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11章
雪の日の記憶
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空が低く、灰色の雲が立ち込めている。
引っ越しが済み、優里は中嶋と出会った本屋にきていた。
電車とバスを乗り継ぎ、駅から歩いて本屋までくると、いろんな思い出が溢れてきた。
高田は地元の市役所へ就職したらしい。悠は東京の会社へ就職したと聞いた。高田と悠は付き合っていたのか、一度だけ、優里のバイト先に2人で来た事がある。
そう言えば、宮崎はどうしているんだろう。あの時食べた魚の内臓の味が、今でも口の中を生臭くさせた。
みんな、思い出したくない事ばかりなのに、どうして消えてくれないんだろう。
雪がどんどん降ってくる中、優里は本屋のドアを開けた。
たいして読みたい本はなかったけれど、この町で過ごした思い出に、一冊だけ、本を買っていこう。
優里は新書が並ぶ棚を、ゆっくりと見て回った。
鼻がムズムズするので、手をやると、指が血で染まった。優里は慌てて外に出ると、積もってきた真っ白な雪が、鼻血で点々と赤く染まった。優里は鼻を押さえながら、駅までの道を急いだ。ティッシュで押さえても、すぐに血で赤く染まる。
くるぶしを超えた雪は、靴の中に入ってきて、一瞬温かさを感じて、すぐに冷たくなった。
自分は何もかもから、邪魔にされている人間なんだ。
優里は服の袖で鼻血を拭うと手袋を脱ぎ、それで鼻を覆った。
頼んでいた本が届いたと、本屋から連絡がきた中嶋は、雪がひどくなる前に、本屋へ向かっていた。
雪の上に見える血を見て、中嶋は胸騒ぎがした。雪に残る血の後を目で追うと、本屋へは入らず、その血の後を方向へ車を走らせた。
雪の中、鼻を押さえて優里が歩いていた。
「やっぱり、優里ちゃんか。」
中嶋はそう言うと優里を車に乗せた。
「ほら。」
中嶋は優里にタオルを渡した。
「大丈夫、もう止まるから。」
優里は血塗れになった手袋を、ボトッと膝の上に落とした。恥ずかしそうにそれを隠すと、服の袖で顔を覆った。
「遠慮しなくてもいいから。」
中嶋は優里の顔にタオルを押しあてた。
「今日はひどいね。久しぶりだった?」
「…、」
「家まで送るよ。」
中嶋がそう言うと、
「引っ越したんです。ここから遠いから、送らなくてもいいです。」
「そんな血塗れで、歩いて帰るっていうのかい?」
「だって、どうしようもないもの。」
「俺の家に行こうか。家って言っても、俺も引っ越すから、段ボールだらけだけど。」
「行かない。」
優里は目を合わせなかった。
「悪かった。」
中嶋はそう言ったが、優里は中島と距離を置いた。
「今日はただのお節介で言ってるんだ。このまま帰すわけには行かないよ。雪はどんどんひどくなるし。」
初めて入る中嶋の部屋は、段ボールが積み重なり、生活感がなかった。
「明日引っ越しするはずだったけど、雪がひどくなるから、明後日にしてもらったんだ。」
中嶋は優里の顔を覗いた。
「もう、止まったかい?」
中嶋は優里が顔を覆っているタオルを取った。
「止まったみたいだね。」
優里はタオルでまた顔を覆うと、
「シャワー入っておいでよ。鼻血もそうだけど、ずいぶんと濡れているから。」
中嶋は優里に近づいた。
「大丈夫。」
優里は玄関に向かった。
「優里ちゃん!」
優里が振り返ると、
「もっと上手く、人を利用すればいいだろう。」
中嶋が言った。
「悪いのは俺だから、何でもするからさ。」
中嶋は優里の肩に手を置いた。
「もう忘れたよ。」
優里は中嶋をまっすぐに見つめた。タオルから覗く2つの目は、自分を軽蔑するように冷めている。
「じゃあ、初めからやり直そうか。」
中嶋は優里の服に手を掛けた。
中嶋の手を避けた優里を捕まえると、
「風邪ひくって、ほら。」
そう言って優里を浴室まで追いやった。仕方なく血のついた服を脱ぎ、顔を洗うと、鏡に映る自分をもう一人の自分が笑っていた。
「優里ちゃん、着替え置いておくよ。」
中嶋がドアの向こうで、そう言った。
シャワーを浴びて浴室から出てくると、
「こっち、」
中嶋は優里をストーブの前に案内した。
「片付けないで、よかったよ。」
中嶋は優里の濡れた髪をタオルで拭いた。
「自分でやるから。」
優里はそばにあったドライヤーを手に取った。
「じゃあ、俺も入ってくるから。」
中嶋は立ち上がった。
「待って。」
優里は中嶋のズボンを掴んだ。
「雪がひどくなる前に、家まで送ってよ。」
中嶋は優里の前にしゃがむと、
「今日は泊まっていくしかないよ。とうとう吹雪になったから。」
優里は立ち上がって、窓を見た。
高校の頃、試験に行けなかった、あの雪の日の事を思い出した。
私の人生は、あの雪の日からおかしくなったの?
