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「第三話 新戦士推参 ~破壊の螺旋~ 」
17章
しおりを挟む藤木七菜江は、すっかり里美のことを忘れるほど、今現在を楽しんでいた。
今日一日で、工藤吼介のことは、いっぱいわかったことがある。
甘いものが結構好きとか。(一緒にクレープ食べたから)
球技は全然できないとか。(ボーリング、下手だった)
ファッションには興味ないとか。(ブランドとかちっとも知らないんだもん)
あと、血液型がBとか、空手は小学生からやってるけど、柔術は中学になってからやり始めたとか、炭水化物はあまりとらないようにしてるとか・・・・・いろいろ、いろいろ。
前から知ってたけど、照れ屋だってことも、改めてわかった。顔をあまり合わせてくれないのは、多分、気のせいじゃないと、思う。
時々眼が合うと、耳たぶが赤くなるのも、多分、気のせいじゃ、ない。
身長差が25cm近くあるため、七菜江の頭は吼介の肩くらいにしか届かない。眼の前には、巨木の根っこのような、硬質の腕がぶら下がっている。
急に触ってみたくなって、いつもより落ち着いたファッションの少女は、瘤だらけの腕にしがみつく。突然湧いた柔らかく、温かい感触に驚いた吼介は、天真爛漫な七菜江の笑顔を見下ろす。
「次はどこ行きますか?! あ、カラオケはNGですよ、私、歌ヘタだから」
「そうだな。せっかくだから、ちょっとは修行に役立つとこに行くか」
「修行に役立つとこ?」
2分ほども歩いた後、吼介がエスコートしたのは、巨大なゲームセンターだった。
「ここで修行、ですか?」
デートの最中に修行だなんて、という考えは七菜江にはない。普通の女子高生ならば、そんな野暮な男は最低、となるが、七菜江は吼介のそういう一途にのめり込むところが嫌いではなかった。
しかし、その場所がゲームセンターであるというのは、予想の範疇を越えていた。それどころか、格闘技一筋の筋肉武者が、ゲームという、一見軟弱な感じのするものをやること自体が、七菜江にはひどく不釣合いに映る。
「意外そうな顔してるな。けど、こいつが結構、いいヒントになるんだぜ」
慣れた様子でずかずかと、あるビデオゲームまで歩いていくと、ふたりが並んで座れる椅子にどっかと腰掛ける。狭くなったスペースに、腰を下ろす七菜江。さすがにここは予想通り、ゲームの内容は、バリバリの格闘ゲームだった。
「これで、反射神経とか養うんですか?」
「はは、まさか。指の動きと実際に手足を動かすのじゃ、全然違うだろ」
「じゃあ、なによ?」
ゲームはほとんどやったことのない七菜江は、デモ画面の拳法家と女傭兵との闘いに魅入る。本物と見紛うほどのスムーズな動きに、少なからぬ驚きがあった。ゲーム業界の進化は、よりリアルな格闘に近い虚構を造り出していた。ゲームだからこその超人的な動きもあるが、『エデン』の寄生者なら、あるいは実現可能かもしれない。
「技の研究になるんだよ」
吼介が主人公らしき空手家のキャラを選ぶ。
「技?」
「まあ、ちょっと見てなって」
『ファイトッ』の声と同時に、吼介の分身と、デカイ覆面レスラーとの闘いが始まる。第一ステージだけに敵が弱いのか、空手家の突き・蹴りが連打で巨体に決まる。
レスラーの残り体力がわずかとなって、トドメとばかりに空手家は、前蹴りをドテッ腹に突き刺すや、そこを足場にして、もう片方の足でがら空きの頭部に膝蹴りを叩きこむ。強烈な一撃を食らった巨体が派手にダウンして、勝負はついた。
「い、今の、もしかして『龍尾』?」
ニヤリと笑った吼介が、隣の七菜江を見遣る。
「そういうこと。ゲームの技って、意外と使えるんだぜ。そうじゃないのも多いけど。例えば、このゲームをヒントに、開発した技もある」
画面の中では第二ラウンドが始まる。何事もなかったかのように平気な顔で立ち上がってきたレスラーを、またしても連打で圧倒する空手家。気合いを入れると右腕が光る。光の演出によって、ド派手になった中段突きを放つや、レスラーはモーターの振動並みの速さで震え、K.O.される。
