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「第七話 七菜江死闘 ~重爆の肉弾~」
5章
しおりを挟む前半終了の笛が鳴り響く。
ハンドボール女子の県大会決勝戦。まずは折り返し、30分間の激闘を終えて、館内には観客たちの緊張感が途切れた音と、予想外の展開に対するざわめきが渦巻く。
2階席の前から4列目に、人目を引く美少女ふたりは陣取っていた。
霧澤夕子と桜宮桃子。
体育館の裏で、ひとり魂が抜けたようにうずくまっていた藤木七菜江を、半ば無理矢理試合会場に引っ張ってきたのは、このふたりだった。
七菜江を探していた間に、なにが彼女の身に起きたかはわからない。だが、傷心して飛び出した少女は、なんら傷が癒えた様子を見せず、寧ろ親友ふたりの目には、かえって深くなったようにさえ映っていた。ショートカットの奥に覗く、憔悴し切った表情が、ふたりの脳裏から離れてくれない。
こんな状態で、試合などできるのだろうか?
恐れていた事態をわかりやすく示したような得点掲示板を、夕子は憮然とした表情で睨み続けている。
冷静と噂されながら、その実短気な彼女の心に、油を注ぐような事態が引き起こったのは、その時だった。
ドカッという響きとともに、空いていた夕子の隣に腰を降ろしたのは、圧倒的筋量を誇る肉体だった。
「工藤吼介ッッ!! よくもまあぬけぬけとッ!」
「ダメだよ、夕子ッッ!!」
黒のTシャツに身を包んだ美少女の身体が、ビクンと震える。
右の拳が固く握られている。機械の右手は圧倒的パワーを有し、さすがの筋肉獣でもまともに殴られれば、その巨体を吹き飛ばされずにはいられないはずだ。だが、振りかぶろうとした夕子の右拳は、彼女の意志に反して発射しようとしない。
ただ、可愛らしい顔も台無しなほど、炎を宿した瞳で男臭い顔を射抜いたまま、夕子の全身は細かく動き続けている。
「・・・わかったわ。わかったから」
震えの止まった夕子が、吼介と反対側に座る桃子に振り返り、他には聞こえぬ小声で囁く。
「わかったから・・・“力”を止めてよ」
うっすらと額に汗した桃子が、脳内でイメージした鋼鉄の鎖を、夕子から解き放す。機械少女を拘束していた見えない力は、嘘のように消え去っていた。
「おッ、なんだ」
自分のためにふたりの少女が秘めた力を拮抗させていたというのに、まるで無関心とばかりに、筋肉獣は得点ボードを見て呟いた。
14-6。
ライバル校同士の決勝戦は、前半終了時点で、聖愛学院の大量リードという形になっていた。
「強いじゃないか。心配する必要なかったかな」
「あんたが心配ッ?! 笑わせないでッ!」
明らかな怒気を孕んで、夕子が吐き捨てる。
「誰のせいでこんなことになったと思ってるのよ?!」
「ま、待てよ。霧澤夕子だっけ? お前はどっちの味方なんだ。聖愛が勝ってんだろ? それとも七菜江は活躍してないってことか?」
「14点中11点が七菜江の得点よ! なに考えてんのか、試合開始から全力で動きまくって七菜江の独壇場。その代償があれよ!」
夕子が指差した先を、吼介は見る。
聖愛学院のベンチでは、他の選手が立ってミーティングをしているというのに、ひとり背番号7だけが頭からタオルを被って座っている。うなだれたショートヘア、激しく上下する肩を見れば、すでに体力が底をついているのは明白だった。
「元々体力温存ができないコなのに、あんたが心乱すから、こんな無茶したのよ。あんたのせいよ!」
「夕子、そんなに吼介ひとり責めたら可哀想だよ」
「なによ、桃子だってこいつが悪いと思ってるんでしょ?!」
「あんな場所で好きかどうか言えなんて、ちょっとキツイよ」
「好きなら好きって言えばいいじゃない」
「ホントに好きなら、なかなか言えないもんなんだって。恋愛ってそういうもんじゃん。夕子だってわかるでしょ?」
「わからない。第一合理的じゃないわ」
“夕子って、恋したことないのかな?”
