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第3部 邪神乱舞
【9章】115話 イルマタルさん、どうどうと妾達の前で、女を口説く
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イルマタルさん、ここぞと『綺麗』とか、『素晴らしい』とか、連呼しています。
ロヴァイアタルさん、なにか興奮しているような……
いつのまにか、耳元でささやいているのですよ……
「そんな……」
「貴女、私に愛されているのよ♪愛されるって幸せなのよ♪ほら、貴女は幸せなのよ♪その証拠に、ドキドキしていない?」
「ドキドキ……」
「胸に手を当てるとわかるのよ♪私が確認してあげるわ♪」
いつのまにか、ロヴァイアタルさんの胸に手を当てています。
「!」
「ほら、やはりドキドキしているわ、貴女も私を愛しているようよ♪」
「私が?」
「そうよ、貴女は私を愛しているのよ!」
このあたりから、イルマタルさんの声が大きくなってきます。
「貴女は私を愛しているのよ、ロヴァイアタルは私を愛している!ほら、告白しなさいな、胸が苦しいでしょう♪」
「私は……愛している……あぁぁぁ愛している……」
ここでイルマタルさん、ロヴァイアタルさんを抱きしめます。
「ロヴァイアタル、愛していると告白したのね、愛していると告白したら、こうして抱きしめられるのよ、どう、愛している者に抱きしめられた気持ちは、安らぐでしょう!ロヴァイアタルは抱きしめられて幸せを感じているの!」
「さあ、ロヴァイアタル、言ってみなさい、私に抱きしめられて幸せだと!さあ、いうのよ!」
「あぁ、私は抱きしめられて幸せです……」
「声が小さい!」
「私は抱きしめられて幸せです!」
「ロヴァイアタルは抱かれたい!さあ、いってみなさい!」
「あぁぁぁ、ロヴァイアタルは抱かれたい!」
「よくいいました、ご褒美をあげましょう!」
ここでイルマタルさん、口づけなどします。
ロヴァイアタルさん、口づけなどされると、自らイルマタルさんを抱きしめます。
「ロヴァイアタル!なにを勝手に私を抱きしめるのか!抱きしめるのは私、お前は抱きしめられる女よ!」
イルマタルさん、ロヴァイアタルさんをお前呼ばわりしています。
なにか興奮しているロヴァイアタルさん。
「お前は抱かれる女よ!お前はいつも私に抱かれる女!お前はいつも私に抱かれるためにだけの女なのよ!いってみなさい!これは命令よ!」
「ロヴァイアタルは抱かれるためだけの女!」
「大きな声で!」
「ロヴァイアタルは抱かれるためだけの女!抱かれるためだけの女!抱かれるためだけの女!」
「よく言った!お前は私に抱かれるための女、つまり私に奉仕する女、お前は私の奴隷なのよ!さぁ、いえ、ロヴァイアタル!」
「ロヴァイアタルは奴隷!ロヴァイアタルは奴隷!ロヴァイアタルは奴隷!」
イルマタルさん、抱きしめて、耳元で甘く囁きました。
「私の物になる?」
「はい、ロヴァイアタルはイルマタル様の物です」
「それを身体で証明してくれるの?」
「どう……ぞ……」
で、イルマタルさんはロヴァイアタルさんをお持ち帰りして、『懇ろ』になってしまいました。
さすがに四人の戦闘侍女頭さんの『悋気爆弾』の洗礼にあったのは自己責任?ですね。
……あれ、どうしてこうなったの?たしか、三つの薬を併用しようとしていたのに……どうして?
イルマタルさんの考えとは次のようでした。
まず、叩きのめして、『聖水』で解呪する、この解呪とは、イルマタルさんに対する敵意も、呪いの扱いとなるのですね。
これで『大地母神』のイルマタルさんへの呪い、つまり敵意は消えるわけです。
次に『白い秘薬』で、憑依状態の『大地母神』と『ロヴァイアタル』さんを分離させる。
この時点で『大地母神』は分離し、敵意の無い状態となる。
最後に『赤い霊薬』で、『ロヴァイアタル』さんの肉体のめっそんを復活させる。
だったのですが……
……上手くいく予定だったのに……なんで四人の戦闘侍女頭さんに、ボロクソに怒られる羽目になるの?どうして?