呆然と白い景色を見ている優里を残して、中嶋は浴室に向かった。
信じられない事が多すぎる。優里は窓に額をつけた。
久しぶりに会った優里は、初めて会った日の様に、人を疑る様な目をしていた。以前の様に、背中にまとわりついてくる事はなくなったのは、俺が黙って、優里を置き去りにしたからだろう。この先、捨て犬は、二度と心を開こうとしないのかもしれない。
浴室から出ると、優里は窓に額をあてていた。
「風邪ひくぞ。」
中嶋が優里の体を窓から離すと、頬が赤くなっている。優里の額と首の後ろに手をやると、
「熱、あるんじゃないか?」
中嶋が言った。
「大丈夫。」
優里はまた窓に近づいた。
「もう帰れられないよ。優里ちゃん、やっぱり風邪引いたんだろう?」
優里は首を振った。
「氷と飲み物、買ってくるよ。」
中嶋がそう言って、車の鍵持つと、
「外、行かないで。」
優里は中嶋を止めた。
「じゃあ、帰るなんて言うなよ。」
中嶋は優里の頬を触った。
「横になりなよ。」
中嶋は優里を布団に寝かせた。
中嶋は窓から雪をすくってビニール袋に入れると、優里の頭の上に乗せた。
「冷たくて、気持ちがいい。」
優里はそう言って中嶋の手を掴んだ。
「朝まで何度も、こうしてあげるから。」
優里は頷くと、そのまま眠りに落ちた。
「優里ちゃん、薬飲みなよ。」
中嶋の声で目が覚めた。
「どうしたの?」
「少し雪が落ち着いたから、買ってきた。」
「そんな、」
「いいから、飲んで。」
中嶋は優里の手のひらに3粒の薬を転がした。
「たくさん、水を飲むんだよ。」
「ありがとう。」
中嶋は再び横になった優里の額に、氷の入ったビニール袋を置いた。
「やっぱり、雪の方が気持ちいいね。」
優里はそう言って中嶋を見た。
「雪だとね、すぐに溶けてしまうんだ。」
「中嶋さん、何でもしてくれるって言ったのに。」
「そんな事したら、俺は一晩中、眠れないよ。」
「やっぱり、嘘つきだったんだ。」
「優里ちゃん、ちゃんとついててあげるから、隣りで寝てもいいかい?」
「勝手にどうぞ。風邪が感染っても、知らないから。」
中嶋は、トローンとまどろんでいる優里の隣りに、体を並べる。
「あの背中に会いたい。」
優里はそう言って目を閉じた。
明け方。
優里は布団から出ると、カーテンを少し開けた。
雪はもう止んでいる。
中嶋が洗ってくれた服に着替えると、静かに玄関の扉を開けた。
膝の下まで積もった雪は、初めに入れた左足が、ズブズブと埋まっていった。右足を雪の中に入れる。靴の中に柔らかい雪が入った。薄暗い明け方の町の風は、頬を刺すように冷たかった。雪の中に入れた足は 血液が凍ってしまうかもしれない程に一瞬で冷たくなった。優里は雪の中からやっと出した左足を、少しためらってまた雪の中へ入れた。
1歩2歩…、足跡が自分の後をつける様になると、街灯のオレンジ色の灯りが、自分の影をぼんやり作った。
「優里!」
パジャマ姿の中嶋が、雪をかき分けて追ってきた。
「中嶋さん、風邪引くよ。」
「いいんだ!」
中嶋は優里の前までくると、優里を背負って家の中まで連れてきた。
「どこまで勝手なんだよ!」
中嶋は優里を抱きしめた。
「中嶋さんに、迷惑はかけられない。」
「迷惑だなんて思ってないよ。」
「嘘ばっかり。」
「なぁ、中に入ろうよ。」
中嶋は優里をストーブの前に座らせた。
「靴も濡れたね、乾かさないと。」
「私がやる。」
優里は立ち上がった。
「ねぇ、中嶋さん。また辛くなってるでしょう?」
「何が?」
「昨日から、背中が破れてしまいそうだよ。」
優里は2人の濡れた靴を、ストーブの近くに置いた。
「もう少ししたら、黙って出ていくから。」
優里はそう言って、中嶋に微笑んだ。
「優里、ここに座って。」
中嶋はストーブの前に優里を座らせた。
「風邪は良くなった?」
「うん。」
引っ越しが済み、優里は中嶋と出会った本屋にきていた。
電車とバスを乗り継ぎ、駅から歩いて本屋までくると、いろんな思い出が溢れてきた。
高田は地元の市役所へ就職したらしい。悠は東京の会社へ就職したと聞いた。高田と悠は付き合っていたのか、一度だけ、優里のバイト先に2人で来た事がある。
