義弟を虐げて殺される運命の悪役令嬢は何故か彼に溺愛される

旧題:義弟を虐げたせいで殺される運命の悪役令嬢は、何故か愛の重い彼に溺愛されている

気づいた時には前世好きだった小説『光の王女』の推しキャラだった義弟から、すべてを奪った後だった。

せっかく絶世の美貌を持って転生して、なんとか公爵の義理の娘になれたと思ったのに、どうしてこうなるの?
今すぐ逃げる? だけど、今ここで私がいなくなったらこの義弟は殺されてしまうわよね!?
かといってここにいたら本当に悪役令嬢にされてしまう!
最悪な死に方をしてしまう!!

こうなったら、悪く言われても構わない。どうせ私は悪役令嬢なんだから。
ぎりぎりまでは守ってあげる。けれど、その時が来たら私は生きるために逃げるから! 
後は勝手に頑張るのよ、義弟!! きっとヒロインが助けてくれるわ!!

そう思って頑張っていたものの、気づいたら小説の物語とはまったく違った流れになっていた。
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