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第七十二章 ニライカナイ創世
天照大神(あまてらす)は色っぽい
しおりを挟む「私に何をせよと?」
「私の配下はミリタリーばかり、事務官は不足気味である」
「私の預かる宇宙の惑星行政は、さらに事務官が必要、『天女ニンフ』たちは適任であろう?」
「それを束ねるものが要るのだ、力を貸してほしい」
「『天女ニンフ』たち……たしかに今度の戦いには、何の責任もない……むしろ犠牲者かもしれない……」
しばらく考えていましたが、
「条件があります……まず『天女ニンフ』たちを、旧主のような扱いをしないでいただきたい……その代わり、私が……身を……」
「確かにその申し出を、切り出そうとしていましたが、どこからそのようなことを知ったのですか?」
「キュベレー様が、ルシファー様は我と同じ、似ているところがあると……」
たしかキュベレーはパイドピリア――古代ギリシャの少年愛――でしたね……
私に向かってサッフィズム――レズビアンの別の呼び名――といいましたね、しかも『少女』が好きなのではないか?などとほざいていました……
そんな情報をあちこちで、いいふらしていたの?三つの宇宙で……
「私は戦うことしか知りません、アスラ族の方々を喜ばす方法は知りません、しかしこの身でよろしければ、いかようにもお使い下さい」
なにも知らないって、嘘でしょう?
有名なお人形そっくりの、身長二十センチぐらいのロボットなのに、そのお色気は天然なのですか?
性別がないとは、見てくれでしょう?。
女の心を持っている以上、抱かれることを覚悟した途端、そのお色気というか、媚というか、にじみ出ていますよ……
アスラ族のアンドロイドって、そんなところがありますよね……
主に奉仕するために作られている以上、全てを捧げるように……これは本能のようになっているのでしょう。
取り巻きのアンドロイドさんたち、なにか共感したのか、ざわざわしています。
シウテクトリさんが、
「主にお仕えするのが、アスラのアンドロイドの誇り、ルシファー様は正当なアスラ族の、しかもヴァルナ評議会議長であられる」
「しかも汝は知らぬようだが、ルシファーとはアスラ族伝説の軍事称号名……いまはじめて、この軍事称号の所有者が現れ、ながきに渡る争いも終わった」
「天照大神(あまてらす)よ、ルシファー様にすべてをささげ、奴隷として仕えるのなら、私は身内として汝を迎え入れる」
ゼノビアさんも、
「私もある意味、貴女と似ている……造られてまだ日が浅い……」
「私はゆえにルシファー様だけが主であった、思えば幸運だったのであろう……キュベレーに造られていれば……私もシウテクトリに同意する」
「イザナミさんは?」
「異論はありません、でも夜の話は譲歩しませんよ……他のかたがたも、同じでしょうが……」
「それはそうだ、私も夜は楽しみにしている……ご寵愛戦争は負けはしない!」
なにがご寵愛戦争ですか……
夜の女の戦争は、いつまでつづくのか……
「まぁ、それは百合の会で話すこと……サリー様に会を開いてもらいますか?」
マレーネさんがそのようにいいました、サリーさんの権力がよくわかりました。
イシス姉さんが、
「この後は天照大神(あまてらす)を女性に復元し、その初夜ということで、特別に我々は退散しましょうか?」
「本当に特別ですよ、昼間だけですからね、夜の順番は変わりませんよ、今夜は私なのですから」
イザナミさんが、少々悋気のこもった目つきでいいました。
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