「今のなんか、パクらせてもらったわな」
「え!? あんなの出来るんですか!?」
「腕は光らんぞ。震動を与えてダメージを食らわすのは、古流空手に伝わる打ち方のひとつだからな。ゲームとアレンジして、オレ独自の必殺技にしたわけ。他にも、マンガとかもいいヒントになるんだよね」
七菜江の瞳が、悪戯っぽく、さりとて純粋な好奇心にランランと輝き出す。
非現実的な必殺技を使えるという、吼介に対する畏敬というか興味もあったが、新必殺技を開発する手掛りを得たことが、少女を興奮させていた。到底解けないと思われた方程式の、攻略の糸口が見つかった時のワクワク感に、それは似ていた。
ゲームとか、マンガとか・・・・・・今あるものをヒントに必殺技を創る。
架空の技が実戦で使える可能性は、本来ならば低いだろう。実戦では相手もいるし、第一に、よくある“気”とかを使う技は、現実では有り得ないのだ。
しかし、ファントムガールならば、どうだろう。
光をエネルギーとして使える守護天使は、イメージによって光線技を出せるのだ。もちろん、イメージを強くするために、普段からの練習は必要だ。ナナの必殺技『スラム・ショット』が凄まじい威力を誇るのは、七菜江がハンド部で、猛練習を積んできた賜物である。そういった努力は要るが、“気”を使った技もファントムガールには可能なのだ。
単なる体術に関しても、『エデン』により高められた身体能力があれば、できるものも多い。事実、『裏龍尾』のような超人技が出来たのは、七菜江が『エデン』の寄生者ゆえだ。
「ねえねえ、もっと他の技も見せてください!」
「お、乗ってきたねえ! んじゃあ・・・」
七菜江に乗せられ、次々と技を見せていく吼介。しかし、現実の闘いとゲームとでは勝手が違うのか、数ステージもいくと勝てなくなってしまう。振りだしに戻るたびに、キャラを変えて、なるべく多彩な技を隣の少女に披露していく。
「!! い、今の! もう一回やって!」
「え、今のか? あんなの、人間にはできないぞ?」
「いいの、いいの。もう一回やってくださいよ!」
七菜江の緩やかなカーブを描く背中に、戦慄が駆け抜ける。網膜に焼きついた技の鮮やかさが、小さな戦士には、実に魅力的に映ったのだ。
リクエストに応えて、吼介が先程と同じコマンド入力をすると、画面の中で、閃光が破裂する。ブルッという震えが、少女の脳幹を激しく揺さぶる。
青い光に反射する童顔が、白馬の王子に出会ったように、運命の出会いに恍惚する。
「す、凄いッ!! これ、カッコイイッ!! なんて技ですか?!」
「『ソニック・シェイキング』のことか? お前なぁ、こんなできっこないのに興味持ってどうすんだ?」
「だってだって、カッコイイんだもん! これ、使えるようになりたいなぁ!」
人は、初めて海を見たとき、富士山を見たとき、宝石を見たとき、こんな表情をするのだろう。七菜江の無邪気な笑顔は、吼介を呆れさせながらも、春の高原に連れて行った。
「無理だってば。じゃあ、こんなのも好きそうだな」
調子に乗った垢抜けた男は、七菜江お気に入りの技の、亜流を出そうとコントローラーを操る。
だが、七菜江がその技を見ることはなかった。
突然のゲームオーバーは、アウトドア用に履く、ゴツイブーツがもたらした。
2m近い高さから、真っ直ぐに振り下ろされた踵落しが、モニター画面に蜘蛛の巣を描く。派手な音とともに砕け散ったガラス破片が、非日常な世界の開始を告げて、鋭利なダイヤモンドダストを降らす。
「よう、この間は、世話になったな、マッチョ野郎」
ゲームに夢中になったカップルを囲むのは、5人の“普通でない”男たちだった。
スキンヘッドやら、金色の長髪やら、様々な髪型の下に光る眼光は、猛禽類の鋭さを帯びている。七菜江はこういった眼の持ち主を、忘れることができなかった。つい先日、七菜江をリンチした男たち。神崎ちゆりの配下の者と、同じ匂いがする。自然、七菜江の眉は、不安以上の怒りに寄った。
