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しおりを挟む「止めるんだ! 」
俺は拒絶する。
こんな事は絶対に許されるはずなど無いのだから。
俺の腰にあった彼の手が離れた。
だから俺は安心してしまった。
これ以上はないと勝手に思い込んでしまった。
そんなはずはないというのに……
「分かりましたよ。じゃあ自分でして下さいね? まったく拘りの強い人だな、
まあ、嫌いじゃありませんよ僕も」
彼は俺にそんな言葉をかけた。
俺は落ち着く為にゆっくりと息をして拒絶しようとしたら
彼が言ったんだ。
「嗚呼、そうだお父さん。僕のはちょっと他の人のとは違うんで確認しておいた
方がいいですよ? 」
そんな言葉に騙されてはいけないと思いつつも俺は考えてしまった。
他の人とは違う? どう言う事だ? そんなに違うなんて事があるのだろうか?
そんな事を考えてしまったらもう確認せずにいられなかった。
確認をするだけだと自分に言い聞かせて、俺はゆっくりと振り返り彼のモノを
確認した。
そこにあったのは確かに全くの別物だった。
こんな物がこの世にあるなんて信じられない!
あんな物が今から自分の中になんて考えるだけで俺は……
いけない。
どうして俺はこんな事を考えているのだろうか?
中になんてそんな事を考える事自体が間違えているというのに。
これ以上はダメだ。
確かに俺は油断していたんだろう。
新しく家族になった彼に対して気が緩んでしまった。
これは俺の過ちだ。
いくら娘の結婚相手だからといって安心などしてはいけなかった。
むしろ警戒しなくてはいけなかったのだ!
これから一緒の家で暮らすという事がどういう意味を持つのかをもっと真剣に
考えておくべきだったという事を今になって気付いた。
でもこんな場所で二人っきりになるなんて誰が予想出来る?
こんな、こ、あッ♥
俺は耐えられなかった。
きっと重力の所為なのだ。
ああ、そう。そう、そう、そう、そう、そう。
「はあうぁ! 」
俺の中に入って来るそれに抵抗出来る程、俺は強くない。
なんて最低な父親なのだろう。
娘の結婚相手とこんな事を。
「ああああああ」
どうしようもないこの性。
赦して欲しいと言っても、赦してはくれないだろう。
すまない、こんな父親で。
「どうしたんですか? 早くしないと誰か来てしまいますよ? 」
彼のそんな言葉が余計に感情を高ぶらせた。
「気持ちいい~」
こんなのは初めてで、こんなのが中に入ってくるなんてもう、最高じゃないか!
出来る事ならこのままずっと入れておきたいくらいだ。
トントントン
「今、入ってます」
ドアをノックされた俺は反射的にそう答えた。
「え、入ってたの? ごめん」
俺はこの後、どうなるかなんて考える事はせず。
ただただ中に入ってこれをどうすればもっと感じていられるのかを考えていた。
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