上 下
50 / 50
第二巻

第二巻分完結のあとがき『時間も人気もない』

しおりを挟む
 知名度が違えば、読者数も違うなんてことはよくあります。実際、素人作家なんて、知名度はゼロに等しいものです。それを覆す方法なんて、読者のニーズに応えるしかありません。その時読みたい話を読む。それが読者というものです。逆に読まれる度にモチベーションが上がり、逆に読まれなければこんなものかと一喜一憂する。それが作者というものです。しかし、今回ばかりは悩みました。
 ……別に書いていた話の方が読者に求められているジャンルだと理解できましたが、『人妻』の『NTR』ものって、皆さん色々と大丈夫ですかと、割と本気で心配になりました。
 正直な話、それで知名度が上がり、流れで他の作品も読んでもらえればと期待していましたが、ものの見事に読まれた気配がありませんでした。読者の方々は純粋に、その話だけを読まれているのだと思いますが……これ、本当ですか? 単純な技量とかそういう問題ではなく?
 そんなことを考えている間に慌ただしく時間も流れ、気がつけば連載開始して一年が経過した本作ですが、年二冊分の更新です。他の兼業作家さんの執筆速度は不明ですが、これがまだ遅い方だというのは分かります。昔の書きかけの没作を使って文章量を増やしたりもしましたが、それでも執筆速度は上がりませんでした。しかも一時期は仕事の都合で活動休止を余儀なくされることもあり、皆様にはいろいろとご迷惑をお掛けしております。おまけに今回、目算ですが十万字に微妙に到達しておりません。
 とはいえ、今後も活動を続けていきますので、お時間が許します限り、これからもどうかよろしくお願いいたします。

 桐生彩音

 P.S.
『アイホン』の表記に関してご指摘を受けましたので、今後は『アップルフォン』とし、これまでの掲載分も随時修正していく予定です。また、先にもう一つの作品『人妻と付き合っています。』(例の問題作)も完結させようと思いますので、第三巻の開始は当分先になるかと思いますが、どうか見捨てないで頂けると嬉しく思います。
 ただでさえ仕事が多忙となる気配があり、鬱病になる可能性も出てきましたので、何卒、何卒よろしくお願いいたします。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

【百合短編】私の占いは全部嘘。

羽黒 楓
ライト文芸
天文学部の唯一の部員にして部長、鳥海咲子は今日もひとり、部室で本を読んでいた。 そんなとき。 一人の一年生が部室を訪れた。 「鳥海先輩、占いが得意だって聞いたんです」 小柄な彼女は、恋愛相談を始めた――。 だけど。 咲子は占いなんて何も知らないのだ――。 これは二人の少女が紡ぐ、淡い恋の物語。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

日給二万円の週末魔法少女 ~夏木聖那と三人の少女~

海獺屋ぼの
ライト文芸
ある日、女子校に通う夏木聖那は『魔法少女募集』という奇妙な求人広告を見つけた。 そして彼女はその求人の日当二万円という金額に目がくらんで週末限定の『魔法少女』をすることを決意する。 そんな普通の女子高生が魔法少女のアルバイトを通して大人へと成長していく物語。

太陽の島

丹羽嘉人
ライト文芸
小説家志望の〈私〉は療養のためにある島に滞在し、オランダ人とのクオーターの少年、ケンと出逢う。創作に行き詰まり、脱色された現実に悩まされた〈私〉において、ケンは新たな空想の太陽、世界を彩色する象徴のようであった。やがて〈私〉はケンに惹かれ、ケンは視野狭窄にかかった少女小百合に恋をする。空想と現実、肉体と精神、生と死、それらが深く交差し、混濁した島で〈私〉にはひとつの野望が芽生えはじめる。……

古屋さんバイト辞めるって

四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。 読んでくださりありがとうございました。 「古屋さんバイト辞めるって」  おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。  学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。  バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……  こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか? 表紙の画像はフリー素材サイトの https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。

処理中です...