惑星エラム 幻のカタカムナ 第一部 パクス・ブリタニカ編 【ノーマル版】

第二章 シング・ア・ソング・シックスペンス

女王は、パーラーにいました

　後半部をとりあえず考えてみましょう。

　Ｔｈｅ　ｋｉｎｇ　ｗａｓ　ｉｎ　ｈｉｓ　ｃｏｕｎｔｉｎｇ－ｈｏｕｓｅ，
　Ｃｏｕｎｔｉｎｇ　ｏｕｔ　ｈｉｓ　ｍｏｎｅｙ，
　Ｔｈｅ　ｑｕｅｅｎ　ｗａｓ　ｉｎ　ｔｈｅ　ｐａｒｌｏｕｒ，
　Ｅａｔｉｎｇ　ｂｒｅａｄ　ａｎｄ　ｈｏｎｅｙ．

　王は会計室の中にいました
　彼のお金を勘定していました
　女王は、パーラーにいました
　パンと蜂蜜を食べていました

　もしキングが太陽とすれば、会計課とは金庫ともとれるので、ソル星系……
　違う、太陽はキング、仰ぎ見る者、そう支配者……惑星にとっては、恒星は支配者といってもいいはず……

　なにを計算していたのか……
　キングとクィーンで時間を指すなら、なにか必要なものを計算していた、なにかを消費していた……
　必要なものとは、キングの存続のための方法……

　キングとクィーンの二つの時間……
　クィーンとは多分、私の時間……そしてクィーンは何かに何かをぬりたくって食べる……
　パンを食べるために蜂蜜が必要なのでしょう……

　パーラー……表座敷……客間……私の部屋ではないとしたら……私は自分の部屋でない私の家にいる……

　この唄の舞台はキングの時間……雄の優越する世界の時間……許されない時間の中に私がいるということです。
　そしてキングの存続のための方法を浪費する……

　Ｔｈｅ　ｍａｉｄ　ｗａｓ　ｉｎ　ｔｈｅ　ｇａｒｄｅｎ，
　Ｈａｎｇｉｎｇ　ｏｕｔ　ｔｈｅ　ｃｌｏｔｈｅｓ，
　Ｔｈｅｒｅ　ｃａｍｅ　ａ　ｌｉｔｔｌｅ　ｂｌａｃｋｂｉｒｄ，
　Ａｎｄ　ｓｎａｐｐｅｄ　ｏｆｆ　ｈｅｒ　ｎｏｓｅ．

　メイドは、庭にいました、
　服を干していました
　小さいクロツグミは来ました、
　そして、彼女の鼻を折りました。

　直訳すると、こうなるわね……

　彼女は時間、または時間の奴隷？のために鼻が折れる……
　いや違うか……小さいクロツグミが来たから、鼻が折れたのだから……
　これも違うか……かわいらしい人が来たから、鼻が折れた……

　メイド……侍女……この場合は使用人？
　使用人は庭にいて、服を干していると、かわいらしい人が来てしまい、鼻が折れた。