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第三十四章 ヴィーナス・ネットワーク・ワールド

女官組織は柔軟に

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 ホームも煩雑なので、一旦これも廃止、直轄惑星はいくつかのハレムにわかれますので、その管理組織としてホームを設立します。

 基本はハレム単位となり、各ハレムは所属女官を管理、女官名簿を作成する義務なども行うことにしました。
 もちろん女官教育組織も、ハレム単位で設立することにし、『献上品』も、基本はハレムの最高責任者が受け取ります。
 
 テラの既存のミリタリーハウスは、婦人戦闘団として拡張しています。
 ブラッドメアリー戦闘団、サクラ婦人戦闘団、アマゾネス戦闘団……
 大体は旅団ぐらいの規模となっています。

 これらは、所属惑星の各ハレムを統括する、ホームの最高責任者の指揮下に置きました。
 指揮権の問題があるので、戦闘団が所属するホームの責任者は、新設したミリタリー職位の長官としました。
 『軍務加算』は無しですがね。

 エラムの場合は、首席女官長とします。
 ここの『麗しき女騎士団』や『奉仕の魔女団』は、首席女官長に直属しているからです。

 ブリタニカの場合、ノーザンクラウン婦人戦闘師団はセパレイティスト・ホームに所属します。
 チーフシャペロンのジョージアナさんを、長官に任命しておきました。

 惑星中原の白い牝鹿婦人戦闘団は、中原ホームに所属しますので、アイハンさんが長官です。

 婦人戦闘団が所属するホームには、軍幹部養成課程が必要ですね……
 ブリタニカのように、高等女学校にミリタリー任官課程でもつくりますか……後で考えましょう……

 特殊なハレムとして、ニライカナイハレムを設立、ヴィーナス・ネットワーク・ワールドの、加盟以外の世界の女官希望者など、特殊事情の女性を対象とします。

 この二ライカナイハレムの上部組織として、二ライカナイホームを設立、二ライカナイハレム以外にも、直轄惑星ハレム管轄外の女官集団も、ここに所属させました。

 二ライカナイホームはハウスキーパー直属とします。

 ここの女官教育組織が、中原シティ高等女学校とルシファーステーションから中原シティに移ってきた、アングルボザ高等女学園です。
 この二つは女官任官課程だけです。

 特に中原シティ高等女学校は、惑星エラムの末女が十七歳になった時、優秀な者が推薦され編入してきます。
 学力の関係上、一年の予科があり予科修了後、女専課程一年に進学します。

 このエラム予科は、特別に二ライカナイのスペースコロニ1にありますが、将来的には、各直轄惑星の実情に合わせた予科が置かれる予定です。
 必要に迫られれば、アングルボザ高等女学園も同じシステムとなるでしょう。

 アンネリーゼさんのドイツハウスバトラーと、ジャンヌさんのフランスハウスバトラーの兼務は解消させていただきました。
 ヴィーンゴールヴのモンスター地区の第一執政と第二執政に専念していただく為です。

 惑星ヴィーンゴールヴと惑星テラは、独立した直轄惑星に、もうすぐなる予定ですのでね。

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