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第54話

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「あの~レン様?こう言うのも何ですけど、それは食べ物何ですか?」

ラミアスはレンが混ぜている。お好み焼きの具を見て言っていた。

「まぁ確かにお好み焼きを知らない人から見たら、今の状態は良くは見えないけどな。出来上がりを食べたらそんな事を忘れてしまうよ♪楽しみにしてな♪」

(まぁ仕方ないか?外国の人でも知らない人が見たら、変なん物に見えるらしいからな。でも食べたら大概の人は美味しいって言うからな。多分異世界でも大丈夫だろ?とりあえず豚玉と海鮮を作ろう、何時もなら1人だから一枚作るけど、今日は人数いるから二枚ずつで良いかな。

「じゃあ作るかな!」

レンはホットプレートでお好み焼きを焼き始めた。それを見ていたラミアスとエマは興味津々と眺めていた。

「じゃあ最後の仕上げで目玉焼きを半熟で焼いてと、お好み焼きにソースを塗り、その上に目玉焼きを乗せて、マヨネーズをかけて青ノリ、鰹節で出来上がりだ!」

「何ですかレン様!この香ばしい匂いは?凄く食欲をかき立てますね!早く食べてみたいです!」

「レン!早く食べようではないか!」

「ご主人様!早く早く!」

「ふっふっふぅ!そうだろ?この匂いを嗅いだら食べたくなるのは仕方ないな!だが!匂いだけではないぞ!食べたらもうお前達は虜になるだろう!ハァッハッハ!」

「そんなことより早く食べさせるんだレン!」

「おぅっと!しつれいしました!ちょっと待って下さいね。今ヘラで切り分けますからこっちの少し小さなヘラで取って食べて下さいね。熱いから火傷しないでくださいよ」

「レン様!凄い美味しいです♪フワフワですね♪そしてこのソースがまた香ばしくて止まりません」

「ああ確かに香ばしくてフワフワで良いが。この海鮮のやつも美味しいな!こんな食べ物食べた事ない!」

「フワフワ♪トロトロ♪おいし~よ♪」

その時ソファーで休んでいたフラウが。ガバッと起き上がりテーブルに駆け寄って来た。

「なななんですか!この美味しいそうな匂いは?この鼻の奥を刺激しながら食欲を誘う悪魔の誘いのよう物は!是非食べてみたい!」

「ええ、どうぞ食べて下さい。まだまだ焼きますから!遠慮なくどうぞ♪このヘラで取って食べて下さい」

そう言われフラウはヘラを使い。お好み焼きをすくい上げ口に頬ばった。

「熱っ!ハフッハフ!フォレ、オイヒィレフ!」

「大丈夫ですか?フラウさん?熱いから気をつけてくださいよ?これでも飲んで冷やして下さいね?」

そう言うとレンは、冷えたビールをグラスに入れて渡した。このビールもアマテラスで買った物でクーラーボックスに入れて置いた物だ。因みにラミアスとラクスはオレンジジュースを飲んで、レンとエマもビールを飲んでいた。

「美味しいですねこの飲み物!エールににているど全く違いますね?」

「そうだな!このお好み焼き?という物も美味しいが。こっちの飲み物も美味しいな!」

「そうでしょ?やっぱりお好み焼きにはビールが一番合うんだよね♪」

「ご主人様僕もそれ飲みたいです!」

「いやこれはお酒だからラクスとラミアスには駄目だよ!」

「ううぅーー」

「そうですよラクスちゃん!お酒は駄目ですよ!体をおかしくして仕舞いますからね?それよりまだまだ食べましょう♪」

「うん!僕はまだまだ食べるよ!ご主人様もっと作って♪」

「おお!今作るぞちょっと待ってろ!また美味しいの作るからな!」

その後レンは皆にお好み焼きを焼き続けて、みんなで食べ尽くして宴を終わらせた。

「ああ~もう食べられんよ!レンありがとうな♪」

「本当に美味しかったです!レンさん!」

「レン様今度は私にも焼き方を教えて下さい!」

「ご主人様今度は僕も焼きたい!」

「そうか俺もみんなに喜んでもらえて嬉しいよ!また今度作ろう!それに次はお好み焼きに似たたこ焼きと、焼きそばも作ろうか。それにもんじゃ焼きも、いいね♪」

「それはなんなんだ!何か分からぬがレンが言うならさぞかし美味しいんだろうな?是非その時は食べさせて欲しいぞ!」

「是非その時は私もお願いしますレンさん!」

「もちろんですとも!またお二人をお呼びしますよ是非来て下さいね♪」

それからエマとフラウは家に帰って行き。レン達も今日は疲れたので、早めに寝ることにした。











今、暗闇のジークの町の中を1人の男が歩いて居た。その男は背が高くフードを被っているので顔は見えない。その男は町のはずれの倉庫のような建物の所に着いた。

(多分此処で良いんだよな?地図に書いてある通りに来てみたが。まさか罠じゃ無いよな?)

と、そこに一人の影が現れた、そしてそのままフードの男に近づき声をかけてきた。

「お待ちしておりました!どうぞ此方へ。」

そう言うと影は倉庫の裏に歩いて行ったので、フードの男はその後をついて行った。そして倉庫の裏口から中に入って行き奥の扉を開けるとそこは、なんと教会のような造りをしていた。

「おお!お待ちしておりましたぞ!教祖様!」

「ああ!待たせたみたいだな同士ガルマ!そして同士達よ!」

そうフードの男は先程まで、お好み焼きパーティーをしていたレンであった。
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