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第二章 長谷川倫子の物語 色仕掛け
この女、想像以上
しおりを挟む結局、マルスのスペースラグーンでの嘆願は実りましたが、三人はポ二ーガールを命じられ、散々にお尻を鞭打たれることになったのです。
結局、オアフ高女、地下シャトル網、そして北太平洋地域を担当するニイハウ技芸学校、などが整備されました。
ほかに小笠原、南米の航空路の中間経由地として、無人となっていたクェゼリン環礁を接収、ロイ=ナムル島にパシフィック・ナーキッド領域管理官府の支所を置きます。
クェゼリン環礁全域に周回地下道を巡らせ、南太平洋の地域を担当する、クェゼリン技芸学校を設立。
さらに二級市民国家の航空機が使用できるように、アイランドホッピングの、航空路網を整備したのです。
この航空路を使い、小笠原の硫黄島国際空港へも南米製の民間航空機も、乗り入れできるようになりました。
いままでは、その昔のアメリカのボーイングなどを修理しながら、就航させていたのですが、これでやっと自前の飛行機で乗り入れできるようになり、定期航空路として確立したのです。
勿論ハワイへは、簡単に行けるようになっています。
北西ハワイ諸島は、ナーキッドの一級市民地域となり、レイサン島は硫黄島同様観光地となる予定です。
カムチャッカからの地下シャトルのせいか、デヴォン島とカムチャッカの住人が、保養にくると予想されます。
一年後、忍は倫子とセレスティアをレイサン島の地下ホテル完成の祝典に誘いました。
のんびりと地上の温泉に浸かりながら、
「これで一安心、パシフィックは収まるでしょうね、後は献上品だけです、こ倫子さんの手腕には皆驚いていました、すぐに夫人待遇となるでしょうね」
「これからナーキッド上層部も、この計画に対して文句を言わないでしょう、管理官府制度は軌道に乗りました、心より感謝しています」
倫子が、
「私の場合はトントン拍子で行きましたが、これからどういたします、毒を食らわば皿までも、私としては変態のお仲間は、増えてほしいのですが」
「倫子さん、想像以上の淫乱なんだから!」
と、忍がいいながら、
「隣から徐々に行くつもりです、次は東南アジアとインド中近東……犠牲者というか候補者というか、鈴木駒子さんと、ローズマリー・ロッシチルドさんを考えているのですが」
セレスティアが、
「ローズマリーは待ち望んでいると、太鼓判を押せますが、あの鈴木駒子さんは……」
「私もそう思います、幾らミコ様といえど、鈴木駒子さんがなびくとは思えません」
「言葉は悪いですが、手籠にでもしなければ、うんとは言わないと思います」
と、倫子がいいます。
忍が、
「鈴木駒子さんは大丈夫、私が太鼓判を押してさしあげます、彼女は待ち望んでいるはずです、こちらは任せてください」
「そうですか、でどちらを先に?」
「同時に進めるつもりです、今度はナーキッドの全面協力もありますしね、二人のお仲間が出来るように、協力してくださいね」
「協力しますよ、なんせミコ様相手に、痴態をご一緒する方が多いと思うと……嫌だわ、あそこがはしたないことに」
「倫子さん、だから私はオムツを手放せないのよ、久しぶりに官能を叩きこまれると女はね、下着がどうにもならないでしょう?」
「確かにオムツは便利ですけど……」
「それにね、ミコ様はオムツ女を見ると、興奮なされるのよ、忍さん、そうでしょ?」
「もう!セレスティアさんったら、私どうしようもなくなるでしょう、この話はこの後でしましょう!」
「私、我慢できなくなったわ、部屋に戻ってきます!」
FIN
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