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第二章 惑星間帆走宇宙船

ミコ様は照れ臭いのですよ?

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 タイタン、チタニア、トリトンは、資源としてはかなり有望なものがあります、特にタイタンは大気が燃料ですからね……

 ここからエネルギーを取り出し、その分を植物工場でつくるバイオエネルギー用のものにかえれば、植物工場の生産は全てを食糧に回せれる。
 穀物などは、かなり安くなり、皆さんの家計も楽になるでしょう。

 これからの事を考えると、この外惑星の衛星開発は重要です。
 この為の、ステーションなどの整備資金を、このプール代金より提供しようかと考えているのですよ。
 
「実はね、タイタンステーションですけどね、整備したほうがいいと思っているの?」
「タイタンは大気が燃料でしょう?植物工場が作るバイオエネルギーの代用になる、さすれば植物工場は生産を食料にすべてを回せる、パンなんか安くなると思うのよね」

「ミコ様はそこまでお考えに……」
 アリシアさん、そのぐらい誰でも考えますよ?
 そんなにウルウルしないで下さいよ、今一つ含みがあるのですから。

「それにね、タイタンステーションですけどね、あそこはヨミの故郷といっても、良い場所に近い」

「今回、個人的にかなり儲かるようですので、土星の中心核に、昔のようなヨミ号を浮かべて、ヨミ種族の観光地にしようかと考えているのです」

「ヨミ号ほどではないけど、大型ステーションを改良して、液体金属水素の海の中に浮かべたいのでね、そのためにも使おうと考えているの」

「優しいですね……」
「イザナミさん、感激して夜伽に励んでくれるでしょう、彼女、美味しいですものね」

 !

 すごくきつくお尻を抓られました。

「ミコ様!せっかく尊敬しかけたのに!」
 アリシアさん、プンプンしていました、後でアデラインさんに愚痴ったのです。
「まったくミコ様ったら!」
 アリシアさん、アデラインさんがくすくす笑っているのに気が付きました。

「おかしいですか?」
「アリシア様はやはり女性、ミコ様の御理解が、今少し足りませんね」

 ?

「ミコ様は照れ臭いのですよ?」
「何故です?何故自らを貶めるのです?」

「ミコ様って、男のようなところがあるでしょう?それに日本人って事でしょう?」
「私はご存知のような職業をしていたので、いろいろな男を見てきました、概ね日本の男って、恥ずかしがりなのです」

「あっちの方はなかなかのスケベですが、いいことをすると、シャイになるようです」
「まぁへそ曲がりといえば、理解できるでしょう?」

「へそ曲がりですか、そういわれれば思い当るところが多々ありますが……めんどくさい性格ですね」
 アデラインさん、大笑いをしました。

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