aranea

 私は、自分を取り巻く自分ではどうしようもないことのせいにして、弟を恣に従えた。
 傲慢な私は、それが当然の権利の行使であると思い込んで、弟から、彼に属するものを無残に搾取した。私の行為は、克彦の子供らしい柔らかな魂を、永遠に損なったのに違いないのだ。



 姉と弟の禁断の愛的なお話です。

 ムーンライトノベルズに投稿してあったものをたくさん改稿して載せていきます。
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