「見ろよ、この腕。てめえに折られて、使いものにならなくなっちまった。こりゃ、手術代、はずんでもらわねえとな」
唇にピアスをした痩せた男が、左腕を固めたギブスを見せびらかす。ゲーセン独特の大音響が、フロアの一角で始まりつつある騒ぎを掻き消そうとする。店員が出てこないのは、予想された反応だった。
「ん~~、おかしいな」
座ったままの吼介が、顔より太い首を捻る。会話の内容から察すれば、以前にこの男たちと、吼介が一悶着起こしたのは間違いないが、人数の不利、態勢の不利があるにも関わらず、厚い胸板の誇示者は余裕を失っていない。
「なにがおかしいってんだ? あ?」
「あれだけ痛めつけりゃ、二度と目の前に現れないもんだがな。さては、助っ人でも、いんの?」
ニンマリとギブス男に最高の笑顔を見せる吼介。戦慄に駆られた痩せ男が、2歩後ずさる。
苦痛と恐怖を反芻する不良たちの中で、ひとりの部外者がいた。
「ねえちゃん、いい身体してんじゃねえか。こりゃあ、思わぬ拾いもんだぜ」
はぐれ者の中にも、相手の戦闘力を見抜けない愚図はいる。今回初めて呼び出されたため、吼介と初遭遇したスキンヘッドは、思いあがって七菜江の白いブラウスを掴み、引き寄せる。
「あッッ!!」
吼介の叫びは、一瞬遅かった。
ゴキリ
という音がこだまし、スキンヘッドの手首は90度に折れ曲がった。
「やったぁッ! 先輩、見ましたぁ? 初めて柔術が極まったよ! ・・・って、折れてるじゃん! ご、ごめん、そこまでやるつもりじゃなかったんだけど、つい・・・ホント、ごめんね?!」
無邪気な喜びは、予想外の威力に、動揺の声に変わった。
激痛に転がり回るスキンヘッドを思いやり、格好に合わぬ強さを秘めた少女は、右往左往して慌てふためく。オロオロとして口に両手を当てる仕草は、吼介には可愛らしく映るが、不良たちにとっては、カモフラージュにしか受け取れない。
「あ~あ~、だからこいつには、気安く触れるなって言おうとしたのに・・・」
「く、葛原さん! お、お願いしますッ!!」
予定にはない事態に混乱し、ギブス男は彼らの切り札を招き入れた。
ゆらりと曇る影が、人波を割って現れる。
いや、割ったのではない。勝手に人が割れていくのだ。
おおよそ、余程の鈍感でない限りは、その影が持つ狂気は、感知し得るであろう。歩くたびに瘴気が噴霧される。濃厚な悪の気配を、影は持っていた。人殺しをしていても不思議ではない、寧ろ、してないのが不思議な瞳は、長い髪の奥に潜んでいる。ひょろ長い、棒のような男。ドス黒い腐敗臭が、異様に細長い手足を覆っている。
壊し屋・葛原修司。
ボクシング部12人を、瞬殺してみせた悪魔は、今、不良の手先となって極彩色と騒音の世界に召喚されたのだ。
禍禍しい瞳の中には、逆三角形の超肉体が納まっている。
「聞いたことあるな。谷宿には、2m近い長身の壊し屋がいるって。なんか、人間を壊すのが趣味らしいじゃないか」
ようやく鎧武者が、椅子から立ちあがる。
不良たちは周りを囲って、邪魔が入らないように場を設定した・・・というと聞こえがいいが、実際は雰囲気に気圧され、離れただけだ。吼介が発し始めた闘気のバリアに、七菜江も思わず距離を置く。
「キヒ・・・キヒヒヒヒ・・・・・」
ボサボサの髪の向こうで、壊し屋の愉悦が洩れる。本当に楽しい時だけに起こる、奇妙な笑い声が、黒い肌の悪魔が興奮している真実を伝える。
「聖愛学院の工藤吼介か・・・お前とは、一度やりあってみたかった」
「お! オレも有名人なんだな~。男じゃなくて、女にモテたいんだけどね」
軽妙な口調とは裏腹に、吼介の筋肉に血管が根を張る。ミキッ・・・ミキミキミキッ・・・膨張する肉の硬直する音色が、16ビートの合間を縫って耳朶を叩く。ティーシャツの下の剛筋は、明らかなボリュームアップを果たそうとしていた。
ゆらり・・・・
黒い棒が歩み寄る。
戦闘開始の、合図。
ガッシイイイイイッッッ!!!
