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6:番外編
1.緑色の化け物
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「ちょっと待ってよ、イーサン。アシュレイにテオを預けるって、あの子、まだ七つにもなってないのよ」
たしかに、自分から生まれたとは思えないほど、強い魔力を有している息子だ。その強すぎる魔力を適切にコントロールするための指導は必要だろう。
けれど、本当に、まだ七つにもなっていないのだ。それに、魔力の安定を図るために大切なのは、精神を安定させることだ。そういった基本的なことであれば、自分でも教えることはできる。王立魔法学院に入るまでは、それでいいのではないだろうかとエレノアは思う。
テオバルドを寝かしつけたあとに、店内で夫であるイーサンと話をするのはエレノアの大切な日課であるけれど、こんな話を持ち出されるとは思っていなかった。
困惑を隠せないまま、エレノアは言い募る。
「それに、こんなことを言うのはなんだと思うけれど。アシュレイよ? たしかにあの人は大魔法使いだけれど、子どもを育てることなんてできないでしょう」
大魔法使いの任務で森を離れるとき以外は頑なに家に引き籠り、半ば世捨て人のような生活を送っている、学院に在籍していた当時の先輩。
その彼のことを、夫が気にかけ続けていることは知っていたし、しかたがないと思っていた。けれど、息子を巻き込むとなったら、話は別だ。
あの子は、この人ではないのだから。
「なんだ、エレノア。もう少し信用してやれよ」
こちらの困惑など素知らぬ調子で、イーサンが笑う。
「いくらあいつでもできないことはないだろう。それになにより、あいつほどの魔力を保有している人間を、俺はほかに知らない」
「それはそうでしょうけど」
「恥ずかしい話だが、これでも昔は自分の魔力にそれなりに自信があったんだ。まぁ、それも、あいつに会ってぜんぶ吹き飛んだわけだが」
「あたりまえよ。でも、相手は、王立魔法学院開校以来の天才と言われていた人よ。比べることが馬鹿げてる。あなたは十分優秀だったわ」
「そりゃ、どうも。おまえも優秀だったぜ」
「知ってるわ。だから、あの人が異次元なのよ」
「ああ、だから、テオを預けたいんだ」
「だからって……」
たいした理由になっていないじゃない。きっぱりと言い切られて、エレノアは口ごもった。困惑を持て余した指先が、ぎゅっとカップを握る。カップの中の水面に映る自分の顔は、なんとも不満そうで、エレノアはそっと溜息をこぼした。
――この人の中では、決定事項なんでしょうね、きっと。
相談というかたちでなかったことが良い証拠だ。けれど、イーサンはいったいいつからそんなことを考えていたのだろう。
たしかに、テオバルドには魔法の才がある。その才を伸ばすために、優秀な魔法使いに預けるべきという考えもわかる。王立魔法学院入学前に弟子入りを図ることは、決して珍しいことではない。
でも、それは、あの人でなければならないという理由にはならないはずだ。それに、とエレノアは思う。
――本当に、テオを学ばせたいからっていうだけの理由なのかしら。
あの人の手元に、自分と血の繋がった息子を、置きたいだけではないのかしら。
イーサンは孤児だ。教会の孤児院で育っている。環境は悪くなかったそうで、いいところだったと言っていたけれど、彼は血の繋がった家族を欲してもいた。
そのことを知るエレノアは、自分が選ばれた理由はそれなのかもしれない、と。ほんの少し疑っていた。だって、あの学院にいたころ、彼の一番は自分ではなかったから。
もうひとつ息を吐いて、顔を上げる。
「それに」
なにも言わず返事を待っていた夫に、エレノアはずるい理由を選んだ。
「あの人を見て、テオは怖がらないかしら」
この国に住む人間のほとんどが、緑の瞳を魔物と恐れている。不吉の象徴と知っている。ただひとり偉大なる緑の大魔法使いが例外なだけで。あの人は例外ではない。
「それに、ずっと一緒にいたら、さすがにあの人が年を取らないことにも気づくわよ。そんなの――」
「エレノア」
静かであるものの強い声に、はっとエレノアは声を呑んだ。怒るだろうとわかっていたけれど。人が良くて穏やかな気性の夫が怒りの片鱗を見せるのは、昔からアシュレイに関することだけなのだ。
彼に関することだけは、絶対にイーサンは譲らない。
「賭けてもいい。あいつはアシュレイを怖がらない」
「……あなたの息子だから?」
「おまえの息子でもあるだろう。あいつのことを怖いなんて思うようなかわいいタマじゃ、おまえもなかった」
「それは、そうだけど。でも」
あのときの自分は、いろんな意味で若かった。怖いもの知らずだったのだ。あの人のことを恐れ多い天才でも化け物でもなんでもなく、恋敵だと思っていた。でも、七つの息子は違う。目を伏せたエレノアに、根負けしたようにイーサンが苦笑った。
