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第十八章 女性世界

ブリタニカのハレム

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 ふっ……

 逃げるように私の個室に帰ります。
 神経がすり減りました……とにかく皆さん、怖かったのですから……
 姉がやってきました。

「うまいわね、あまりサンドバックにならなかったわね、感心したわ」
「アリスの提案にはまいりました、九歳の幼女に迫られては困りますからね」
「良く言うわね、ぺピをいそいそ抱いたくせに」
「……」

「とにかく、皆ウキウキしているわ、明日の会議はすんなり終わるかもしれないわよ、アンリエッタさんが、『格子』だけ、三十五歳でまとめるといっていたから」

 事実、翌日、リング所持者は『格子』だけ、三十五歳を条件として、歳をとらないことになりました。
 つまり『格子さん』は、チョーカー所持者に準ずるとの認識です。

 そうそう、惑星ブリタニカのハレムって、次のようになりました。

 セパレイティスト・クラブ首席女官長、チーフシャペロン、名誉夫人待遇女史、ジョージアナ、五十七歳(でも二十五歳)
 セパレイティスト・クラブ首席女官長補佐、サブシャペロン、名誉夫人待遇女史、テロワーニュ、五十歳(でも二十五歳)

 セパレイティスト・クラブ・イギリス支部
 レディス・コンパニオン、側女、クリスティン・ハワード、二十一歳
 レディス・コンパニオン、側女、ケイト・マッケンジー、三十六歳(でも三十歳)
 コンパニオン、格子、プリンセス・マーガレット、十九歳
 コンパニオン、格子、プリンセス・リンダ、十七歳

 セパレイティスト・クラブ・ロシア支部
 コンパニオン、格子、オリガ・ミハイロヴナ大公女、十六歳
 コンパニオン、格子、エカチェリーナ・アレクサンドロヴナ大公女、二十三歳
 ガヴァネス、女孺(にょじゅ)、ソフィア・ペロフスカヤ、二十三歳

 セパレイティスト・クラブ・フランス支部
 コンパニオン、格子、ルイーズ・ドルレアン、二十二歳
 コンパニオン、格子、レティシア・ボナパルト、十五歳

 セパレイティスト・クラブ・アメリカ支部
 コンパニオン、格子、アリソン・ベル、二十四歳
 レディス・コンパニオン、側女、クレア・ミラー、四十二歳(でも三十歳)
 コンパニオン、格子、グラディス・アンブラー、二十四歳

 セパレイティスト・クラブ・グレートスピリット支部
 コンパニオン、格子、ノエリ、三十一歳

 セパレイティスト・クラブ・日本支部
 レディス・コンパニオン、側女、保科菊、四十四歳(でも三十歳)
 レディス・コンパニオン、側女、中川梅子、十九歳
 ガヴァネス、女孺(にょじゅ)、寺山千代女、十六歳
 ガヴァネス、女孺(にょじゅ)、春、二十六歳

 たしかにサリーさん達から見れば、あっという間にこれだけの女性をものにして、侍らすことになったのですから……
 怒るわよね……

 婦人戦闘団の、一般兵士さんとかに手を出さなかっただけ良しですかね。
 でもね、この後ビニー・アシュモア大尉、ユージェニー・ビンガム中尉は女孺(にょじゅ)にする羽目に……

 クレア・ミラーさんの強い推薦もありましてね。
 いつか抱かなければならないのでしょうね、本人のたっての望みとの事ですが……

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