オメガスレイヤーズ ~カウント5~ 【究極の破妖師、最後の闘い】

草宗

文字の大きさ
上 下
77 / 82

77、シンクロ

しおりを挟む


「あははは! すごいな、コイツ。まだ生きてるじゃん。といってももう、これだけ死にかけだと、その辺の女と変わらないけどね」

 天妖・絶斗が天音の首根っこを右手で掴み、猫でも持ち上げるかのように軽々と引き上げる。
 〝覇王”にすれば容易い芸当だが、見た目は小学生高学年の男児と変わらないだけに、その光景は異様だった。身長差があるために、絶斗が腕をあげて持ち上げても、ヴィーナスの白銀のブーツは床についている。それでも脱力しきった天音は、子供の姿をした妖化屍に全体重を預けるしかなかった。
 
「おい、起きろよ。お前さー、このボクになにやってくれちゃったか、まさか忘れてないよな?」

 正面に回った絶斗は、オメガヴィーナスの腋の下に左右の手を差し込む。
 そのまま頭上に掲げると、必然的に光女神の両腕は横に広がった。ぐったりと一文字に垂れ下がった肢体と両腕とで、十字を描いているようにも見える。
 
「・・・ぅ”ッ・・・!! ァ”ッ・・・!! はァ”ッ・・・!!」

「さっきの・・・なんだっけ? クロスなんとか? アレ、もう一回ボクにやってみろよ。オメガヴィーナスの切り札なんだろ。このままじゃお前、死んじゃうぞ?」

 敢えて十字の形を取らせた光女神を、〝覇王”は挑発した。
 オメガヴィーナスにとっては、確かにこの態勢は逆転への糸口となる好機。これまでに何度かあった危機も、天音は最大の必殺技〝クロス・ファイヤー”で窮地を脱してきた。絶斗との初戦でも、自らを十字架に模した光線技で、かろうじて退けることができたのだ。
 ただし、爆発的な光を生むほどの、力がまだ残っていれば。
 
「やらないの? このボクを一度は跪かせたんだ。あの技を破らないとスカッとしないじゃん。気分悪いだろー?」

「はァッ・・・!! ぐふぅ”ッ・・・・・・!! んはァッ、はァ”ッ・・・!!」

「ちぇ。つまんないなー、このカス。じゃあ、ボクが嬲り殺すだけだね」

 オメガヴィーナスを両腕で掲げた態勢から、至近距離で。
 ほぼ目の前にある天音の胸・・・スーツが破り取られ、地肌に火傷痕のように浮かんだ黒い『Ω』マークに、絶斗は漆黒のアイレーザーを照射する。
 オメガ粒子の集積地が、灼熱の光線で焼かれていく。
 
「ぎゃああ”ッ!? うあああ”あ”ア”ア”ッ―――ッ!!! 胸ェッ!! 胸がァ”ッ――ッ!! 溶けェ”ッ・・・溶けてェ”ッ~~~ッ!!!」

「お前のオッパイ、グツグツに煮込んでやるよ。心臓まで溶けちゃうかもね」

 オメガヴィーナスの剥き出しのバストが、オレンジ色に煌々と輝く。溶鉱炉の内部のような光だった。そこがオメガ粒子の集中した場所でなくても、深刻なダメージとなるのは明らかだ。
 食い縛る天音の歯の隙間から、ドロドロと粘着した血の塊がこぼれる。
 ジュウジュウと、黒煙が立ち昇る。宙に浮いた脚が懸命にもがき、絶斗を蹴りつけようとも少年妖化屍はビクともしなかった。
 
(胸ェ”ッ・・・!! 燃え、るッ!! 苦しすぎッ・・・るッ!! 死にたい・・・お願い、いっそ殺してェッ――ッ!!)