そう言えば、宮崎はどうしているんだろう。あの時食べた魚の内臓の味が、今でも口の中を生臭くさせた。
みんな、思い出したくない事ばかりなのに、どうして消えてくれないんだろう。
雪がどんどん降ってくる中、優里は本屋のドアを開けた。
たいして読みたい本はなかったけれど、この町で過ごした思い出に、一冊だけ、本を買っていこう。
優里は新書が並ぶ棚を、ゆっくりと見て回った。
鼻がムズムズするので、手をやると、指が血で染まった。優里は慌てて外に出ると、積もってきた真っ白な雪が、鼻血で点々と赤く染まった。優里は鼻を押さえながら、駅までの道を急いだ。ティッシュで押さえても、すぐに血で赤く染まる。
くるぶしを超えた雪は、靴の中に入ってきて、一瞬温かさを感じて、すぐに冷たくなった。
自分は何もかもから、邪魔にされている人間なんだ。
優里は服の袖で鼻血を拭うと手袋を脱ぎ、それで鼻を覆った。
頼んでいた本が届いたと、本屋から連絡がきた中嶋は、雪がひどくなる前に、本屋へ向かっていた。
雪の上に見える血を見て、中嶋は胸騒ぎがした。雪に残る血の後を目で追うと、本屋へは入らず、その血の後を方向へ車を走らせた。
雪の中、鼻を押さえて優里が歩いていた。
「やっぱり、優里ちゃんか。」
中嶋はそう言うと優里を車に乗せた。
「ほら。」
中嶋は優里にタオルを渡した。
「大丈夫、もう止まるから。」
優里は血塗れになった手袋を、ボトッと膝の上に落とした。恥ずかしそうにそれを隠すと、服の袖で顔を覆った。
「遠慮しなくてもいいから。」
中嶋は優里の顔にタオルを押しあてた。
「今日はひどいね。久しぶりだった?」
「…、」
「家まで送るよ。」
中嶋がそう言うと、
「引っ越したんです。ここから遠いから、送らなくてもいいです。」
「そんな血塗れで、歩いて帰るっていうのかい?」
「だって、どうしようもないもの。」
「俺の家に行こうか。家って言っても、俺も引っ越すから、段ボールだらけだけど。」
「行かない。」
優里は目を合わせなかった。
「悪かった。」
中嶋はそう言ったが、優里は中島と距離を置いた。
「今日はただのお節介で言ってるんだ。このまま帰すわけには行かないよ。雪はどんどんひどくなるし。」
初めて入る中嶋の部屋は、段ボールが積み重なり、生活感がなかった。
「明日引っ越しするはずだったけど、雪がひどくなるから、明後日にしてもらったんだ。」
中嶋は優里の顔を覗いた。
「もう、止まったかい?」
中嶋は優里が顔を覆っているタオルを取った。
「止まったみたいだね。」
優里はタオルでまた顔を覆うと、
「シャワー入っておいでよ。鼻血もそうだけど、ずいぶんと濡れているから。」
中嶋は優里に近づいた。
「大丈夫。」
優里は玄関に向かった。
「優里ちゃん!」
優里が振り返ると、
「もっと上手く、人を利用すればいいだろう。」
中嶋が言った。
「悪いのは俺だから、何でもするからさ。」
中嶋は優里の肩に手を置いた。
「もう忘れたよ。」
優里は中嶋をまっすぐに見つめた。タオルから覗く2つの目は、自分を軽蔑するように冷めている。
「じゃあ、初めからやり直そうか。」
中嶋は優里の服に手を掛けた。
中嶋の手を避けた優里を捕まえると、
「風邪ひくって、ほら。」
そう言って優里を浴室まで追いやった。仕方なく血のついた服を脱ぎ、顔を洗うと、鏡に映る自分をもう一人の自分が笑っていた。
「優里ちゃん、着替え置いておくよ。」
中嶋がドアの向こうで、そう言った。
シャワーを浴びて浴室から出てくると、
「こっち、」
中嶋は優里をストーブの前に案内した。
「片付けないで、よかったよ。」
中嶋は優里の濡れた髪をタオルで拭いた。
「自分でやるから。」
優里はそばにあったドライヤーを手に取った。
「じゃあ、俺も入ってくるから。」
中嶋は立ち上がった。
「待って。」
優里は中嶋のズボンを掴んだ。
「雪がひどくなる前に、家まで送ってよ。」
中嶋は優里の前にしゃがむと、
「今日は泊まっていくしかないよ。とうとう吹雪になったから。」
優里は立ち上がって、窓を見た。
高校の頃、試験に行けなかった、あの雪の日の事を思い出した。
私の人生は、あの雪の日からおかしくなったの?
