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124. 素直な話をしてみよう
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酔っ払いのシェドは、ミケにひっついて離れない。
絶対二人でいちゃいちゃした方が精神衛生に良いからと、何度も席を立とうとしたソナに、ミケに手を出したらどうしてくれると泣きつき、最終的には、出せば?といなされ、振り切られた。
昨日徹夜だったし、早く寝かせたほうが良かろうとミケがベッドに引きずって行こうとすると、ベッドは危険だと言って、ソファから動かない。
うーん、膝枕では飽き足らず、顔をミケのお腹にスリスリしながらずり上がって来るし、手に指を絡めて来るのに、場所がベッドじゃないことに、なんのメリットがあるんだろうか。
とりあえず、シェドの頭をよしよししているうちに、静かになって来たし、このまま寝かしつけてしまおう。
うふふ。小指のホクロが良く見える。ちょっとくらい、いいよね。
ミケはシェドの手がくっついた自分の手を持ち上げて、シェドの指に、唇を押し当てる。
パチドの中に、最初に見つけた、わかりやすいシェドの印。
この手がシェドを感じさせてくれるだけで、他は何がなくとも耐えられると思ったのに。
怖いの、寂しいの、子どもが欲しかったのと、我ながらずいぶん贅沢になったものだ。
この指の柔らかな動きを、優しいまなざしを、狂ったように求めて。
私に優しくする必要もなかったパチドに、あさましいまでに優しさを請うていたのは、つい最近だろうに。
気が付くと、シェドが私を見上げていた。
あ、小指の付け根に勝手にキスしているのを見られたな。でも、好きにさせてくれている。うふふふ。
「俺はミケに、ひどいことばかりだな。嫌われるようなことしか、できない。シェドも、パチドも、ルードも」
あは、酔っ払い。私の今のが、嫌いな人にする行動ですかね。
「嫌いになるようなことなんて、1度もされてないよ。フロラインが『嫌い』って言ったのは『シェドはルードと違うね』って意味だから、気にしないで」
「・・・言い訳、していい?」
「へ?いいけど、なんの?」
「ミケが、ソナを助けに行った日の俺の暴行」
「う。ごめんなさい・・シェドの気が済むまで罰うけます・・」
魔の森に迎えに来てくれてから無茶苦茶優しかったから、油断した!
そう思ったのに、なぜかシェドの方が泣きそうなくしゃくしゃ顔になってしまった。
「頼むよ、ミケ。欠片も悪くないのに罰うけるとか言わないで。言い訳にしかならないけど、あの時、俺、ふらふらして、ルードに抑え込まれた」
え゛、そうなの?
なんだ、シェドじゃなかったのか。怖がって損した。
「じゃ、シェドは怒っては・・」
「はじめからないです。心配で、おかしくなりそうだっただけ」
「よかったぁ」
小指のホクロに、すりすり。嬉しいからついでに、ぱくん。
シェドは何故だか苦しそうに目をぎゅうって閉じた。
「ミケ・・よくないだろ。あんな、子どもごと妃を殺すような奴に抑え込まれた俺に、ひどくされて・・。俺がこんなだから、ミケはいつまでも、カウントダウンして、捨てるのかって聞いて、信じない」
「充分信じています。与えられすぎて恐いだけ。あの時だって、シェドが怒っていないと知っていたら、あんなにパニックせずに、ちょっと虐めたい気分なのかな、で済んだよ」
シェドは、何か言いたげに、口を開いては閉じる、を繰り返し、指を絡めていない方の手で、私の唇をなぞった。
「・・・虐めたい。んで、縋られながらエッチしたい」
「うわ、鬱屈していらっしゃる!私に対するご不満はこの際全部ぶちまけて?!」
いいの? 不満じゃないけど、ぐちぐちは、色々あるよ。
そう言ったシェドは、ゆらゆら、しゃべりだす。
グリーンに、俺と別れろと言われても、家の決めた伴侶を娶ってグリーンの爵位を継げとかいう話が聞こえても、ミケは、どうとも思わない?
