惑星エラム 幻のカタカムナ 第三部 嘆きの女神編【ノーマル版】 

ミスター愛妻

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第四十八章 悲嘆のエネルギー

ロマーニャのハレム

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「すこし頭がくらくらしますが……皆の処遇を決めましょう」
 ウェヌス教団、つまり神聖教の序列はそのままとし、ハレム内の序列は次のようにきめました。

 『ウェヌスの侍女、寝室頭』
 『ウェヌスの侍女、寝室小頭』
 『ウェヌスの侍女、寝室係』
 『ウェヌスの侍女、寝室係小間使い』

 大賢者と次席賢者は寝室頭の上位職位で必ず女神様の夜に侍った女奴隷と規定されます。
 つまり『ウェヌスの侍女、大賢者、神官長』がロマーニャホームの最高責任者、チーフウェイティングメイド。

 ファウスティナさんは
 『ウェヌスの侍女、大賢者、神官長、夫人待遇側女、チーフウェイティングメイド』、アンニア・コルニフィキア・ファウスティナ・ミノル
 となります。

 二人は対象の女を、一人ずつ地下の接見室に呼び、女奴隷である自覚を確認してから、チョーカーを授けていきました。

 『ウェヌスの侍女、次席賢者、イシス神官長、側女、サブウェイティングメイド』ドルシッラ

 『ウェヌスの侍女、寝室頭、賢者、側女、ハウスバトラー』ルキナ

 『ウェヌスの侍女、寝室小頭兼事務、賢者、アフリカ属州教区長、側女』ディディア・クララ

 『ウェヌスの侍女、寝室係小間使い、聖者、側女』クリスピナ・ミノル

 『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護長、福者、側女待遇格子』ウォルムニア

 『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、福者、ヌミディア女騎兵隊隊長、側女待遇格子』ガウダ

 『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、福者、サルマタイ婦人騎兵隊長、側女待遇格子』アキリア

 『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者、側女待遇格子』アンドロメダ

 『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者、側女待遇格子』カッサンドラ

 『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者、側女待遇格子』カイキリア

 『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、尊者、側女待遇格子』アマニレナス

 『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、尊者、側女待遇格子』アマニスハヘ

 全ての女を、側女待遇格子以上にするようにとは、ハウスキーパーの意向によるものです。

「これで皆は、通常の『百合の会議』に出る事ができます、ハウスキーパーのご配慮です」
 この後の『百合の会議』では、そんなに大荒れにはなりませんでした。

 とりあえず、私の休養の間に、何とか事後処理が終わっていました。
 この後、多分、長閑に女問題でつるしあげられるなんてことが、懐かしく思えるでしょう。

 ラグナロクが起こりそうです……でも、焼き尽くされ消えるのは、少なくとも私たちではない……
 古き神は消え、新しき神が残る、北欧神話の結末は輪廻に近い、なら私が書き換えてみせる……

 そう、私たちは明日を迎える……なんとしても、姉とともに……
 世界は弥栄(いやさか)こそが正しい、その行きつく先は、神がご存知なのだろう……

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