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第三十章 睦月は睦び月(むすびつき)なりて
『帝室王女御用邸』のある出来事
しおりを挟む「それに乗るしかないわね、私には何も出来ないのですから、流れのままに身を任せるだけよ」
まあね、世の中を知っている、賢い人に任せるのがベストでしょう。
「その話は分かりました、メイドさん達の増員の話しは、千代子様に丸投げします♪」
「『青鞜局』関係の話は愛様に丸投げしますから、よろしくね♪」
「でも、聖女の話が表に出るのなら、遠慮することもないのよね♪」
「お手柔らかにお願いしますよ」
そんな話をしていると、千代子様が帰ってこられましたね。
「雪乃様♪」
突然抱きつくのですよ。
「やはり、私の居る場所は雪乃様のお側です♪」
「しみじみと思いました、私は雪乃様にお仕えするのが私の幸せ♪棄てないでください!」
「どうしたのですか?」
「メイドが増員されると聞きました、私はお払い箱になるのではと不安で……」
千代子様、二十歳ですよね、未亡人ですよね……十三の私になんでそんなに媚びを売るの?
「なんで私が千代子様を棄てるの?私はこの千代子様の巨乳が大好きなのよ♪手放すわけはないでしょう♪」
「メイドさん関係の事は、全て千代子様に任せるつもりです」
「八重様、良子様、冨士子様は、千代子様を助けて、これから増えるであろう、メイドさん達の管理をお願いします」
「この家には秘密が一杯、まずは身元と口の堅いことが第一要件、皆さんはその事については大丈夫ですが、新規のメイドさんの増員はその辺りが不安です」
「しかし、皇太后様からお聞きしたと思いますが、このままでは『まずい』ことになる、というのが衆目の一致するところ」
「いつも言っていますが、皆さんと私は同じ運命の船に乗っているのです、沈没すれば一蓮托生、そんな仲間を棄てる訳はないのですよ」
「これからも、私に身も心も捧げていただきます」
「いつも私の手が、そして口が、皆の身体を求めています、生涯私から逃げられませんよ」
「こんなことを言っていると、欲情してきましね、後で一人ずつ可愛がってあげますよ♪」
「『肥●●いき』なんて、八重様から聞いて知っているのでしょう、それを使ってあげますね♪」
雪乃さん、何故か急にもよおしたようで、それは激しく一人ずつベッドに誘って……
なんせ五人、一人ずつ念入りに約一時間も……
十時から午後の三時まで……なんとも激しく……
「雪乃様っっっ」
最後の富士子様との睦事が終わり……
最初の愛様が、
「お風呂の用意が出来ておりますよ♪」
入浴で汗を流そうとしていると、
「お背中を洗います♪」
五人がかりで洗うのですよ……
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