ルカと結婚式、したんだよな。仲間内ではふり扱いだけど、王都を歩けば、噂が聞こえる。ミケとルカは理想のカップルだって・・・俺とは、無理か?
他の男がする、ミケの話は、イキっぱなしとか、イキ地獄でなんども気絶とか、そんなのばっかりなんだ。俺の知るミケは、1度イクとぐったりだもん・・・気持ちよさ、たりない?レンツの時だけ、搾り取れる魔素量が多かったってデータは、心が揺れた証?
口にしてみると、我ながら情けない愚痴ばっかりだな。
つらつら、つらつら。
げ。シェドのぐちぐちは、地雷をふたつ、踏んでいる。
ひとつは、単純にうちの両親の、呪いな刷り込み。
結婚は神聖なもので、子どもが産めてなんぼで、それを騙りに使うような私は、『流石淫売』。捨てられるのが当然で、神罰の宝庫。
いかれた親だし、気にしたら負けだと思ってはいるけれど、まぁ、事実ベースだ。冷静に会話ネタに出来る程、風化してもいない。
シェドは、私が両親に揺らされるのを嫌うから、あ、怒りはしないのだけれども、哀しそうにするから、できれば避けたい。
もう一つは、かなり深刻。
シェドは、魔素で脳を直接触って麻痺させる麻酔・・私が公妾時代や監禁所で乱用していたやつ・・を嫌うのだ。
それが原因で、シェドにすごく、怒られたことがある。
魔の森で暮らす前。6才くらいだった。
シェドと会える前の日で、浮かれていて、本読んで、笑い転げていたのを見つかった。王妃家系はとにかく感情を抑えろ、っていう教育方針だったから、罰喰らって、鞭で打たれた。
でも、次の日はどうしてもシェドと、遊びたくて。
はじめて自分の脳に麻痺かけて出かけた。
そうしたら、恐怖心とか飛んじゃって。なんか、飛べそうな気がして高い木から飛び降りたり、いつも逃げ回っていた毒虫を触ってみたり、重いものが持てそうな気がして大岩に挑んでみたり。
シェドのいる隠れ家に着いた時にはあちこちケガしていて、前日の鞭の傷もえらく熱もってしまって。
で、瞬殺で、シェドにバレて、怒られた。
あの時のシェドは、ものすごくこわかったきがするのだ
もう二度としないと約束しながらぎゃんぎゃん泣いたと思う。
結論。シェドの気にする色々、は、1番2番は結婚がらみで、自分が信用できない。3番はシェドとの約束違反で知られたくない。
・・・やだなー。
壊れた淫売って思われるのは仕方がないにしても、シェドに怒られたくない。本気で怒られるとか、ぜったいに嫌だ!
