ騎士団長だったしな…
「えぇ、そうですが…?」
「……丸腰で??」
当然でしょう?とでも言いたげにイグナシオが言う物だから、ついつい確認してしまった……
「はい、私はレオンハルト様と違い魔法が使えますので」
晴れやかにイグナシオが言う…
うぉいこら!俺一応お前の主人なんだぞ!?良いのか!黒○事のセバ○チャンだってもっと従順だったぞ!!
「……アー…ソウデスカ……」
授業か始まれば魔法学も有るし、俺にだって魔術の1つや2つ!
「頑張って下さいね?」
……まるで俺の考えが分かっているかのようにイグナシオが返す。
見てろよ………俺は自分の言葉は曲げない!それが俺の忍道だ!!!
……ぁ、これ木の○隠れの里の忍者じゃ無い奴が使っても良いんだっけか………
そう呟く俺の2メートル先には、ヒグマのような姿をした赤毛の魔獣がこちらを睨みつけていた…
魔獣の定義は魔石が身体の何処かに有ることだが、戦闘に特化している魔物は身体の外側に魔石を付けていることが多い。
このヒグマの場合、魔石は眉間から大きなツノをかたどって生えて居た。
俺が悠長に魔物を観察していると、魔物の方から襲いかかって来る。
グルプァッ!!
ふぁ!?なんだあの熊にあるまじき声、ちょ…笑うって…
俺は必死に笑いを堪えながらグレイ騎士団長達の所へ逃げ始めた。
プァー!!
「くっ……」
グレイ騎士団長達が見えるまで、俺は何度も心が乱れそうになる。
何だプァーって、吹き出しそうになるから止めてくれ…!
「…ん?おい…あれレオンハルトじゃねぇか?」
「…あぁ本当ですね、全く…どちらに行かれていたんですかレオンハルト様……」
「……兄さん、アイツ…なんか連れてないか…?」
「…ホントだ……デカいな、レッドグリズリーの亜種か?」
やっと気付いてくれた…グレイ騎士団長助けて!
グルプァーッ!!
後ろで大きく吠え?ている熊は、どうやら俺から皆へターゲットを変えたようで、俺は少し離れたところから皆の無事を祈ることにした。
……だって…俺異世界転生してもチートじゃねぇし……丸腰だし…6歳だし……
「おー…デカいな」
「レッドグリズリーでしょうか……かなり骨の有りそうな相手ですね…」
「兄さん、俺応援を呼んできます!」
「おう!頼んだぞ」
…おぉ……皆良く笑わずに居られるな……
暫くして、ドシンッと何かが倒れる音がした。どうやら方が付いたらしく、向こうからイグナシオが小走りでやってくるのが見えた。
「レオンハルト様、お怪我は御座いませんでしたか??」
イグナシオが心配している様子で俺の周りを怪我などを探すようにグルグルと回る。
バターになっても知らないぞイグナシオ…
「俺は直ぐに走って逃げてきたから平気だ、それよりお前も戦ってあの熊をやっつけたのか??」
俺が丸腰だったと言うことは、アルグレッド王子とイグナシオも丸腰だったハズだ、唯一剣を持って居たのはグレイ騎士団長だったしな…
「えぇ、そうですが…?」
「……丸腰で??」
当然でしょう?とでも言いたげにイグナシオが言う物だから、ついつい確認してしまった……
「はい、私はレオンハルト様と違い魔法が使えますので」
晴れやかにイグナシオが言う…
うぉいこら!俺一応お前の主人なんだぞ!?良いのか!黒○事のセバ○チャンだってもっと従順だったぞ!!
「……アー…ソウデスカ……」
授業か始まれば魔法学も有るし、俺にだって魔術の1つや2つ!
「頑張って下さいね?」
……まるで俺の考えが分かっているかのようにイグナシオが返す。
見てろよ………俺は自分の言葉は曲げない!それが俺の忍道だ!!!
……ぁ、これ木の○隠れの里の忍者じゃ無い奴が使っても良いんだっけか………
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