「わかった、エレノア。約束する。もし、万が一、テオがあいつを怖がったら、預けることは諦める。自分を怖がるような弟子の面倒を、あいつも見たがらないだろうからな」
なによ、それ、という台詞もエレノアはどうにか呑み込んだ。そんなの、テオバルドのためじゃなくて、あの人のためじゃない。
「わかったわ」
折れたのは、イーサンの言うことに一理があるとわかっていたからだ。たしかに、大魔法使いに魔法を習うことはあの子にとってプラスになる。
いけすかない天才だけれど、あの大魔法使いは、途方もない知識欲を持った努力家でもあるのだ。自分ではできないことも、彼ならきっと導いてくれる。
「でも、これも約束して。絶対にあの子に無理強いしないで。誘導もしないで。あの子が少しでもためらったら、弟子入りの話はなしにして。あなたの言ったとおりで、それがお互いのためよ」
真剣に念を押したエレノアに、イーサンもまた真面目な調子で頷いた。
「おまえに誓って」
「やめてよ」
半ば反射で頭を振る。
「苦手なのよ、その言い方。知っているでしょう」
――おまえじゃない。俺に誓って、俺が死なせない。
この人の心臓が一度止まったとき、一番近くにいたのは自分だった。教師ではなくアシュレイを頼ったのは、あの当時の学院で、教師も含めて一番魔力が高かった者が彼だったからではない。
イーサンのことを特別に思っている彼だったらば、なにをしても助けてくれると思ったのだ。あのとき、自分は、この人と彼の命を天秤にかけて、本来であれば尽きていたはずだったこの人を取った。
誰に責められなくとも、その罪は自分が生きている限り、自分の中にある。
「エレノア」
あのころから変わらない、穏やかで柔らかな呼びかけだった。
「わかりにくいがな、あいつは善い大魔法使いでもあるが、それ以前に善い人間だ。知っているだろう」
「……知っているわ」
だから嫌なのよ、と吐き捨てる代わりに、エレノアは、わかったわ、ともう一度呟いた。
本当に化け物だったら、よかったのに。あの人は、私の罪悪感もすべて呑み込んで、自分の責任にしてしまった。顔を上げて、どうにか笑みを浮かべる。
「森の大魔法使いさまに、どうかよろししく」
イーサンの言うことには一理ある。あの子の才を伸ばすための、適切な手段。親なら背中を押すべきだ。だから。
もし、テオバルドが、テオバルド自身の意志で、怖がることなく彼を選んだというのなら、それはしかたのないことなのだ。
だって、あの人がいなければ、あの子はこの世に生まれていないのだから。
たしかに、自分から生まれたとは思えないほど、強い魔力を有している息子だ。その強すぎる魔力を適切にコントロールするための指導は必要だろう。
けれど、本当に、まだ七つにもなっていないのだ。それに、魔力の安定を図るために大切なのは、精神を安定させることだ。そういった基本的なことであれば、自分でも教えることはできる。王立魔法学院に入るまでは、それでいいのではないだろうかとエレノアは思う。
テオバルドを寝かしつけたあとに、店内で夫であるイーサンと話をするのはエレノアの大切な日課であるけれど、こんな話を持ち出されるとは思っていなかった。
困惑を隠せないまま、エレノアは言い募る。
「それに、こんなことを言うのはなんだと思うけれど。アシュレイよ? たしかにあの人は大魔法使いだけれど、子どもを育てることなんてできないでしょう」
大魔法使いの任務で森を離れるとき以外は頑なに家に引き籠り、半ば世捨て人のような生活を送っている、学院に在籍していた当時の先輩。
その彼のことを、夫が気にかけ続けていることは知っていたし、しかたがないと思っていた。けれど、息子を巻き込むとなったら、話は別だ。
あの子は、この人ではないのだから。
「なんだ、エレノア。もう少し信用してやれよ」
こちらの困惑など素知らぬ調子で、イーサンが笑う。
「いくらあいつでもできないことはないだろう。それになにより、あいつほどの魔力を保有している人間を、俺はほかに知らない」
「それはそうでしょうけど」
「恥ずかしい話だが、これでも昔は自分の魔力にそれなりに自信があったんだ。まぁ、それも、あいつに会ってぜんぶ吹き飛んだわけだが」
「あたりまえよ。でも、相手は、王立魔法学院開校以来の天才と言われていた人よ。比べることが馬鹿げてる。あなたは十分優秀だったわ」
「そりゃ、どうも。おまえも優秀だったぜ」
「知ってるわ。だから、あの人が異次元なのよ」
「ああ、だから、テオを預けたいんだ」
「だからって……」
たいした理由になっていないじゃない。きっぱりと言い切られて、エレノアは口ごもった。困惑を持て余した指先が、ぎゅっとカップを握る。カップの中の水面に映る自分の顔は、なんとも不満そうで、エレノアはそっと溜息をこぼした。
――この人の中では、決定事項なんでしょうね、きっと。