呆気に取られながら、返す言葉をなくした完璧な美少女は、話題をすりかえて言う。
「そりゃあ、あの時の吼介はカッコ悪すぎたけどね。あんだけ男らしくなかったら、ムカつくのはわかるけどさぁ」
「私が怒ってるのは、七菜江を傷付けたことだけじゃないのよ」
ふたりの美少女を無視するように、コートを見詰めたまま動かない男の横顔を一瞥し、天才と呼ばれる少女は言った。
「こんな男ひとりに簡単に動揺してしまう七菜江の弱さを、掘り起こされたことが腹立たしいのよ」
戦士としての欠点を見せつけられた苦渋が、仲間のことを真剣に憂慮する少女の、沈痛な声には含まれていた。
そして、本来吼介に向けるべき怒りではないことはわかっているのに、八つ当たりしてしまう自分への歯がゆさが、夕子の苛立ちをますます加速させているのだった。
「なんだ、このザマは」
一方的な展開に、常勝を義務づけられた東亜大附属高校のベンチは凍りついていた。
怒り、屈辱、焦り、憎悪・・・あらゆる負の感情が監督以下選手全員に渦巻いている。敵の7番、藤木七菜江が要注意であることはわかっていたが・・・そのスピード、実力は予測を完全に上回っていた。もはや、人間技とは思えぬ動き。二人、いや三人がかりでマークについても、止めることができない。たったひとりの少女によって、名門の誇りは汚泥と屈辱にまみれ、数多くの観衆に恥を晒されている。それはあってはならない、非常事態といえた。
「貴様ら、まさかこのままで、東亜にのこのこ帰れると思ってないだろうな」
長年このチームを率いた中年監督の声に、ブルッという震えが、輪になってミーティングを続ける全員を襲う。
「部の縮小などではすまんぞ。日陰者として学校生活を送っていきたいのか。他の部に侮辱されながら。それでいいのか」
「い、いやです」
「なら勝て。どんな手を使っても勝て。サリー、ビッキー」
巨大風船のような丸い肉体を揺すって、双子のハーフがずいと一歩、前にでる。
「後半はだいぶ体力がなくなってきたようだが・・・それでも7番は他とは段違いだ。ヤツを止めろ。わかるな?」
「任せとけ。もうあの野郎に勝手させないさ」
「調子に乗りやがって・・・潰してやるぜ、フジキナナエ」
前半、七菜江のスピードに手も足もでず翻弄された双子が、ドス黒い復讐を誓った時、10分のハーフタイムが終了したことを知らせるホイッスルが鳴り響いた。
「あんた、いつまでここにいるのよ。私の視界から消えて欲しいんだけど」
「オレがどこにいようが勝手だろ」
「勝手だけど、そのせいで私のストレスが溜まるのよ。あんたの勝手で他人を不愉快にするのが楽しいなら、ここにいたら?」
「お~い、桃子ォ、助けてくれよォ。このコ、やたらとオレを敵視してくるんだけど」
「ん~、ちょっとは痛い目見といたらぁ? ナナを傷付けたのは確かなんだからさぁ」
「つ、冷たいな・・・」
美少女ふたりと野獣がひとり、微妙なバランスで、一緒になって観戦するなか、女子ハンドボールの県最強を決める試合は、後半戦を迎えていた。
メンバーは前半と変わっていない。明らかにガス欠の七菜江を交代させる可能性もあったのだが、体力を失っていても7番の力が必要だというのが、聖愛側の出した結論のようだ。腕組をして、苛立ちを隠せぬまま、ベンチで待機する柴崎香の顔を見つけ、桃子は溜飲が下がる想いを否定できなかった。
ウオオオッッッ・・・!!