 ビクビクと痙攣し、粘ついた血を吐き、涙の飛沫を撒き散らして、天音は胸を焼かれ続けた。
 光のエネルギーが残っていれば、わずかでも〝クロス・ファイヤー”を発揮して、この地獄を脱出できたかもしれない。だが不可能だった。肢体を捻じり回され、大量に失血し・・・普通の人間ならば、生きているのさえ信じられない状態なのだ。
 もはやオメガヴィーナスには、反撃する力など欠片も残っていない。
 
「ねえ? ホントはもう殺してって、お願いしたい気分でしょ?」

 悲痛な叫びをあげ続け、光女神は天妖の問いには答えなかった。
 
「最強のオメガスレイヤーのプライドが、そんな懇願は許さない、ってとこかな? じゃあさ、お前が泣いて謝ったら、妹は助けてあげてもいいよ。お前は殺すけどねー」

 溶けた鉄を胸に流し込まれるような激痛のなか、絶斗の言葉は甘い囁きとなって天音に響いた。
 
「もう自分は助からない、ってわかってんだろ? じゃあ妹のために死ねば? アイツはもともと、お前をおびき寄せるためのエサだもん。お前がボクたちに誠意を見せて謝ったら、妹の命だけは助けてや・・・」

「断るッ・・・わッ・・・!!」

 絶斗の言葉が終わるより早く、天音は提案を拒否していた。
 
「オメガッ・・・ヴィーナスはッ・・・・・・!! 負け・・・ないッ・・・!!」

 その言葉が強がりでしかないことは、天音自身が誰より悟っている。
 それでも、執拗に漆黒のレーザーに胸を焦がされつつ、鮮血に染まった光女神は妖化屍に屈しようとはしなかった。
 
「郁美ィッ・・・はッ・・・!! 私がッ・・・必ずッ、助けるッ・・・!! あなたたちのッ、力など・・・借りないィ”ッ・・・わッ!!」

 六道妖が、オメガヴィーナスの妹を生かしておくはずはなかった。
 絶斗の言葉が最初からウソなのはわかっている。天音の惨めな姿を、見たいだけなのだ。オメガヴィーナスが頭をすりつけ懇願した瞬間、その目の前で郁美を殺し、嘲笑うのに決まっている。
 
 逆転のチャンスなど皆無であっても、オメガヴィーナスはあくまで闘うつもりだった。
 それが1分でも、1秒でも長く、郁美を生き永らえる唯一の方法。肉片ひとつ、髪一本になっても天音が歯向かい続ける限りは、六道妖は妹に姉の死を見せつけようとするだろう。
 
「・・・ふーん。甘ちゃんだと思ってたけど、けっこうわかってるじゃん。仕方ないや、やっぱりじっくり嬲り殺すしかないね」

 眼から発射していた暗黒のレーザーを、少年妖化屍は中断した。
 ガクン、と天音の美貌が垂れる。唇の端から、ドロドロと粘度の高い吐血が糸を引いて落ちていく。
 オメガヴィーナスの懇願は引き出せなくても、六道妖に焦りの色はなかった。すでに光女神に反撃の力はなく、驚異的な生命力に支えられて、刻一刻と死に向かっているに過ぎない。
 
 オメガヴィーナスの処刑は、計画通りに最期の瞬間に突き進んでいた。
 
「『純血』の次は、『純潔』を散らすとしようかのう」

 霞んだ視界のなかで、天音は骸頭の姿を捉えた。つい先程、昇天を果たした白銀の女神に、更なる凌辱を加えよというのか。
 犯すなら、好きなだけ犯せばいい。
 悲壮な決意を固める天音に、思いがけぬ光景が飛び込んだのは、その時だった。
 
「・・・い・・・くみッ・・・!?」

「先程より、もっとシンクロ率を高めてやろう。妹の凌辱姿を見て、ヌシは我が身とダブらせるがよかろうて!」

 先程ブザマに昇天してしまった時・・・自分そっくりの妹が犯される姿を見せつけられ、天音の肢体は欲情してしまった。郁美が受ける愛撫は、自分にされているかのようで・・・案じる想いが強いほど、妹の被虐は己に重なった。
 だがそのシンクロは、あくまで天音と郁美のものだ。いくらふたりが瓜二つの美女姉妹でも、郁美はオメガスレイヤーではない。オメガヴィーナスになった天音とは、根本的に肉体が違う。
 