この顛末を、三柱の神様が腹を抱えながら笑っていました。
「それにしても予想外の方法だ!」
「まさか、あの者があのような手に出ようとは……不埒と云えばいいのか……面白いと云えば面白いが」……
帝釈天様が感想を漏らします。
「帝釈天よ、あの者は精一杯、知恵を絞ったのだ、本当はの……」
ここで聖天様が、イルマタルさんの案を説明していました。
「それなら、案外に上手くいくのではないか?」
「それが、少しまずいのだ、ベストではないのだ」
「どういうことだ?」
「『大地母神』は分離し、敵意の無い状態にはなるが、あの者に厚意は持たないということだ」
「後々、まずいと云うことだ」
「では聖天、汝が教えたのか?」
「それが……」
「帝釈天よ、我が『閃き』を授けたのだ……」
『名をはばかる方』が愉快そうな顔でいったのです。
帝釈天様と聖天様は、愉快そうな顔の『名をはばかる方』につられ、さらに爆笑したようです。
「しかし、無礼を承知でお聞きするのですが、なぜ?『大地母神』敵意の無い状態になれば、それでいいのでは?」
「実はの、もっとあの者に褒美をやりたくての、みてて面白く、我はこんなに愉快な気分になるのは珍しくてね」
「では、褒美はなんとするのですか?」
「それよの、実は思い浮かばん!」
そんな話しを三柱の神様がしている頃、
イルマタルさんはロマンチック・ドリーム・タウンに戻っていました。
「ロヴァイアタルさん、取りあえず更衣になってもらいます、仲間をご紹介しましょう」
ナイト・ムーン・タウンの『逢瀬の間』で、天魔族の四人の更衣、アルラトゥさん、ラマシュトゥさん、セクメトさん、ネフティスさん、尚侍(ないしのかみ)のベーレット・セリさんを紹介していました。
当然ここは『逢瀬の間』、そのままエッチなんてしていましたね。
ロヴァイアタルさん、なにか興奮しているような……
いつのまにか、耳元でささやいているのですよ……
「そんな……」
「貴女、私に愛されているのよ♪愛されるって幸せなのよ♪ほら、貴女は幸せなのよ♪その証拠に、ドキドキしていない?」
「ドキドキ……」
「胸に手を当てるとわかるのよ♪私が確認してあげるわ♪」
いつのまにか、ロヴァイアタルさんの胸に手を当てています。
「!」
「ほら、やはりドキドキしているわ、貴女も私を愛しているようよ♪」
「私が?」
「そうよ、貴女は私を愛しているのよ!」
このあたりから、イルマタルさんの声が大きくなってきます。
「貴女は私を愛しているのよ、ロヴァイアタルは私を愛している!ほら、告白しなさいな、胸が苦しいでしょう♪」
「私は……愛している……あぁぁぁ愛している……」
ここでイルマタルさん、ロヴァイアタルさんを抱きしめます。
「ロヴァイアタル、愛していると告白したのね、愛していると告白したら、こうして抱きしめられるのよ、どう、愛している者に抱きしめられた気持ちは、安らぐでしょう!ロヴァイアタルは抱きしめられて幸せを感じているの!」
「さあ、ロヴァイアタル、言ってみなさい、私に抱きしめられて幸せだと!さあ、いうのよ!」
「あぁ、私は抱きしめられて幸せです……」
「声が小さい!」
「私は抱きしめられて幸せです!」
「ロヴァイアタルは抱かれたい!さあ、いってみなさい!」
「あぁぁぁ、ロヴァイアタルは抱かれたい!」
「よくいいました、ご褒美をあげましょう!」
ここでイルマタルさん、口づけなどします。
ロヴァイアタルさん、口づけなどされると、自らイルマタルさんを抱きしめます。
「ロヴァイアタル!なにを勝手に私を抱きしめるのか!抱きしめるのは私、お前は抱きしめられる女よ!」
イルマタルさん、ロヴァイアタルさんをお前呼ばわりしています。
なにか興奮しているロヴァイアタルさん。