後半開始2分で、館内がどよめきに包まれる。
興奮を引き起こしたヒロインの名は、藤木七菜江。
一瞬の隙をついてパスカットに成功した7番の青いユニフォームが、一気に速攻をかけて東亜大ゴールに迫る。
七菜江のポジション・センターは、本来司令塔の役目を果たすポジションだ。バスケットボールでいうならポイントガード、サッカーでいうならMFに近い。もちろん自らシュートもするが、周りにパスを回し、ゲームを作るのが大事な役割といえる。
今日の七菜江は、そんな遠慮など一切しなかった。
自分でドリブル突破し、一気にゴールを奪い取る。
それが一番ゴールする確率が高いことを確信し、ズバ抜けた運動神経を駆使して、ひとりの力で決めてしまっていた。
この場面でも、当然少女はひとりで決めにいく。アヒルの群れにひとり飛燕が紛れ込んだような圧倒的スピードで、敵も味方も振り千切って一瞬にして敵ゴールを襲う。自陣付近に下がっていた双子姉妹、渡辺・カズマイヤー・沙理依と美姫依が急いで追いかけてくるが、超少女のアスリート能力に敵うわけがない。
ゴール5m前からの大ジャンプ。
隼となった肉感的な少女が、上空から剛球シュートを放つ。
双子姉妹がシュートを止めようと、遅れて七菜江に飛びかかる。
「野郎」
2階席で思わず声を呟いた吼介の声が、超少女に届くわけはなかった。
背後から迫る肉風船を振り切るように、七菜江の右腕が振られる。
ダイナミックなフォームから繰り出された豪シュートは、キーパーに触られることなく東亜大ゴールのネットを揺らした。
開く点差。だが、東亜大真の狙いはこの後に待っていた。
重力に引かれ、落下していく豊満な美少女。
その上に片方で120kg近い超巨体がふたつ、折り重なるように落ちてくる。
「!!」
ニヤリと笑った双子の笑みが、巨体に絡みつかれ、満足に動けなくなった七菜江の視界に飛び込んでくる。
ドッシャアアアアッッッ!!!
雪崩れ音とともに、3人の身体がフローリングの床に激突する。
「ナナッッ?!」
桃子の切迫した叫びが、アクシデントにどよめく館内を切り裂く。
1mほどの高さから合計235kgの肉爆弾を背負って、158cm、48kgの小柄な少女が固い床に叩き付けられたのだ。
「お、おい、今の・・・ヤベエんじゃねぇの?」
「モロに体重かけられてたな」
「下手すりゃ内臓破裂だぜ」
周囲の観客たちの声が、ますます桃子の不安を高めていく。すっと立ちあがったカズマイヤー姉妹が見下すなか、七菜江だけが立ち上がらない。いかにも試合の流れの中で、もつれあって倒れたようなシーンではあったが、床に激突する瞬間、七菜江の肢体が巧みに下敷きにされていたのは果たして偶然だったのか。
「わざとね」
「わざとだな」
先程までの諍いを一瞬忘れて、夕子の意見は隣の格闘獣と合致を見せていた。
動かない7番に、場内が静寂に包まれるが、数秒後、なにもなかったようにはちきれそうなスポーツ少女は立ち上がる。
自然と湧きあがる拍手。この試合12点目をあげた聖愛学院のエースは、元気な様子で守備につく。
だが、守備位置についた七菜江が、右肘に思わず手を添えるのを、夕子と吼介、それに東亜大附属高校の鋭い視線は見逃さなかった。
“み、右腕が・・・肘の筋をのばされちゃった・・・・・・”
疲れのせいだけではない大量の汗が、チャーミングな顔に流れ落ちる。ズキズキと電流となって襲いかかる痛みが、細い眉を時に曇らす。
「ふしゅしゅしゅ・・・どうやらわざと1点くれてやっただけの収穫はあったようだな」
「ぶしゅしゅしゅ・・・まだだよ、ビッキー。あいつを地獄に叩き落すのは、これからが本番さ」
点を取られた東亜大のボールで、試合は再開される。
なにもなかったようにゆっくりとボールを回しながら、じりじりと聖愛ゴールに迫っていく。
ハンドボールでは中盤でボールを奪い合う、というようなことは滅多に起こらない。守備側はゴール前に布陣を敷いて、壁を作って守るのが普通だ。
