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第三十章 開戦準備

04 三助さん

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 皆さんイオン飲料のおかげで、だいぶすっきりしたようです。
 ジジさんが、
「すごいお酒ですね、あのお酒を教団領の特産品としたいのですが。」

 早速お商売の話ですか、でも、もうすぐ戦争ですよ。
 そう言うと、
「教団領でも戦争準備に協力するという意味もあります、おわかりでしょう?」
 ジジさんは教団領に対して責任がありますから、戦争の指導権を手放すわけにはいかないのでしょう。

 久しぶりに皆でお風呂に入りました。
 この時ばかりは皆、少女のようになります、歓声を上げて騒々しいこと。

 相変わらずアテネさんは前を隠さず仁王立ちです。
「アテネさん、背中を洗ってあげましょう。」
 というと、嬉しそうにやってきました。

 石鹸でごしごしと洗ってあげると、アリスさんがやってきます、お約束というやつですか?
 でも今回は別の希望者が出ました。

「あの……私も甘えていいですか?」
 マリーさんが恥ずかしそうにやってきます。

「はい、そこに座って」、マリーさんを洗い終わると、サリーさんが「私もお願いします」と前向きに座ります。
「ちょっと、サリーさん、どこを洗うのですか?」
「前です。」
「自分で洗えるでしょう?」

 サリーさんは笑いながら「間違えました、お尻です」といって背中を見せました。
 まったく、サリーさんは。

 で結局、私は三助をやることになりました。
 ジジさんが来た時は、その巨乳に圧倒されてしまいました。
 このお乳だけは……

 最後にうつむいて、いじいじしている新参さんを呼びました。
「貴女たちも洗ってあげましょう。」

「エレンさんから」と言いますと、嬉しはずかしという雰囲気でやってきました。
 あれ、エレンさん結構、悩殺スタイルですね。

 アグネスさんは小柄で華奢で、綺麗なトランジスタグラマーです。
 綺麗な金髪で、思わずなでてしまいそうでした。

 さて自分を洗いますか?
「イシュタル様、私がお背中を洗います。」
 とアテネさんが云ってくれましたので、洗ってもらいました。
 なんかギャラリーからブーイングが聞こえます。

 だれに対してのブーイングなのでしょうね、私は気にしません。
 さて汗も流したし、朝食にしますか。

 朝食を食べた後、私はジジさんとビクトリアさん、エレン団長の三人には残ってもらって、コンパウンド(滑車)タイプのボウガンを見せました。

「エレン団長、使ってみてください。」
 エレン団長でも使えるようです。

「大丈夫ですね、ジジさん、三日ですよ。」

 さて、再び秘密兵器を作ります、昨日、全部飲んでしまったものですから……
 結局、昼までかかりました。96度のアルコールです。
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