上 下
13 / 148
第六十二章 整理整頓

昇進の儀式? 其の一

しおりを挟む

 ヴィーンゴールヴのウェイティングメイドには、三好糸女さんを、夫人待遇側女として昇格させました。
 糸女さんも二十二歳になりましたかね。

 エカテリーナさんが、頃合いを見計らってやって来ました、なにか云いたそうですね……
「ミコ様、お出ましを願います」

「松野の声で迷惑をかけたようですね」
「いえ……」とは云いましたが、エカテリーナさん、顔が上気していますが……
 ぐっと引き寄せると、黙って身を任せてきます。

「可愛いエカテリーナ、慰めて欲しい?」
「こんなオバサンでもよろしければ……」
「ホワイト・ゴールドのチョーカーは不老ですよ」
 お出ましは三十分ほど後です、ショートタイムを頂きましょう。
 
 満足気に、身繕いなどしているエカテリーナさん……
「ミコ様、采女たちが待っています、イシス様から聞いているとおもいますが、皆この日を心待ちにしていたようです」
「ですか……」
「サリー様から、この週末は夜の順番はありません、よろしくお願いします、と言付かっています」

「七時ですか、とにかく遅いですが、晩餐にいたしましょう」
 今日の関係者が揃っています。
 テラの采女さんは次の九名、そしてロワールの清女さん、そういえば、この人、名前をリュシエンヌ・バレさんといいましたね……

 テラメイド・ハウス所属は

  クリームヒルト・キッカワ、十二歳
  ベアトリス・フィーゴ、十六歳
  パメラ・アディントン、十五歳
  スージー・アディントン、十二歳
  タバサ・アディントン、十歳

 アメリカ・ハウス所属は

  フィオナ、二十歳
  キム、二十歳
  アニー・スチュアート、十七歳

 フランス・ハウス所属は

  ティア・ロッシチルド、十五歳
  清女リュシエンヌ・バレ、十八歳

 今日、明日で……花をいただくのですか……
 私はなんと好色な……、しかも十歳もいるのですよ……
 鬼畜な女ですね……

 皆、緊張していますね……
「強制はしませんよ、望まないなら云いなさい」

 誰も否というものはいません。

「あんまり緊張すると過呼吸になりますよ……、とにかくご飯は食べてね、体力勝負なのですから」
 私が夫になるのですね……我妹子証文ですが、これ本人の自署になっています。

 こうして見ると、フィオナさんとキムさん以外は、帰るとこのない娘たち……

「アメリカ・ハウスのフィオナとキムからね」
 まぁこのあたりの方なら、罪悪感はありません、熟れた身体とはいいませんが、成熟した娘さん……
 しかもはっきりと、両親署名が我妹子証文にあります。

 優しくしましたよ……

 次はアニー・スチュアート……そして、ベアトリス・フィーゴ……アディントン三姉妹……
 ふぅ……タバサは……
 まぁ、今更ではありますが。

 リュシエンヌ・バレさん、ヴァージンでは無いのですが……これで私の女、所有物となってしまいました。
 この方は清楚な雰囲気が漂う方、修道女になったほうがよさそうな雰囲気があります。

 閨もおとなしく、すこし物足りない感じがしますが、事が終わった後は、涙をポロポロこぼして、
「これで私も胸はって歩けます」
 などと云っていました。
 胸はって歩けるって?いまいちわからないのですが……

 そしてティア・ロッシチルド……最後にクリームヒルト・キッカワ……

 土曜の朝が来ていました……

 これで、この娘たちは側女……私がいなくなっても、生活には困らないはず……
 ナーキッドの組織は、オーナーの女にはそれなりに敬意を表してくれるはずです。

 しかも、いざとなれば、チョーカーはナノマシンを動員して、所有者を自動的に守ります。

 この後、皆さんの首に側女のチョーカーをつけてあげました。
 もっともクリームヒルト・キッカワは、前倒しの側女ですので……
 夫人待遇側女ですが……

 しかも昼過ぎまで仮眠した後、まだ別の昇任式があります。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない… そんな中、夢の中の本を読むと、、、

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

処理中です...