 天音の驚愕する視線に気付き、ようやく郁美は、失神前にはなかったものが我が身に装着されていることを悟る。
 
 オメガヴィーナスの、青いケープと、黄金の『Ω』の紋章。
 闘いの最中に引き裂かれ、あるいは弾き飛ばされたオメガスレイヤーの象徴が、オレンジの髪に吊り下げられた郁美の身体に付けられていたのだ。
 
 安っぽいコスプレ、どころか、子供のごっこ遊び並みの扮装だった。だが、紺青のケープと黄金の『Ω』マークは、オメガスレイヤーのアイデンティティといってもよい。
 それだけのことで、郁美はオメガヴィーナスそっくりに見えた。唯一無二のはずの光属性のオメガスレイヤーが、天音以外にもうひとり、出現していた。
 
「ああ”ッ・・・!? ・・・ァ”ッ・・・!!」

「ゲヒヒッ・・・クフヒヒヒ・・・さぁて、『オメガヴィーナス』のオッパイを・・・イタズラしちゃおっかなぁ~~・・・『ケガレ殺し』で感度ビンビンになっちゃったお豆をねぇ~~・・・」

 郁美、いや、もうひとりの『オメガヴィーナス』に張り付いていた泥の妖化屍が、左右の乳房に腕を伸ばしていく。
 果実のような丸みを描いた稜線は、すでに縛姫の手によって揉み潰されている。女妖化屍の掌と、柔らかな膨らみの隙間に侵入していく灰色のヘドロ。
 〝妄執”がらしくない優しさで乳房をこね回すと同時に、〝流塵”の粘液の指が尖った先端をクリクリと弄った。2種類の悦楽が絡み合って、欲情し切った女子大生を襲う。
 
「あくぅ”ッ・・・!! ふああ”ッ、あああ”ッ――ッ!!」

「い、郁美ッ・・・!! あ”ッ、あああ”ッ・・・!!」

 縛姫の手で胸を揉みしだかれ、ヘドロに突起を愛撫されて郁美が仰け反る。
 白黒ボーダーのTシャツに、ただ剥ぎ取られた『Ω』マークが付けられただけ。それなのに、自分と同じ顔、そして同じような美乳を持つその肢体が、天音には馴染みあるスーパーヒロインのものと重なる。
 その官能の刺激が、天音には我が身に伝わるかのようだった。左右の乳首は屹立し、ビクビクと引き攣った。確かな快感が、本物のオメガヴィーナスの乳房にも広がってくる。
 
「見ろよぉ~~、『オメガヴィーナス』が犯されているぞぉ~~・・・!? ・・・乳首とか、クリトリスとかぁ・・・下のおクチのビラビラを汚い泥で摩擦されてぇ~~・・・ほぉら、気持ちよくって狂いそうになってるぜぇ~~っ・・・!!」

 青いケープと『Ω』マークだけの『オメガヴィーナス』への責めは、胸のみに留まらなかった。
 郁美の下半身に張り付いている呪露の泥も、愛撫を活発化させている。秘裂に侵入し膣の襞を擦りあげ、過敏な肉芽をしごく。アナルの皺にピタリと密着し、モゾモゾと刺激を送る・・・。
 長時間に渡って性的拷問を受け続け、強力な媚薬を投与された女子大生は、もはや全身がピンクに染まるほど欲情し切っている。

「んはあああぁ~~ッ!! はふぅ”ッ、ふぇあああ”ア”ッ・・・!! お姉ちゃッ・・・んはああア”ア”ッ――ッ!! 壊れひゃふうううぅ”ッ―――ッ!!!」

「ふはああ”ッ!? ア”・アアア”ッ・・・!! やめッ、やめてぇッ――ッ!!」

「『オメガヴィーナス』がイキまくってるぞぉッ~~ッ!? ・・・見ろよぉ、天音ぇッ~~・・・このヨガリ狂ってるのが『オメガヴィーナス』だぁッ~~ッ!! ・・・この淫乱な雌がお前なんだよぉ~~ッ・・・!!」