よし逃げよう。
「シェドは、私を虐めたくなること、あるの?」
「う。ミケが苦しいのは嫌だけど、その、無茶苦茶に俺を求めてくれて切なそう、とか、目いっぱい俺を感じて大変そう、とかの延長だと、生理的にエロ大爆発に、なります」
おう、ずきんと来ました。
この甘々星人!って、思うのは私だけだろうか。
なんか、甘々に虐められたくなってきた。平和ボケかなー。
「私も、虐められて、心がシェドに飢えてたまらない時にされると、たぶん生理的に大爆発に、なる、かと。昨日、ちょびっと覗いて。フロラインがうらやましかったもん」
シェドが、ぱちくり。
「・・・俺にひどくされるの、怖くないの?ルードみたいに狂うかも・・・」
「怒ってないシェドは、まったく怖くない。あと、ルードも別に狂ってないのでは?」
魔の森のルードは、自己犠牲の人だった。とても勁い人だった。
ただ、フロライン以外の英雄もやめられなかったのかなって。それだけなのだと思うから、狂っているとも思わないし、怖くもない。
ま、怒っているシェドが、絶対的に怖いから、相対評価だけどね。
「・・・俺、明日こそ、仕事やすむ」
絶対二人でいちゃいちゃした方が精神衛生に良いからと、何度も席を立とうとしたソナに、ミケに手を出したらどうしてくれると泣きつき、最終的には、出せば?といなされ、振り切られた。
昨日徹夜だったし、早く寝かせたほうが良かろうとミケがベッドに引きずって行こうとすると、ベッドは危険だと言って、ソファから動かない。
うーん、膝枕では飽き足らず、顔をミケのお腹にスリスリしながらずり上がって来るし、手に指を絡めて来るのに、場所がベッドじゃないことに、なんのメリットがあるんだろうか。
とりあえず、シェドの頭をよしよししているうちに、静かになって来たし、このまま寝かしつけてしまおう。
うふふ。小指のホクロが良く見える。ちょっとくらい、いいよね。
ミケはシェドの手がくっついた自分の手を持ち上げて、シェドの指に、唇を押し当てる。
パチドの中に、最初に見つけた、わかりやすいシェドの印。
この手がシェドを感じさせてくれるだけで、他は何がなくとも耐えられると思ったのに。
怖いの、寂しいの、子どもが欲しかったのと、我ながらずいぶん贅沢になったものだ。
この指の柔らかな動きを、優しいまなざしを、狂ったように求めて。
私に優しくする必要もなかったパチドに、あさましいまでに優しさを請うていたのは、つい最近だろうに。
気が付くと、シェドが私を見上げていた。
あ、小指の付け根に勝手にキスしているのを見られたな。でも、好きにさせてくれている。うふふふ。
「俺はミケに、ひどいことばかりだな。嫌われるようなことしか、できない。シェドも、パチドも、ルードも」
あは、酔っ払い。私の今のが、嫌いな人にする行動ですかね。
「嫌いになるようなことなんて、1度もされてないよ。フロラインが『嫌い』って言ったのは『シェドはルードと違うね』って意味だから、気にしないで」
「・・・言い訳、していい?」
「へ?いいけど、なんの?」
「ミケが、ソナを助けに行った日の俺の暴行」
「う。ごめんなさい・・シェドの気が済むまで罰うけます・・」
魔の森に迎えに来てくれてから無茶苦茶優しかったから、油断した!
そう思ったのに、なぜかシェドの方が泣きそうなくしゃくしゃ顔になってしまった。
「頼むよ、ミケ。欠片も悪くないのに罰うけるとか言わないで。言い訳にしかならないけど、あの時、俺、ふらふらして、ルードに抑え込まれた」
え゛、そうなの?
なんだ、シェドじゃなかったのか。怖がって損した。
「じゃ、シェドは怒っては・・」
「はじめからないです。心配で、おかしくなりそうだっただけ」
「よかったぁ」
小指のホクロに、すりすり。嬉しいからついでに、ぱくん。
シェドは何故だか苦しそうに目をぎゅうって閉じた。
「ミケ・・よくないだろ。あんな、子どもごと妃を殺すような奴に抑え込まれた俺に、ひどくされて・・。俺がこんなだから、ミケはいつまでも、カウントダウンして、捨てるのかって聞いて、信じない」
「充分信じています。与えられすぎて恐いだけ。あの時だって、シェドが怒っていないと知っていたら、あんなにパニックせずに、ちょっと虐めたい気分なのかな、で済んだよ」
シェドは、何か言いたげに、口を開いては閉じる、を繰り返し、指を絡めていない方の手で、私の唇をなぞった。
「・・・虐めたい。んで、縋られながらエッチしたい」
「うわ、鬱屈していらっしゃる!私に対するご不満はこの際全部ぶちまけて?!」
いいの? 不満じゃないけど、ぐちぐちは、色々あるよ。
そう言ったシェドは、ゆらゆら、しゃべりだす。
グリーンに、俺と別れろと言われても、家の決めた伴侶を娶ってグリーンの爵位を継げとかいう話が聞こえても、ミケは、どうとも思わない?
