老後のおかしなおかしな女学生生活 転生一年目

第九章 贈り物は楽しい

七月の父の日は洋酒の日？

　……陛下のご厚意に感謝いたします、私は帝国第一高等女学校の生活を楽しみ、必ず二人の皇子様のどちらかの方の妻となり、何があろうとこの国に尽くします……

　……大変失礼かとも思いますが、父母のいない私は、養女にしていただいた陛下のことを、『お父様』と呼ばせていただければ、嬉しく存じます……

　……本来、お茶にご招待し、心を込めてお持てなしをしたいところですが、お立場を考えれば、それも出来ません……
　……私のいた世界では六月の第三日曜日に、父親に感謝を込めてプレゼントを贈る習慣があります。
　いまは七月、少し遅れましたが『娘』からの贈り物をご笑納頂ければ、これほど嬉しいことはありません……
　
　こう書いて、プレゼントを取り寄せたのです。
　今回は空間を遣わせて頂きます。

　某ジャパニーズ・ブレンデッド・ウィスキーの最高級品、３０年ものです。
　４３度、７００ミリリットル……値段は……もういいです！馬鹿げた値段ですからね。

　さらには、同社のシングルモルトウイスキー２５年物を２種類……

　空間は最小単位の範囲内で収まるはずですからね。
　取り寄せにお金が必要なら、絶対に無理です！
　　
「私にはウィスキーの味なんて分かりませんが、良いお酒と云われている物です」

　慶子様は慣れておられるので驚かないかと思います。

「ところで久光お兄様は嗜まれるのでしょう？」
「旦那様はお好きのようですね」

「陛下と同じ物とはまいりませんが、こちらをお渡し下さい、いままで何一つお返しも出来ませんでした、せめてものお礼です」

　某ジャパニーズ・ブレンデッド・ウィスキーのお買い得品、といっても５，０００円はします。
　さらに、シングルモルトウイスキーも二本、どちらもお買い得品、４，２００円です。

「あと、慶子様はいかがですか？」
「私はウィスキーより、リキュールが……」

　私と趣味があいますね♪リキュール、大好きだったのですよ♪
　なにが『私にはウィスキーの味なんて分かりません』ですよね、転生前はお酒は何でも大好きでしたね♪

　シャル●リューズが良いでしょうね、何といってもリキュールの女王ですからね。

　あっ、ＶＥＰがありましたね♪

　ヴェール（緑）　ＶＥＰ ５４度　１，０００ＭＬ　１６，９８０円（税込）
　ジョーヌ（黄）　ＶＥＰ ４２度　１，０００ＭＬ　１６，９８０円 （税込）

　１６０５ エリキシール　ヴェジェタル　５６度　７００ＭＬ　５，３８０円（税込）
　ナインス・センティネアー　４７度　７００ＭＬ　６，１８０円（税込）
 
　エリクシル・ヴェジェタル　７１度　１００ＭＬ　１，５８４円（税込）
　こいつはお勧めです♪スプーンに角砂糖をのせ、こいつをスプーンいっぱい振りかけて、しゃぶると、とても甘く美味しい♪

　慶子様に、このお勧めの飲み方を説明、早速賞味していただいたのです！
　あとで隠れてこっそりと飲むつもりです！