呆然と白い景色を見ている優里を残して、中嶋は浴室に向かった。
信じられない事が多すぎる。優里は窓に額をつけた。
久しぶりに会った優里は、初めて会った日の様に、人を疑る様な目をしていた。以前の様に、背中にまとわりついてくる事はなくなったのは、俺が黙って、優里を置き去りにしたからだろう。この先、捨て犬は、二度と心を開こうとしないのかもしれない。
浴室から出ると、優里は窓に額をあてていた。
「風邪ひくぞ。」
中嶋が優里の体を窓から離すと、頬が赤くなっている。優里の額と首の後ろに手をやると、
「熱、あるんじゃないか?」
中嶋が言った。
「大丈夫。」
優里はまた窓に近づいた。
「もう帰れられないよ。優里ちゃん、やっぱり風邪引いたんだろう?」
優里は首を振った。
「氷と飲み物、買ってくるよ。」
中嶋がそう言って、車の鍵持つと、
「外、行かないで。」
優里は中嶋を止めた。
「じゃあ、帰るなんて言うなよ。」
中嶋は優里の頬を触った。
「横になりなよ。」
中嶋は優里を布団に寝かせた。
中嶋は窓から雪をすくってビニール袋に入れると、優里の頭の上に乗せた。
「冷たくて、気持ちがいい。」
優里はそう言って中嶋の手を掴んだ。
「朝まで何度も、こうしてあげるから。」
優里は頷くと、そのまま眠りに落ちた。
「優里ちゃん、薬飲みなよ。」
中嶋の声で目が覚めた。
「どうしたの?」
「少し雪が落ち着いたから、買ってきた。」
「そんな、」
「いいから、飲んで。」
中嶋は優里の手のひらに3粒の薬を転がした。
「たくさん、水を飲むんだよ。」
「ありがとう。」
中嶋は再び横になった優里の額に、氷の入ったビニール袋を置いた。
「やっぱり、雪の方が気持ちいいね。」
優里はそう言って中嶋を見た。
「雪だとね、すぐに溶けてしまうんだ。」
「中嶋さん、何でもしてくれるって言ったのに。」
「そんな事したら、俺は一晩中、眠れないよ。」
「やっぱり、嘘つきだったんだ。」
「優里ちゃん、ちゃんとついててあげるから、隣りで寝てもいいかい?」
「勝手にどうぞ。風邪が感染っても、知らないから。」
中嶋は、トローンとまどろんでいる優里の隣りに、体を並べる。
「あの背中に会いたい。」
優里はそう言って目を閉じた。
明け方。
優里は布団から出ると、カーテンを少し開けた。
雪はもう止んでいる。
中嶋が洗ってくれた服に着替えると、静かに玄関の扉を開けた。
膝の下まで積もった雪は、初めに入れた左足が、ズブズブと埋まっていった。右足を雪の中に入れる。靴の中に柔らかい雪が入った。薄暗い明け方の町の風は、頬を刺すように冷たかった。雪の中に入れた足は 血液が凍ってしまうかもしれない程に一瞬で冷たくなった。優里は雪の中からやっと出した左足を、少しためらってまた雪の中へ入れた。
1歩2歩…、足跡が自分の後をつける様になると、街灯のオレンジ色の灯りが、自分の影をぼんやり作った。
「優里!」
パジャマ姿の中嶋が、雪をかき分けて追ってきた。
「中嶋さん、風邪引くよ。」
「いいんだ!」
中嶋は優里の前までくると、優里を背負って家の中まで連れてきた。
「どこまで勝手なんだよ!」
中嶋は優里を抱きしめた。
「中嶋さんに、迷惑はかけられない。」
「迷惑だなんて思ってないよ。」
「嘘ばっかり。」
「なぁ、中に入ろうよ。」
中嶋は優里をストーブの前に座らせた。
「靴も濡れたね、乾かさないと。」
「私がやる。」
優里は立ち上がった。
「ねぇ、中嶋さん。また辛くなってるでしょう?」
「何が?」
「昨日から、背中が破れてしまいそうだよ。」
優里は2人の濡れた靴を、ストーブの近くに置いた。
「もう少ししたら、黙って出ていくから。」
優里はそう言って、中嶋に微笑んだ。
「優里、ここに座って。」
中嶋はストーブの前に優里を座らせた。
「風邪は良くなった?」
「うん。」
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