さようなら私のナミダくん

 高校の国語科の教員になった兼森麗子(かねもりれいこ)。不器用で、授業も人間関係も上手くいかず、好きな人には「つまらない」と言われる始末。
 悲しみに暮れて立ち寄った神社で、涙の滴が枯れかけの花に注いだことをきっかけに、花の精が「恩返し」にやって来て――!?


 るい、という美少年に励まされながら、今更変えられない大人の生き方を、少しずつ見直していく物語。
 不器用な女性の、青春ストーリー。


 青春に、年齢なんて関係ない!
 人の、頑張る姿は美しい! ――けれども、大人の世界はやっぱり甘くない!?


 赤髪の彼との出会いが、縁結びの神様からの贈り物だと気付くのは――彼が泣けるようになってからの、また別のお話――。



 そんな、職員室を中心に巻き起こる、青春に、ときめいて、共感して、励まされてください。
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