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第三章 華宮洋子の物語 舞踊競技
喜んで♪
しおりを挟むすると、つかつかと美子さんが、ナスターシャさんの手を取ります。
「踊っていただけませんか?」
「喜んで♪」
再び曲は美しき青きドナウ、大歓声です。
踊り終わると、さらに美子さんがエステラさんの手を取ります。
曲は流れ続けています。
「踊っていただけませんか?」
「喜んで♪」
エステラさん大満足、ピッタリとくっついています。
いまだ曲は流れ続け、
美子さん、さらにつかつかと、今度は聡子さんの手を取りました。
「踊っていただけませんか?」
一瞬真っ赤な顔をした聡子さんでしたが、すぐに満面の笑みを浮かべ、
「喜んで♪」
こうしてお昼時間は終わったのです。
結局、女学生の皆さんは、踊りの休憩時間にご飯をかきこんでいたようです。
「少し疲れたわ……でもごめんなさいね、我儘をしてね」
三人のインペリアル・シスターと一緒に、お昼のお弁当を食べながら美子さんが謝っています。
「いえ、ただ驚きました、ロシア大公女とイギリス王女ですから……」
「政治的な都合なのよ」
三人は関係者、守秘の魔法が掛かっています。
それがチョーカーとリングの力です。
「私は詳しく分かりませんが、日本はマルスへ行けるのですか?」
朝倉麻子さんが聞きます。
「皆さんの処女を頂くつもりです、その代わりが火星の都市ですね、そういえば洋子さんは、もう頂いて私の女でしたね」
「そうです、私は美子さまに全てを捧げています♪」
「私はいつでもこの身を差し出します!」
「私も!」
「卒業までには頂きます、もうこうなったら約束いたします」
「今度火星に招待しますから、皆さんの犠牲がどれだけのものか確認して下さいね」
「麻子さんにも、東京ハウスに個室を用意いたします、詳しくは洋子さんに聞いてください」
そこへナスターシャさんたちがやってきました。
「まさか美子様と踊れるなんて、見に来て良かったです」
「でもクセーニャさんとブレンダさんとは踊っていませんね、ごめんなさいね」
「一度皆で舞踏会でも催しますか?」
「そうですね、今回の事を聞けば、アリシアやディアヌが黙っていませんから」
と、聡子さん。
「ではケーニッヒベルク城ではどうですか?」
「それならウォリック城もあります」
「まぁまぁ、エカテリーナさんと後で相談しておいてください、ところでランチは食べたのですか?」
「東京ハウスで、サンドイッチを作ってくれました、この頃、質素な食事になれましたから」
エステラさんの言葉に、皆で笑っています、やはりプリンセスです。
「そういえば、ラストダンスはどうなるのでしょうね?」
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