旋風と黒い稲妻が交錯する!
壊し屋の右ハイキックが、弾丸となって突進してきた跳び蹴りを迎え撃つ。互角の威力を伝え合い、両者はバランスを崩して、着地する。
「な、七菜江ッッ!!」
「へへ~~ん♪ 吼介先輩の前に、あたしが相手だよ」
黒い壊し屋に向かっていったのは、淑やかな衣装に豊満な肢体を包んだ、藤木七菜江だった。
どんな素人でも危険とわかる、黒い刃物に突っ込んでいったのは、七菜江ならではの無鉄砲とも言えたが、ファントムガールとしての正義感と使命感が大きく働いていたからだ。例え守るのが、自分より強いであろう吼介でも、目の前で危険に晒す真似はできない。
40cmもの身長差をものともせず、第二撃への態勢を整える七菜江。両手を上げて構える壊し屋が、態勢を直すのと、タイミングはほとんど変わらない。圧倒的な体格差を前に、打撃の威力がほぼ同じであることは、七菜江の優れた瞬発力を証明していた。
とはいえ、そのサイズの違いは深刻だった。
リーチが違う、懐の深さが違う。
七菜江のハイキックは、葛原にとってはミドルになるのだ。活路を開くには、懐に跳び込むのがセオリーだな・・・興味を持った吼介が、性別・体格ともにハンデ戦となった闘いを、しばらく観戦することに決めた瞬間―――
可憐なショートカットがダッシュする。
そして選んだ戦術は、・・・まさかのハイキック!
黒い壊し屋も、同じハイを放つ。こちらのミドルは、七菜江にとっては頭部を襲う、一撃だ。
乾いた破裂音。
右ハイを、左腕でガードしあう両雄。状況は五分。
では、ない―――
受けたはずの蹴りが、七菜江の後頭部を叩く。
意識を弾かれた美少女が、グラリと揺れる。一瞬の脳震盪。
膝から崩れるあどけないマスクを、黒の右ストレートが槍となって射抜く。
―――とは、いかなかった。
グローブ並の掌が、壊し屋の拳を阻止していた。
「ここまでだ。これ以上、こいつに手を出すと、シャレにならんことになるぜ!?」
朗らかに宣告するのは、最強の名を冠した男。
軽やかな口調の奥に隠された、明確な憤怒と破壊欲。
拳を掴まれる前に引いた壊し屋が、勢い余って3mを後退する。
痩せ細った顔に浮ぶのは、運動の量に比例しない、大量の汗。
「・・・・・・今日は用事がある。お前と遊ぶのは、次の機会にしよう」
振りかえった黒いナイフは、集まりかけた野次馬を十戒のごとく割って、ゲーセンを出ていった。頼みの綱を失ったワルどもが、逃げるように後を追う。異世界の決闘を垣間見た彼らが、二度とちょっかいを出すことはなさそうだ。
小脇に抱えた七菜江が、意識を取り戻したことを確認して、吼介は椅子に座らせる。キョトンとした少女は、なにが起きたか、理解していない様子だった。コツンと、ショートカットを拳で叩く。
「いったぁ~い! なに、するんですかぁ!」
「お前な、お転婆も大概にしないと、痛い目に遭うぞ」
もう、さんざん遭ってるけど・・・・などとは、口が裂けても言えない。
「オレが格闘技教えてるのは、闘ってもらうためじゃない。・・・ま、仕方ない時もあるだろうけど、今のは相手が悪すぎだ」
「そんなに、あいつ、強かったですか?」
「お前じゃ、勝てねえぞ。絶対に、な」
吼介の言葉は冷たいというより、事実を淡々と述べている口調だった。
「ていうか、あいつに勝てそうなのは、オレぐらいじゃねえか? 例えば西条の双子、ふたりがかりでも、あいつには負けるだろうな。多分、相手にならないと思う」
その時、なぜ強烈な悪寒が襲ったのか―――
七菜江が知る由はなかった。
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