いやいやながら女にされて異世界生活

第十九章 王国がうるさいの

天高く美女肥ゆる秋？

　整地をして、巨大テントを４つ、くっつけるように並べ、ガーデンファニチャーセットを５つ置き、更にはアウトドアガスコンロを置き、カセットガスをセット！

　私のテーブルにはラダさんと、２人の班長さんの４人。
　そのほかのテーブルには侍女さんと召使さんを分散、戦場侍女さんが３名。

　焼き係は侍女さんに任せました。

　取りあえず串ものを大量に調達……
　キャベツやピーマン、玉ネギやカボチャ、トウモロコシもね♪
　『収納　共有』にどしどしいれています。

「皆さん！さあ、始めましょう♪」

　で、あちこちから、
「キャア！シャーロットお姉様！焼きすぎです！」
　とか、
「ウータさん！まだ早い！生焼けよ！」
　とか、
「キャベツが黒焦げです！」
　とかね。

「皆さん、大丈夫かしら？」
「良いのではありませんか？」
「わーわー云っていますが、楽しそうですよ」

「でもこの後、フライは危ないですね……」
「串揚げですか？たしかに危ない気がしますね」
「『調理』の『揚げ（フライ）』は私だけですから、私が出しましょう」

　ということで、ドンドンと串揚げを、『収納　共有』にいれています。
　お酒とか飲み物とかも、『収納　共有』にいれています。

　私の酒類上級リストから、ドンドン取り寄せ、『収納　共有』にいれています。
　ビールとか缶チューハイ、カジュアルワインに日本酒、ウィスキーも少しばかり、取り寄せられますが、ハードリカーはやめましょう。

　カロリーネさんもソフィさんも、ほろ酔いで楽しそうですね。

「そろそろ、焼きそばなんて、いかがかしら？」
　フライはまだまだテーブルにありますが、コンロの上には無くなっています。

「鉄板焼きプレートを出してね♪」

　おそば、キャベツなどの野菜、焼きそばソース、豚バラ肉……
　侍女さんたち、結構上手く作ったようで、

「美味い！」
「ビール、ビール♪」

　とか、聞こえてきます。

　この後も、三時ぐらいまで飲んで食べて……　

「では、いよいよここでビンゴゲームですよ！」
「皆さんは甘い物がお好きなようですので、景品はでっかいケーキを用意してあります♪」
「大きさは８号、２４センチで、いちばん早くビンゴになった方が景品ゲットです」
「万一、優勝者が複数出た場合は、等分しますからね♪」
　
　一つは８号の生クリームケーキの上に４号のチョコレートケーキが乗っている、二段のフルーツデコレーションケーキですね♪税抜１０，１８６円。
　一つが８号のバタークリームケーキ、薔薇の飾りでゴージャス♪税抜９，０００円。
　最後の一つが８号のイチゴ生クリームケーキ、シンプルですがイチゴまみれです♪税抜８，２４１円。

「では、イチゴ生クリームケーキのビンゴから！」
　サンドリーヌ・コレットさんが、ゲットしました。

「８号は１２人分有りますからね♪」

「では、次はバタークリームケーキ！」
　２人が同時にゲットしました。

　シャーロット・パーシングさんと、フランチシュカ・モクラーさん。

「最後は二段のフルーツデコレーションケーキ！４号は４人分ですから、１６人分ですよ」

　クラリッサ・ケネットさんが当てましたね。

「さて、はずれた方にも残念賞を用意しました！４．５センチですからね！」

「景品のケーキはカットして渡します、責任を持って食べること」
「えっっ、無理です！」
　１６人分を目の前におかれて、クラリッサさんが文句を云っています。

「クラリッサさんのテーブルの方、協力してあげてね♪」

「それにしても、私たちのテーブルはさみしいわね、この４．５センチのプチケーキだけですからね♪」

　この後、皆でケーキを完食！何のかんのといってもクラリッサさんのケーキ、５人で１６人分を平らげていました♪
　太りますよ♪