相談というかたちでなかったことが良い証拠だ。けれど、イーサンはいったいいつからそんなことを考えていたのだろう。
たしかに、テオバルドには魔法の才がある。その才を伸ばすために、優秀な魔法使いに預けるべきという考えもわかる。王立魔法学院入学前に弟子入りを図ることは、決して珍しいことではない。
でも、それは、あの人でなければならないという理由にはならないはずだ。それに、とエレノアは思う。
――本当に、テオを学ばせたいからっていうだけの理由なのかしら。
あの人の手元に、自分と血の繋がった息子を、置きたいだけではないのかしら。
イーサンは孤児だ。教会の孤児院で育っている。環境は悪くなかったそうで、いいところだったと言っていたけれど、彼は血の繋がった家族を欲してもいた。
そのことを知るエレノアは、自分が選ばれた理由はそれなのかもしれない、と。ほんの少し疑っていた。だって、あの学院にいたころ、彼の一番は自分ではなかったから。
もうひとつ息を吐いて、顔を上げる。
「それに」
なにも言わず返事を待っていた夫に、エレノアはずるい理由を選んだ。
「あの人を見て、テオは怖がらないかしら」
この国に住む人間のほとんどが、緑の瞳を魔物と恐れている。不吉の象徴と知っている。ただひとり偉大なる緑の大魔法使いが例外なだけで。あの人は例外ではない。
「それに、ずっと一緒にいたら、さすがにあの人が年を取らないことにも気づくわよ。そんなの――」
「エレノア」
静かであるものの強い声に、はっとエレノアは声を呑んだ。怒るだろうとわかっていたけれど。人が良くて穏やかな気性の夫が怒りの片鱗を見せるのは、昔からアシュレイに関することだけなのだ。
彼に関することだけは、絶対にイーサンは譲らない。
「賭けてもいい。あいつはアシュレイを怖がらない」
「……あなたの息子だから?」
「おまえの息子でもあるだろう。あいつのことを怖いなんて思うようなかわいいタマじゃ、おまえもなかった」
「それは、そうだけど。でも」
あのときの自分は、いろんな意味で若かった。怖いもの知らずだったのだ。あの人のことを恐れ多い天才でも化け物でもなんでもなく、恋敵だと思っていた。でも、七つの息子は違う。目を伏せたエレノアに、根負けしたようにイーサンが苦笑った。
「わかった、エレノア。約束する。もし、万が一、テオがあいつを怖がったら、預けることは諦める。自分を怖がるような弟子の面倒を、あいつも見たがらないだろうからな」
なによ、それ、という台詞もエレノアはどうにか呑み込んだ。そんなの、テオバルドのためじゃなくて、あの人のためじゃない。
「わかったわ」
折れたのは、イーサンの言うことに一理があるとわかっていたからだ。たしかに、大魔法使いに魔法を習うことはあの子にとってプラスになる。
いけすかない天才だけれど、あの大魔法使いは、途方もない知識欲を持った努力家でもあるのだ。自分ではできないことも、彼ならきっと導いてくれる。
「でも、これも約束して。絶対にあの子に無理強いしないで。誘導もしないで。あの子が少しでもためらったら、弟子入りの話はなしにして。あなたの言ったとおりで、それがお互いのためよ」
真剣に念を押したエレノアに、イーサンもまた真面目な調子で頷いた。
「おまえに誓って」
「やめてよ」
半ば反射で頭を振る。
「苦手なのよ、その言い方。知っているでしょう」
――おまえじゃない。俺に誓って、俺が死なせない。
この人の心臓が一度止まったとき、一番近くにいたのは自分だった。教師ではなくアシュレイを頼ったのは、あの当時の学院で、教師も含めて一番魔力が高かった者が彼だったからではない。
イーサンのことを特別に思っている彼だったらば、なにをしても助けてくれると思ったのだ。あのとき、自分は、この人と彼の命を天秤にかけて、本来であれば尽きていたはずだったこの人を取った。
誰に責められなくとも、その罪は自分が生きている限り、自分の中にある。
「エレノア」
あのころから変わらない、穏やかで柔らかな呼びかけだった。
「わかりにくいがな、あいつは善い大魔法使いでもあるが、それ以前に善い人間だ。知っているだろう」
「……知っているわ」
だから嫌なのよ、と吐き捨てる代わりに、エレノアは、わかったわ、ともう一度呟いた。
本当に化け物だったら、よかったのに。あの人は、私の罪悪感もすべて呑み込んで、自分の責任にしてしまった。顔を上げて、どうにか笑みを浮かべる。
「森の大魔法使いさまに、どうかよろししく」
イーサンの言うことには一理ある。あの子の才を伸ばすための、適切な手段。親なら背中を押すべきだ。だから。
もし、テオバルドが、テオバルド自身の意志で、怖がることなく彼を選んだというのなら、それはしかたのないことなのだ。
だって、あの人がいなければ、あの子はこの世に生まれていないのだから。
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