257 / 328
玖
遠征計画
しおりを挟む
「ね。大人の女の方がいいでしょ」
俺の腰に跨ったまま、キララを通じて中野刑事が言った言葉は、どこか押しつけがましい気がした。
ていうか、もうモノが萎えているのだから、いい加減俺の上からどいてほしいな。
「小淵沢君。近いうち、自衛隊と警察の合同チームが、関東方面への強硬遠征をする計画があるの」
「札幌の人たちがこちらへ?」
「人員は限られているけど、私もそのメンバーに選ばれる可能性があるの」
「そうなんですか? すると、僕らはお役御免ですか?」
「そんなわけないでしょ。全然人手が足りないのだから。それとも、もう保安官を辞めたいの?」
「そういうわけではないですが」
「そう、よかった。とにかく、もし私がそちらへ行けたら、アンドロイド越しではなく、大人の女の良さを君に直接教えてあげるわよ」
「う」
「なによ? 嫌なの」
いかん! 嫌だという気持ちが顔に出てしまった。ここで、気を悪くされても困るし……
お! いい手があった。
「いや……実は、アキラが刑事さんの事好きみたいなんですよ」
嘘ではないな。実際、中野刑事の写真見て張り切っていたし……
「え? そうなの?」
「だから、僕が刑事さんとそういう関係になるのは、職場の雰囲気が悪くなって、いろいろと……」
「それは困ったわね」
いや、困らないで下さい。そのままアキラとくっついて下さい。
俺の腰に跨ったまま、キララを通じて中野刑事が言った言葉は、どこか押しつけがましい気がした。
ていうか、もうモノが萎えているのだから、いい加減俺の上からどいてほしいな。
「小淵沢君。近いうち、自衛隊と警察の合同チームが、関東方面への強硬遠征をする計画があるの」
「札幌の人たちがこちらへ?」
「人員は限られているけど、私もそのメンバーに選ばれる可能性があるの」
「そうなんですか? すると、僕らはお役御免ですか?」
「そんなわけないでしょ。全然人手が足りないのだから。それとも、もう保安官を辞めたいの?」
「そういうわけではないですが」
「そう、よかった。とにかく、もし私がそちらへ行けたら、アンドロイド越しではなく、大人の女の良さを君に直接教えてあげるわよ」
「う」
「なによ? 嫌なの」
いかん! 嫌だという気持ちが顔に出てしまった。ここで、気を悪くされても困るし……
お! いい手があった。
「いや……実は、アキラが刑事さんの事好きみたいなんですよ」
嘘ではないな。実際、中野刑事の写真見て張り切っていたし……
「え? そうなの?」
「だから、僕が刑事さんとそういう関係になるのは、職場の雰囲気が悪くなって、いろいろと……」
「それは困ったわね」
いや、困らないで下さい。そのままアキラとくっついて下さい。
0
お気に入りに追加
467
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
大好きな彼女を学校一のイケメンに寝取られた。そしたら陰キャの僕が突然モテ始めた件について
ねんごろ
恋愛
僕の大好きな彼女が寝取られた。学校一のイケメンに……
しかし、それはまだ始まりに過ぎなかったのだ。
NTRは始まりでしか、なかったのだ……
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる