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玻璃責め 二
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「ひとつ、ふたつ、みっつ……。すごいな、どんどん呑み込んでいくぞ。見かけによらず、欲ばりだね、君は」
男の嘲笑に死にたくなる。
「……九つ、十……十二、十三」
数える声は、すこしずつ遅くなる。時間がかかるようになったせいだ。
「もう、さすがに無理かね」
皿の上にあったビー玉が三分の一ほどまで減ったころ、早田がつぶやいた。
「まだまだ入りますよ、こんな小さい玉なんですから。きりよく全部入れてしまいましょうよ」
「よし。ほら、竹弥君、いや竹弥、もうちょっとだよ。頑張って」
竹弥はほとんど白目を剝きそうになっていた。
後ろを襲う冷たい異物の感触が、やがて熱を持ちはじめたせいもある。
他愛もないちいさな玩具が、竹弥のなかで精巧かつ巧妙な淫具となって、竹弥をたまらない気持ちにさせるのだ。
「うう……」
もう止めてくれ! と内心で叫んでいた。
やがて、男の指が止まる。目に入る皿は空になっていた。
「おお、すごいぞ。ほら、全部君のものだ。さすがだねぇ」
ぱん、と軽く早田が白い尻をはたく。それを悔しく思う余裕すらなかった。
「今度は、出させましょう」
竹弥は息を飲んでいた。
「うむ」
(い、いや……)
羞恥に耳朶まで熱くなる。抗議しようにも、身体がまったく動かない。
「ほら、しっかりしろ」
布団の上に死んだように突っ伏していた上半身を杉屋に引き上げられ、そのまま、股をひろげるような格好を強いられてしまう。
背後で膝立ちになっている杉屋によって、太腿をささえるようにされ、開かされてしまったのだ。
着物の裾が大きく乱れた。
(ああ、こんな……!)
なかば朦朧としていた意識が、あまりのことにはっきりと覚醒し、あらためて竹弥は恥辱に泣いた。
男の嘲笑に死にたくなる。
「……九つ、十……十二、十三」
数える声は、すこしずつ遅くなる。時間がかかるようになったせいだ。
「もう、さすがに無理かね」
皿の上にあったビー玉が三分の一ほどまで減ったころ、早田がつぶやいた。
「まだまだ入りますよ、こんな小さい玉なんですから。きりよく全部入れてしまいましょうよ」
「よし。ほら、竹弥君、いや竹弥、もうちょっとだよ。頑張って」
竹弥はほとんど白目を剝きそうになっていた。
後ろを襲う冷たい異物の感触が、やがて熱を持ちはじめたせいもある。
他愛もないちいさな玩具が、竹弥のなかで精巧かつ巧妙な淫具となって、竹弥をたまらない気持ちにさせるのだ。
「うう……」
もう止めてくれ! と内心で叫んでいた。
やがて、男の指が止まる。目に入る皿は空になっていた。
「おお、すごいぞ。ほら、全部君のものだ。さすがだねぇ」
ぱん、と軽く早田が白い尻をはたく。それを悔しく思う余裕すらなかった。
「今度は、出させましょう」
竹弥は息を飲んでいた。
「うむ」
(い、いや……)
羞恥に耳朶まで熱くなる。抗議しようにも、身体がまったく動かない。
「ほら、しっかりしろ」
布団の上に死んだように突っ伏していた上半身を杉屋に引き上げられ、そのまま、股をひろげるような格好を強いられてしまう。
背後で膝立ちになっている杉屋によって、太腿をささえるようにされ、開かされてしまったのだ。
着物の裾が大きく乱れた。
(ああ、こんな……!)
なかば朦朧としていた意識が、あまりのことにはっきりと覚醒し、あらためて竹弥は恥辱に泣いた。
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