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第四十二章 新参者
暗殺未遂
しおりを挟むその後、アマゾネスハウスやフィオナさんとお茶会などをします。
私、急いでドーナッツなどをつくったのですよ、少し焦げましたがね。
「ごめんなさいね、すこし色が悪いですが、我慢してください」
ウルカさんが、
「いえ、構いません、しかし、相変わらずお上手ですね」
「まさかマルスで、ミコ様のお手製のドーナッツを食べられるなんて思いませんでした」
「たくさんあるのよ、一杯食べてね!」
マレーネさんが、
「ウルカさん、懸念の事、マスターは十分理解されています、口に出す事はありません」
と云いました、ウルカさん、私をじっと見ますので、「大丈夫です、マレーネさんがいるのですから」
「そうでした……」
イシスさんが薄笑いしたのが、印象的でした。
夜、いよいよ夜伽の時がきます、
「ルシファー様、一緒に湯あみなどいたしませんか、お身体を洗わせて下さい」
「いいですね、このお乳などで、洗ってくれますか?」
「結構好色なのですね、では処女の胸で、洗って差し上げましょう」
ゾロゾロと私を含めて十五名が脱衣所に入りますと、代表の方が、
「皆さん、ルシファー様のお身体を洗いますので、準備してください、さあ私と後一人がお身体を、乳房でお洗いしますから先に行きましょう、後から皆も来るでしょう」
促されて、三人で先にお風呂に入ります。
ついてきた二人は本当にナイスバディ、浅黒いですが引き締まったお身体、美脚でもありますね。
二人は身体に石鹸などつけてスリスリと……
「ルシファー様、そんなところをおさわりにならないで……そこは今から綺麗にして、後でご賞味していただきますから……はぁ……」
そして……私が遊んでいた手がピッタリと、股間に挟まれて……
二人の手が私の首にかかり、
「死んでいただきます、この好色女め!」
その叫びとともに、脱衣所にいた女たちが走り込んできました、やっぱりね……
女と見間違うほどの、美少年でしたね……
両手から電撃を発して、二人は気絶、男には容赦しませんよ。
私の裸なんてチラッとでも見たのですから……濡れたタイルを裸足で走ってきたのですから……
十二体の黒こげの死体があるだけです。
とにかく気絶していた二人を張り倒して起こして、
「で、私をどうするの?たしか殺すとか云っていましたね……」
「殺せ!」
「それもいいですね、でも惑星アールヴヘイムンの業火を見てもらわなければね、覚悟して暗殺など企てたのでしょう、おっと私の前では死も自由になりませんよ」
舌を噛もうとしたようですが、自由に動けませんでしょう?
スジャータさんがお風呂にやってきました、
「マレーネ様より、こちらへ伺えと指示されましたが……これは……」
「暗殺です、私を事もあろうか色仕掛けで殺そうとしたのです」
「しかもそこに転がっているのは男、私の裸を見た罪で処分しました」
「この後いかがします?」
「惑星アールヴヘイムンに、この死体を送り返してください、そして最後通牒をだして、アールヴヘイムンの十四ケ国の軍を潰滅しなさい、その後、各王宮を灰燼に帰して無条件降伏を迫りなさい」
「もし拒否したらいかがいたします」
「虫に食わせればいいでしょう!あいつら泣いて喜ぶでしょう、良質タンパクに飢えているでしょうから」
「なるほど……たしかにルシファー様に刃向かった以上、元に戻せばいいのですから……生かさず殺さず食糧増産に精を出すでしょうね……」
スジャータさん、敬礼をしてやる気満々で行きました。
やはり根っからの軍人ですからね、戦は嫌いではないようです。
三日で、けりがついたと報告がありました。
王宮を灰燼に帰せと命じましたが、王都を灰燼に帰せとは言ってないのですが……各国の軍隊は一人残らず……
丸裸のアールヴヘイムンの各国は、再び降伏を云ってきましたが、スジャータさん、今度は簡単には承知しません。
明確な降伏の姿勢を示せと、通告したそうです。
すると王の首を差し出すと云ってきました。
で首は後で貰い受けるので、退位せよと云ったそうです。
いま惑星アールヴヘイムン全土は、スジャータさんの直接統治のもとにあるそうです。
住民は戦争捕虜の状態、つまり全員売り買いの対象になりました。
さて、この後、どうしましょうね……
すこしあの二人に、聞いてみますかね。
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