ルカと結婚式、したんだよな。仲間内ではふり扱いだけど、王都を歩けば、噂が聞こえる。ミケとルカは理想のカップルだって・・・俺とは、無理か?
他の男がする、ミケの話は、イキっぱなしとか、イキ地獄でなんども気絶とか、そんなのばっかりなんだ。俺の知るミケは、1度イクとぐったりだもん・・・気持ちよさ、たりない?レンツの時だけ、搾り取れる魔素量が多かったってデータは、心が揺れた証?
口にしてみると、我ながら情けない愚痴ばっかりだな。
つらつら、つらつら。
げ。シェドのぐちぐちは、地雷をふたつ、踏んでいる。
ひとつは、単純にうちの両親の、呪いな刷り込み。
結婚は神聖なもので、子どもが産めてなんぼで、それを騙りに使うような私は、『流石淫売』。捨てられるのが当然で、神罰の宝庫。
いかれた親だし、気にしたら負けだと思ってはいるけれど、まぁ、事実ベースだ。冷静に会話ネタに出来る程、風化してもいない。
シェドは、私が両親に揺らされるのを嫌うから、あ、怒りはしないのだけれども、哀しそうにするから、できれば避けたい。
もう一つは、かなり深刻。
シェドは、魔素で脳を直接触って麻痺させる麻酔・・私が公妾時代や監禁所で乱用していたやつ・・を嫌うのだ。
それが原因で、シェドにすごく、怒られたことがある。
魔の森で暮らす前。6才くらいだった。
シェドと会える前の日で、浮かれていて、本読んで、笑い転げていたのを見つかった。王妃家系はとにかく感情を抑えろ、っていう教育方針だったから、罰喰らって、鞭で打たれた。
でも、次の日はどうしてもシェドと、遊びたくて。
はじめて自分の脳に麻痺かけて出かけた。
そうしたら、恐怖心とか飛んじゃって。なんか、飛べそうな気がして高い木から飛び降りたり、いつも逃げ回っていた毒虫を触ってみたり、重いものが持てそうな気がして大岩に挑んでみたり。
シェドのいる隠れ家に着いた時にはあちこちケガしていて、前日の鞭の傷もえらく熱もってしまって。
で、瞬殺で、シェドにバレて、怒られた。
あの時のシェドは、ものすごくこわかったきがするのだ
もう二度としないと約束しながらぎゃんぎゃん泣いたと思う。
結論。シェドの気にする色々、は、1番2番は結婚がらみで、自分が信用できない。3番はシェドとの約束違反で知られたくない。
・・・やだなー。
壊れた淫売って思われるのは仕方がないにしても、シェドに怒られたくない。本気で怒られるとか、ぜったいに嫌だ!
よし逃げよう。
「シェドは、私を虐めたくなること、あるの?」
「う。ミケが苦しいのは嫌だけど、その、無茶苦茶に俺を求めてくれて切なそう、とか、目いっぱい俺を感じて大変そう、とかの延長だと、生理的にエロ大爆発に、なります」
おう、ずきんと来ました。
この甘々星人!って、思うのは私だけだろうか。
なんか、甘々に虐められたくなってきた。平和ボケかなー。
「私も、虐められて、心がシェドに飢えてたまらない時にされると、たぶん生理的に大爆発に、なる、かと。昨日、ちょびっと覗いて。フロラインがうらやましかったもん」
シェドが、ぱちくり。
「・・・俺にひどくされるの、怖くないの?ルードみたいに狂うかも・・・」
「怒ってないシェドは、まったく怖くない。あと、ルードも別に狂ってないのでは?」
魔の森のルードは、自己犠牲の人だった。とても勁い人だった。
ただ、フロライン以外の英雄もやめられなかったのかなって。それだけなのだと思うから、狂っているとも思わないし、怖くもない。
ま、怒っているシェドが、絶対的に怖いから、相対評価だけどね。
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