「お前は抱かれる女よ!お前はいつも私に抱かれる女!お前はいつも私に抱かれるためにだけの女なのよ!いってみなさい!これは命令よ!」
「ロヴァイアタルは抱かれるためだけの女!」
「大きな声で!」
「ロヴァイアタルは抱かれるためだけの女!抱かれるためだけの女!抱かれるためだけの女!」
「よく言った!お前は私に抱かれるための女、つまり私に奉仕する女、お前は私の奴隷なのよ!さぁ、いえ、ロヴァイアタル!」
「ロヴァイアタルは奴隷!ロヴァイアタルは奴隷!ロヴァイアタルは奴隷!」
イルマタルさん、抱きしめて、耳元で甘く囁きました。
「私の物になる?」
「はい、ロヴァイアタルはイルマタル様の物です」
「それを身体で証明してくれるの?」
「どう……ぞ……」
で、イルマタルさんはロヴァイアタルさんをお持ち帰りして、『懇ろ』になってしまいました。
さすがに四人の戦闘侍女頭さんの『悋気爆弾』の洗礼にあったのは自己責任?ですね。
……あれ、どうしてこうなったの?たしか、三つの薬を併用しようとしていたのに……どうして?
イルマタルさんの考えとは次のようでした。
まず、叩きのめして、『聖水』で解呪する、この解呪とは、イルマタルさんに対する敵意も、呪いの扱いとなるのですね。
これで『大地母神』のイルマタルさんへの呪い、つまり敵意は消えるわけです。
次に『白い秘薬』で、憑依状態の『大地母神』と『ロヴァイアタル』さんを分離させる。
この時点で『大地母神』は分離し、敵意の無い状態となる。
最後に『赤い霊薬』で、『ロヴァイアタル』さんの肉体のめっそんを復活させる。
だったのですが……
……上手くいく予定だったのに……なんで四人の戦闘侍女頭さんに、ボロクソに怒られる羽目になるの?どうして?
この顛末を、三柱の神様が腹を抱えながら笑っていました。
「それにしても予想外の方法だ!」
「まさか、あの者があのような手に出ようとは……不埒と云えばいいのか……面白いと云えば面白いが」……
帝釈天様が感想を漏らします。
「帝釈天よ、あの者は精一杯、知恵を絞ったのだ、本当はの……」
ここで聖天様が、イルマタルさんの案を説明していました。
「それなら、案外に上手くいくのではないか?」
「それが、少しまずいのだ、ベストではないのだ」
「どういうことだ?」
「『大地母神』は分離し、敵意の無い状態にはなるが、あの者に厚意は持たないということだ」
「後々、まずいと云うことだ」
「では聖天、汝が教えたのか?」
「それが……」
「帝釈天よ、我が『閃き』を授けたのだ……」
『名をはばかる方』が愉快そうな顔でいったのです。
帝釈天様と聖天様は、愉快そうな顔の『名をはばかる方』につられ、さらに爆笑したようです。
「しかし、無礼を承知でお聞きするのですが、なぜ?『大地母神』敵意の無い状態になれば、それでいいのでは?」
「実はの、もっとあの者に褒美をやりたくての、みてて面白く、我はこんなに愉快な気分になるのは珍しくてね」
「では、褒美はなんとするのですか?」
「それよの、実は思い浮かばん!」
そんな話しを三柱の神様がしている頃、
イルマタルさんはロマンチック・ドリーム・タウンに戻っていました。
「ロヴァイアタルさん、取りあえず更衣になってもらいます、仲間をご紹介しましょう」
ナイト・ムーン・タウンの『逢瀬の間』で、天魔族の四人の更衣、アルラトゥさん、ラマシュトゥさん、セクメトさん、ネフティスさん、尚侍(ないしのかみ)のベーレット・セリさんを紹介していました。
当然ここは『逢瀬の間』、そのままエッチなんてしていましたね。
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