 オレンジの髪に緊縛され、首吊り状態にされた郁美の身体が、空中でビグンビグンと跳ね踊った。
 嬌声をあげる口から、涎の飛沫が飛び散る。『オメガヴィーナス』が、貫く快感に耐え切れず泣き叫んでいる。官能に敗れた哀れな妹の姿が、天音には己自身と重なった。
 
「郁美ィ”ッ・・・!! いくッ・・・!! ふうぅ”ッ・・・!! ぅはああ”っ、はああ”~~ッ・・・!!」
 
 甘い刺激が、己のバストと股間にも湧くのを、天音は自覚した。
 妹とのシンクロ、だけが理由ではなかった。気が付けば骸頭が胸を、そして絶斗が陰唇を愛撫している。老人のカサカサの指が露出した乳房を這いずり、少年の小さな掌が秘裂にそって撫で回す。
 郁美へ下される凌辱と、我が身に刷り込まれる刺激。想像と現実とが重なり、境界線を失ってオメガヴィーナスを蕩けさせていく。
 
(いく・・・みッ・・・『オメガヴィーナス』・・・が・・・あんなに乱暴に・・・胸を、股間を・・・遊ばれてッ・・・)

(あ”ッ・・・ああ”ッ・・・あの『オメガヴィーナス』・・・もッ・・・こんな刺激ッ・・・を・・・受けている・・・のね・・・ッ・・・)

(あくう”ぅ”ッ――ッ!! ・・・ア”・・・アア”ッ・・・!! 耐えられ、なッ・・・こん、なッ・・・耐えられ、るッ・・・わけが・・・)

(いく・・・みぃ”・・・『オメガヴィーナス』・・・も・・・こんなっ・・・気持ちよ、くぅ”ッ・・・)

(ダ・・・メぇ”・・・『オメガヴィーナス』・・・が・・・犯されぇ”・・・てッ・・・!!)

(あの・・・『オメガヴィーナス』・・・は・・・私・・・ッ・・・)

(私、なのね・・・あの・・・哀れに嬲られている・・・『オメガヴィーナス』・・・は・・・)

(・・・私・・・も・・・ヨガリ・・・狂ってぇ”・・・)

(・・・オメガヴィーナス・・・は・・・穢され・・・るッ・・・!!)

 ぷしゅッ!! ・・・ぷしゅしゅッ!!
 
 絞首刑状態の『オメガヴィーナス』の下腹部で、噴出の音がかすかに漏れる。
 オフホワイトのミニスカートに、沁みが広がる。もう何度目となるかわからぬ絶頂を、郁美は迎えていた。セミロングの茶髪が、くたりと垂れる。
 
 妹がオルガスムスに達するのを合図としたかのように――。
 
 口からゴボゴボと白い泡を吹き、股間からはトロトロと愛蜜を垂れ流して、天音の全身がガクンと脱力する。
 簡易な造りの『オメガヴィーナス』に釣られるようにして、本物のオメガヴィーナスもまた、意識を失っていた。
 
「・・・ここまで衰弱し切れば・・・最強のオメガスレイヤーとて、始末は容易いのう」

 皺だらけの顔をさらにクシャクシャにする地獄妖の怪老に、少年妖魔が応えた。

「どうせ処刑するならさー、コイツの好きな十字架を利用しない手はないよね」

「女神と呼ばれた小娘の最期には・・・ピッタリじゃわい」

 首から黄金のロザリオ・・・十字架型のオメガストーンをぶら下げた女神を、絶斗は引きずっていく。
 目指す先には、〝オーヴ”をたっぷり含んだ緑の十字架が祭壇の中央に飾られていた。
 
 『純血』を搾り取られ、オメガ粒子の集積地を灼熱で焼かれたオメガヴィーナスに、残酷な処刑から逃れる術などなかった。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...