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第三十四章 占領下のホラズム
11 リリータウンでリラックス
しおりを挟むその夜、私は久しぶりにリリータウンに戻りました。
私の部屋、私の世界……
疲れましたね……
いつものようにアリスさんがいました、小雪さんもいます。
「お姉さま、お帰りなさい。」
「マスター、お疲れの御様子ですね、肩でもお揉みしましょうか?」
と小雪さんが云ってくれます。
ここは時間がゆっくり過ぎているような気がします。
エラムで私は、時を全力で過ごしています。
毎日、戦争対策でかけずり回り、皆さんの運命が私の決断にかかっています。
特にホラズム王族の皆さんを抱いた後は、自分が嫌になりました。
逆らえない方を強姦したようなものです、滅入ってしまいます。
「ありがとう、小雪さん、私、疲れていますので、まずお風呂に入ります。」
「お風呂!」
二人がそわそわとしています。
「一緒にいかが?」
「はい!」
私がお風呂に入っていると、ガヤガヤと二人が入ってきました。
もう少し隠したらどうでしょうか。
「マスター、今夜はここにお泊りですか?」
「ゆっくりしたいものですから。」
「貴女たちだけですか?」
「もうすぐサリーさんがもどってきます。」
といっていると、だれかがお風呂に入ってきました。
「アリスさん、小雪さん、お風呂ですか?」
サリーさんの声が響きます。
「ヴィーナスさんもいますよ。」
と私が声をかけると、サリーさんが走ってきました。
「お嬢様!」
お風呂に飛び込んできました。
「サリーさん……苦しい……」
『さばおり』というやつですか……
こうして四人でお風呂に入っていると、長風呂になりますね。
「アリスさんは可愛いですね。」
と言いますと、
「当然です、私が一番可愛いの、お姉さまの愛は私が独占するの!」
と云ってくれますし、
「小雪さんは綺麗ですね、」
とほめますと、
「妖艶と云ってください。」
と迫ってくれます。
「サリーさんは、プロポーション抜群ですね。」
「そうでしょう、そうでしょう、お嬢様の周りには、むやみにでかい乳とか、がたいのでかい女とか、おこちゃまとかばかり、私の魅力にはだれもかなわないのです。」
「おこちゃまじゃない!」
とアリスさんが抗議しています。
「まぁまぁ、皆さんは私にとっては大事な人なのです。」
「私は皆さんと、ここで過ごすと安らぐのです、それに皆さんは、だれもが認める素敵な方ですよ。」
私はむくれ気味のアリスさんを引き寄せると、濃厚なキスをして黙ってもらいました。
小雪さんにも濃厚なキスをすると、小雪さん、自分から……
サリーさんがもじもじしています。
「どうしたのですか?」といいますと、「お嬢様の意地悪」といいキスを奪いにきました、情熱的ですね。
軽いエロスが浴室に充満して、こんなことを繰り返していましたから、四人とものぼせかけました。
満足してお風呂からでて、のぼせる身体に冷たい缶ミルクをチケットで買い、腰に手をあてて飲んでいます。
三人が同じような姿勢で、並んで腰に手を当てて飲んでいます。
超がつくほどの美女が四人、全裸で腰に手をあててミルクを飲んでいるのは、なかなかな光景ではないでしょうかね。
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