センターの七菜江はゴール前でディフェンスする時、ちょうど中央に位置することになる。171cm、117kgのビッキーとマンツーマンでつくことになるが、圧倒的な体格差を豊富な運動量でカバーして、これまで相手エースを無得点に封じ込んでいた。
「おい、さっきは悪かったな」
場所を奪い合いながら、耳元にビッキーは囁き掛けてきた。
「あたしを潰そうたって、そうはいかないんだから。あんたたちには絶対負けないからね」
荒い息をつきながら、強気な言葉を返す七菜江。スタミナ切れと右肘の痛みが、二重苦となって小さな少女を襲うが、苦境がますます気持ちを昂ぶらせている。
「生意気だな、お前。さっきので腕痛めただろ?」
思わず押し黙る超少女。嘘の苦手な少女は、隠すべき秘密を、あっさりと敵に勘付かれてしまった。
「ふしゅしゅ・・・隠しても無駄だ、手応えがあったからな。監督に言って、素直に代えてもらえよ。無茶せずによ」
「お前らなんか、片手で十分だ」
「フフン、そうかい。そりゃあ工藤吼介にフラレて、おまけに試合も負けちゃあ惨めすぎるもんな」
「なッ、なんでそれをッ?!!」
思わず叫んだ七菜江が、背後を振り返る。
それは試合中の者としては、あまりに軽率といえる行為だった。
大きすぎる隙をついて、ボールを持ったサリーが一直線に七菜江に突進する。
体重118kgあるとは思えぬ猛スピードで迫る肉弾。
慌てた七菜江が小さな身体を張って突進を食い止めようとする。
全てが東亜大の計算通りだった。
七菜江にぶつかる直前、サリーは大きくサイドにパスを出す。
審判の目が、つられて横に向けられる。無法地帯の完成。
勢いあまったサリーの巨体が、目の前の肉感的な少女に容赦なくぶつかっていく。
グッシャアアアアッッッ・・・!!
前方にサリー、背後にビッキー。
うかつにも罠に嵌った超少女の肢体を、重爆サンドイッチが圧搾する。
「げほオオォォッッ!!」
ミシミシ・・・ブチブチブチ・・・
健康的な肉体が潰される音を遠くで聞きながら、脂肪の塊にミンチされた少女は立ちすくむ。
100kgをゆうに越す肉弾による突進の衝撃を、小柄な肢体に存分に叩き込まれてしまったのだ。半失神して白目を剥く少女を尻目に、再びボールをもらったサリーの豪シュートが、やすやすとゴールネットを揺らす。
「ぶしゅしゅしゅ・・・よく気をつけるんだな、おチビさん」
ふらふらとうろつく七菜江に捨て台詞を吐いて、双子姉妹が通り過ぎる。
“く・・・くそォ・・・・・・汚い奴らめ・・・”
「お前らなんかにィ・・・負けるかあッ!!」
聖愛ボールでリスタートした瞬間、意識を完全に取り戻したアスリート少女は、一直線に東亜大に殺到していく。
それは無謀としかいようのない行為だった。
度重なる卑劣な策略と、吼介のことを話題にされたことで、七菜江の幼い心は逆上といえるほどに怒り猛っていた。感情のままに動いてしまう性質と、己の身体能力への過信。少女戦士の精神的弱点を、知り抜いているかのような罠が口を開けて待っているなかに、七菜江は自ら飛び込んでいってしまう。
切り裂く風となって突っ込む七菜江。
彼女の目には、ゾーンディフェンスを敷いている東亜大附属の守備に、綻びがあることがよく見える。
サリーとビッキーの間、若干広くなったスペースに、ゴールへと繋がる通り道が見える。
稲妻と化した超少女の身体が、スピードを落とすことなくそのスペースに突入する。七菜江抹殺の牙が待ちうける顎へと。
肉弾姉妹の間に入った瞬間、待ち構えていた脂肪の門が一気に閉まる。
それだけではない。さらにふたりが飛びかかってくる。川に落ちた獲物に襲い掛かるピラニアのように、七菜江の身体に4人が襲いかかって絡みつく。もつれあって倒れこんだ5つのユニフォームに、審判のホイッスルが浴びせ掛けられる。
“くっそー・・・読まれてたか・・・”
4人に囲まれて倒れこむ七菜江に、悪意の手が伸びてきたのは、その時だった。
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